メルマガ第11刊、ニュースレターエピソード11です。
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メイントピックス・主なニュース・出来事
- 9月より行われるAdSense ポリシー変更についてのメール通知
- 9月からYouTubeはチャンネル登録者数の詳細な数表示を取りやめ、大まかに表示する変更を導入
- 72%のマーケターは音声検索のための最適化の計画はないとの市場調査結果
- LinkedInが2019年に最もフォローされたトップ10ページを発表
- Twitterがビデオが含まれるツイートは10倍以上のエンゲージメントが得られることを公開
9月より行われるAdSense ポリシー変更についてのメール通知
2019年8月28日に「重要なお知らせ:AdSense(AdMob, or Ad Manager)のポリシーがまもなく変更されます」と言う表題のメールが、AdSense, AdMob, Ad Managerのユーザーに配信されました。
通知の内容は、2019年9月より、サイト運営者 / パブリッシャー向けサービス(AdSense、AdMob、アド マネージャー)のコンテンツ ポリシーを一部変更することについてです。
変更の理由は、ポリシーの簡素化と合理化のためで、パブリッシャー向けサービス(AdSense、AdMob、アド マネージャー)間で統一された理解しやすいポリシーとすることを目指しているとのことです。
変更点は、収益化が認めらていないコンテンツタイプ、広告の配信(供給)が制限されるコンテンツを分けて規定することになったところが主なところです。これまでは、制限対象となるコンテンツは、ポリシー違反コンテンツとして収益化が認められていないものに属していましたが、今後はポリシー違反にはなりません。しかし、広告は配信されなかったり、表示されても広告表示が限られるようになります。
今後、AdSenseに適用されるポリシーや制約事項のアップデートに関する発表は、変更履歴ページに掲載することも併せて発表(告知)されました。
本件については、別途、ブロギングライフに記事を投稿する予定です。
9月からYouTubeはチャンネル登録者数の詳細な数表示を取りやめ、大まかに表示する変更を導入
2019年5月21日に、YouTube ヘルプフォーラムに1000を超える視聴登録数の表示を変更することを事前に告知しました。これまでは、例えば123,456のチャンネル登録者数をそのまま表示していましたが、これからは1000以上100万未満は1000の単位で切り捨てて、123Kの様に表示されます。(Kはkilo(千)の単位です。)1,234,567の場合は、1.23Mと表示されます。(Mはmillion(百万)の単位です。)
Early heads up: abbreviated public subscriber counts across YouTube
この変更は、元々は8月から導入予定でしたが、導入時期が変更となり、9月に徐々にロールアウトしていくことになりました。(更新情報として、8月29日にGoogleの社員が投稿している内容に基づいています。)YouTubeの公開ページでは、視聴登録者数は大まかな数字で表示されますが、詳細な数字はYouTube StudioとYouTube アナリティクスで確認することができます。
72%のマーケターは音声検索のための最適化の計画はないとの市場調査結果
Mondoと言う名のテクノロジー分野に特化した人材紹介会社が、市場調査結果を元に、”What’s Trending? Top Creating and Digital Marketing Trends“と言うレポートを事前公開しました。
2019年から2020年のマーケティングトッププライオリティの市場調査から、72%の回答は音声検索の最適化の計画はないことが分かったと記載されています。調査は、1000以上のクリエイティブ/デジタルマーケティングのディシジョンメーカー(計画決定権限を持つ立場)を対象にしたものとしています。
今後の12ヶ月において、音声検索の最適化の計画がある、または既に対処を行っていると回答した比率は、17%でした。(回答数全体の5分の一未満)このことは、逆に言うと音声検索の最適化に取り組んだ場合は、競合よりも早く着手することで優位に立てる可能性があるということを表しているとも言えます。
画像検索もそれ程注目されていない分野です。この先12ヶ月間で、画像検索の最適化を行う計画があるとの回答は全体の35%に留まりました。
マーケーターのトッププライオリティは?
音声と画像の検索は重要視されていない結果となりました。市場調査の結果で、何が重要視されているかについては、ビデオを使用したマーケティングを最重要とする回答が76%を占めていました。
回答の中でビデオマーケティングの目標を達成するため使用するツールは、Instagram storiesが76%、Facebook newsfeed videosが62%でした。その他のビデオマーケティングで上位を占めたのは、GIFが52%、シネマグラフ(cinemagraphs ハイエンドのブランドなどで利用されています)が31%、ライブストリーミングが28%、IGTV(Instagram TV)が21%でした。
この調査結果では、YouTubeが含まれていないところが特徴的で興味深いところです。
LinkedInが最もフォローされたトップ10ページを発表
2019年8月27日、LinkedInが、世界で最もフォローされているLinkedInページを公開しました。
Find Inspiration From the 10 Most Followed Pages on LinkedIn
1位: TED Conferences, フォロワー数:1,250万
2位: Google, フォロワー数:1,210万
3位: Amazon, フォロワー数:860万
4位: LinkedIn, フォロワー数:820万
5位: Microsoft, フォロワー数:780万
6位: IBM, フォロワー数:640万
7位: Unilever, フォロワー数:620万
8位: Nestle, フォロワー数:600万
9位: Accenture, フォロワー数:440万
10位: Facebook, フォロワー数:440万
LinkedInで最もフォローされているページの共通するテーマ
それぞれの企業・ブランドページは、固有の手法を持って人々の興味を高め、惹きつけていますが、以下の様な共通する部分もあります。
- ビデオによる視聴やエンゲージメント(交流)を活用している
- 社会的な責任や奉仕活動に積極的に取り組んでいる
- ダイバーシティーとインクルージョン(多様化・分散させて差別・排除はしない。)
- タレント(才能)の発掘と社員の声を取り上げる
- イノベーションのショーケース(発明・創意工夫を公開したり宣伝する)
これらのトップ10ページは、大きな規模の会社で人材も豊富ですが、小規模なページでも手法やアプローチなどで学べたり、参考にしたり、活用できるところも少なからずあると思います。
Twitterがビデオが含まれるツイートは10倍以上のエンゲージメントが得られることを公開
Twitter Businessブログが投稿した”4 ideas for creating video content with your phone“と言うタイトルの記事の中で、ビデオが含まれるツイートはビデオが含まれないツイートの10倍以上のエンゲージメントが得られること、画像付きのツイートは画像なしのツイートよりも2.5倍以上のリツイートがあること、GIFを含むツイートは、GIF無しのツイートより55%以上のエンゲージメントを得られることを明らかにしました。
以下は記事の中で紹介しているビジュアルライブラリーを作成する上でのティップです。
- オリジナルのGIFを作成する
- スマートフォンアクセサリーに投資する
- スクリーンレコーディング機能を活用する
GIFは既存のものを使用するのではなく、自分で写真などを組み合わせて作成することを推奨しています。(iPhoneのPhotosのアプリで標準で備えられています。)スマートフォンの写真やビデオを撮影する際に、ライトやフラッシュ、マイクロフォンなどのアクセサリーを加えることで、魅力的な写真やビデオを作成することができます。
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