
2017年12月21日にGoogle ウェブマスターチームが、ウェブマスタービデオシリーズ、SEO スニペット(”SEO Snippets”)の投稿を開始しました。SEOスニペットは、過去にウェブマスターフォーラムやWebmaster Central office-hours hangoutで受け取った質問のなかで特に多かったものなどを中心に取り挙げて回答する連載形式のビデオチュートリアルです。
発表と同時に6つのビデオがYouTubeに投稿されました。6つのQ&A中の1つを本記事で紹介します。
運営するサイトのテンプレートに複数のH1タグがあるのは大丈夫?
質問:
運営するサイトのテンプレートに複数のH1タグがあります。これは問題でしょうか?
回答:
H1 要素(エレメント)は、ページのヘディングのマークアップとして一般的に使われています。1つの明確なページについてのトピックについて使用されるべきだと言われることがあります。1つのページにたったひとつのH1タグがあることはどれほど重要なのでしょうか?
答えは簡潔です。問題はありません。HTML5では、それぞれ別のH1要素でページの異なる箇所を分類するのが一般的です。もし、あなたがHTML5のテンプレートを使っているのであれば、自動で複数のH1ヘディングが適切に使用されている可能性が高いです。
HTML5を使用しているいないに関わらず、複数のH1要素がページ上にあるのは、問題ありません。あなたのページを論理的にマークアップして検索エンジンにどのようにまとめているのか知らせることは、良いアイディアです。
もしも、結果的に1つのページに複数のヘディングを使用することになったとしても問題はありません。
ブロギングライフも複数のH1タグを使っています
ブロギングライフが使用しているDigiPressが提供するWordPressのテンプレートは、HTML5に準拠しており、ページ上に複数のH1タグがあります。John Muellerさんが説明しているように、ページ上の要素をH1タグで分類するアプローチは、検索エンジンにページの構造、構成を伝えることに役立ちます。
HTML5でなくても複数のH1タグがあっても問題ないとJohn Muellerさんは回答しています。このことも考えてみると納得できます。HTML5準拠のテンプレートが登場したての頃は、複数のH1タグがページ上にあることに不安を感じるサイト運営者も少なくなかったと思います。現在はHTML5対応のテンプレートも普及しており、または、ページ上にH1タグが複数あることは問題ないと言う認識が広がっていると思っていましたが、今回の新しいビデオチュートリアルシリーズの最初の5つのQ&Aに含まれているということは、依然としてウェブマスターが疑問を持つ良くある質問なのだと推測しています。(比較的よくある質問であることを物語っています。)
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