
サイトのページへのリンク情報は、検索エンジンも参照する重要なシグナルです。外部と内部のリンク情報を確認することで、サイト運営に役立たせることもできます。Search Consoleでは、以前からリンク情報を提供していましたが、この度、ベータ版Search Consoleに新たにLinks reportが追加されました。Search Consoleにログインし、「ステータス」下の「リンク」をクリックするとリンクレポートが表示されます。
新しいSearch Consoleのリンクレポートのデータは、旧Search Consoleの「サイトへのリンク」レポートよりも精度が高くなっているとのことです。
このレポートのデータは、以前の「サイトへのリンク」レポートよりも精度が高くなっています。そのため、この新しいレポートでは値が以前よりも小さくなることがありますが、これはリンク数の減少を示しているのではなく、レポートの方法がより正確かつ確実になったことを示しています。
リンクレポートで提供される情報
リンクレポートでは、4つのセクションに分類されて情報が提供されます。
外部リンク – 上位のリンクされているページ
外部のサイトからリンクされているページのリンク数上位5位のURLが表示されます。
右下の「詳細」をクリックすると、全てのリンクされているページがリンクの多い順にリスト表示されます。
表の行数が1000行までとなっているため、リンクページが多いサイトでは下位のデータが切り捨てられることがあります。
ページURLをクリックすると、選んだページにリンクしている上位のサイトがドルートメイン毎にリストで表示されます。
特定のページに同じサイトから多量のリンクが貼られていたりした場合は、そのサイトを調べてみるのも選択肢の一つです。そのページの検索での順位が突然下落したりした場合は、不審なサイトから多量にリンクが貼られていることが原因の場合もあります。(実際にはそのようなことはほとんど起きません。)調べてみて、とても気になったり、不安になった場合には検索エンジンにリンクを否認するリクエストを送ることともできます。
不審なバックリンクを調査して否認(Disavow)する方法
内部リンク – 上位のリンクされているページ
プロパティ(Search Consoleに登録しているサイトドメイン)内からリンクされているページのリンク数上位10位のURLが表示されます。
内部リンク数上位に表示されるページは、基本的にサイト内で重要度の高いページであることを意味します。(重要なので、サイト内から多くのリンクが貼られている。)
上位のリンク元サイト
サイトへのリンク数が多い順に表示されます。サイトはルートドメイン単位(サブドメインを含む)で表示されます。
上の画像で、右下の詳細をクリックすると、全てのリンク元サイトがリンク数順にリストで表示されます。リンクしているページ、リンクされているページ数も含めて表示されます。このページで、どの様なサイトからいくつリンクされているか、リンクのされ方などが分かります。
サイト(トップドメイン単位)のURLをクリックすると、上位のターゲットページが表示されます。
上の画像のデータのように、特定のサイトから特定のページに突出したリンクが貼られている場合は、調べた方が良いです。調べた結果によっては、検索エンジンにリンクを否認するリクエストを送るなどのアクションを取ります。(余程、おかしな場合で、ランキングなどに影響を与えている可能性が高いなどの場合を除いて、通常は必要ありません。)
不審なバックリンクを調査して否認(Disavow)する方法
上位のリンク元テキスト
自分のサイトへのリンクに使用されているテキスト(リンクを貼っているテキスト・アンカー)の上位を表示します。
右下の詳細をクリックすると全リンク元テキストが表示されます。リンク元テキストは、Search Consoleで登録してレポートを表示しているプロパティ以外からのリンクのみ表示されます。
基本的には、リンク先のページを簡潔に説明するテキストであることが望ましいです。不適切なテキストが使用されている場合は、(スパムなどの可能性を含めて)要注意です。
画像に貼られているリンクなどテキストがないリンクの場合は、空欄(なし)になります。
リンクレポートは、定期的(例:月に一度、3ヶ月に一度、サイトや状況にもよります)にモニターすることで、サイトへのリンクの状況などを把握することができる便利な機能です。(通常は、それほど過度に確認したり、調べる必要は通常はありません。)
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