ブロギングライフ

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リアルタイム1000を超える検索流入!バズった時にすべきこと

リアルタイム1000を超える検索流入!バズった時にすべきこと

本日、パソコンを立ち上げて、アナリティクスのリアルタイプのレポートをふと見ると、リアルタイムのユーザー数の表示が普段とは違うような雰囲気をしていました。見てみるとユーザー数が1000を超えた状態で下3桁の数字が激しく変化していました。

リアルタイム1000を超える訪問者数

異常発生!? 1000を超えるリアルタイム訪問者数

これは何かの異常かスパムの攻撃を受けているに違いないと思いました。以前、レンタルサーバーで運用している別のサイトで突然リアルタイムの訪問者数が200を超える状態が数時間続いたことがありました。調べてみると、海外の特定のIPアドレスから訪問が集中していたため、そのIPアドレスをブロックしたことがあります。

今回、爆発的なアクセスが発生したサイトは、Bloggerを使用しています。「Bloggerなので、スパム攻撃を受けても大丈夫だろう。」と思いながら、アナリティクスで訪問者の地域を見てみると、ほぼ全てが日本でした。

「えっ!、という事はスパムではないということか!?」と思い、アナリティクスのレポートの訪問中のページ一覧を見ると、ある特定のページにアクセスが集中していることが分かりました。

最初に気付いて見始めてから、リアルタイムのアクセス数は瞬間的に1200を超え、その後、調べている間に急速に減少していきました。レポートから、検索経由で、あるページに5分程度の時間の間に集中して爆発的な数の訪問があったことが分かります。

5分弱の短い時間内に爆発的な数のアクセスが発生

爆発的な検索経由のアクセス発生の原因・理由

このサイトは、ある分野に特化したコンテンツを掲載するブログサイトです。分野は異なりますが、ブロギングライフと似たような感じで、ライティングスタイルも基本的に同じです。訪問する人は、基本的に取りあげる分野について興味がある人になります。

運営して5年以上経ちますが、今回のような突然の検索経由でのアクセスが集中的に発生したことはこれまでありません。このサイトでバズが発生するとは思ってもいませんでした。

 バズるとは? 意味、語源について

想像になりますが、恐らく、テレビ番組内であるものについて、クイズ形式の問題が出題され、答えを検索で探して訪問する人が続出したためではないかと推測しています。クイズ形式の問題が出題されたことによるのではないかと考える理由は、短時間に集中したアクセスのためです。

アクセスが殺到した時間を過ぎると、ほとんどアクセスが無くなっています。次の話題などに移っていったのではないかと推測しています。

追記: 後で調べたところ、クイズ番組である言葉(用語)についての問題が出題されたためと言うことが分かりました。

バズ発生時 通常とは異なる検索シェア

このサイトへの訪問は通常8割以上が検索経由です。以下に添付している左のパイチャート(円グラフ)は、2017年8月1日から31日までのサイト訪問のトラフィックソースの内訳です。青がGoogle、緑がYahoo、赤がダイレクトになります。黄色はサイト内に設置しているレコメンデーション広告ユニット(関連コンテンツと同様の機能を持つサードパーティーの広告ユニット)からの訪問です。サイト内の推奨記事のクリックによるもののため、この部分を除外すると、検索経由の訪問は約85%となります。

サイト訪問トラフィックソース比較:通常時 vs バズ時

バズ時Yahooからのアクセスが多かった!

上の右パイチャートは、バズが発生した後のその日のトラフィックソースの内訳です。ほぼ全ての訪問が検索によるものです。興味深いことに通常時と比べて、Yahooからの訪問が多いです。

今回のバズは、テレビ番組視聴者からの訪問と仮定した場合、その番組の視聴者の検索シェアは4割以上がYahooであることを意味します。市場全体のYahooの検索シェアよりも高いと思います。

短時間に多量のアクセスが発生した後、行うべきこと

今回の様な極めて短時間に集中して、爆発的な数のサイト訪問が発生した後に行った方が良いことを以下に紹介します。

スパム攻撃かの確認

冒頭に書きましたが、通常と比べて遥かに多いアクセスが突発的に発生した場合、バズが発生して検索経由での訪問が激増した以外にも、スパムによる攻撃を受けている可能性もあります。

多量のアクセスが発生していることに気付いた場合は、まず最初にトラフィックソースや訪問地域を確認することをお勧めします。日本語のサイトにも関わらず、海外から多量にアクセスが発生している場合は、スパムによる攻撃の可能性が高いです。

レンタルサーバーを使用しているサイトでスパムからの攻撃を受けた場合、訪問元のIPを調べてブロックするなど速やかな対応を行うことが望ましいです。

無料ブログサービスの場合は、スパム攻撃に関しては、サービス会社の方で対応してもらうことになると思います。(ブログサービスを利用している側で、できることは基本的にありません。)

アクセスデータの分析

バズ発生による瞬発的なアクセスは、短期的に見るとアクセスが大きく増えているため、良いことのようにも思えますが、中長期的なアクセスにはほとんど影響がありません。(皆無に等しいと思います。)

しかし、参考までのある程度アクセスデータを分析してみるのも参考になることや新たな発見などを得る機会となることもあります。通常時のユーザー層とバズ時のユーザー層の構成を比較してみたりするのも面白いです。

バズったことによる検索訪問の場合、通常、直帰率は高くなります。本日、発生したアクセスでの直帰率は85%でした。直帰率が高いのは普通ですが、15%の訪問者は他のページも見てくれたようです。サイトの平均滞在時間なども加えて分析してみると更に面白いです。

以下、今回発生した主要なアクセス指標データです。

直帰率が高い場合、重要となるポイントは、直帰せずに残ったユーザーの動向です。非直帰セッションについての主要指標は計算することで得られます。

Google経由で訪問した非直帰ユーザーの動向

Google経由で訪問したユーザー(セッション)の直帰率は80.93%、ページ/セッションは1.45、セッション時間は1分22秒でした。

19.07%、約2割弱のユーザーはサイトに残ってくれました。(他のページを閲覧しました)残ったユーザーは平均3.36ページを閲覧してくれたことが計算から分かります。また、セッション時間は、7分9秒となります。残った人は少くても、熱心に読んで下さった人もいることが分かります。

Yahoo経由で訪問した非直帰ユーザーの動向

Yahoo経由の訪問ユーザーの指標は、直帰率89.9%、ページ/セッションは1.20、セッション時間は41秒でした。一見、かなり悪いです。同様に直帰せずに残ったユーザーの指標を算出します。

非直帰率は10.10%、非直帰のページ/セッションは2.98、セッション時間は6分36秒でした。

直帰率は高いものの、残ってくれた人は、Google、Yahoo経由共に比較的多くのページを閲覧して、滞在時間も結構長かったことが分かります。これらのユーザーが、再びサイトを訪問して、定期的に訪れる読者となってくれた場合は、中長期のアクセス増にも繋がることとなります。

非直帰の指標の算出方法は、以下の記事をご参照ください。

 Google アナリティクスのサイトの将来性を示す最も重要な三つの指標

AdSenseの収益チェック

バズることで、一時的にサイトのページビュー数などが増えます。その際のAdSenseの収益指標を念のためチェックしておいた方が良いと思います。

RPMやCTRが極端に高い場合は、注意が必要です。データを分析して、おかしいと感じた時、Googleに連絡した方が良いと思ったら、以下の無効なクリックの連絡フォームからGoogleに通知します。

無効なクリックの連絡フォーム

特にバズったのではなく、スパム攻撃によってアクセスが急増し、AdSenseのクリックも発生している場合は速やかに通知することを強くお勧め致します。

レンタルサーバーを利用している場合、後で対応が必要となることもあるようです

バズによるアクセスが非常に多い事態が発生すると、レンタルサーバーから制限措置を受けることがあるようです。以下は、WordPress 無料テーマ Simplicity 製作者のわいひらさんの運営するサイトでバズが発生した後にレンタルサーバー会社から制限を設けられてしまい、対策を行ったことについてのご体験について記事です。

TV由来の大量アクセスが運んできたもの。エックスサーバーのアクセス制限対策。

バズによるアクセス増はレンタルサーバーを利用している場合、アクセス数によっては、後で対応しなければならないことがあるようなので、手放しに喜べないこともありそうです。(アクセスが爆発的に増えた場合で、それほどでもなければ大丈夫かもしれません。)

私のサイトは、Bloggerなので現状は大丈夫だと考えていますが、その後、何か問題等が発生したら、追記する予定です。

追記: その後も特に問題は発生しておりません。

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