メルマガ第31刊、サイト運営SEOニュースレター エピソード31を送付致します。
ポッドキャスト
以下の埋込みプレイヤーの再生ボタン()を押すとポッドキャストを聴くことができます。
メイントピックス・主なニュース・出来事
- Schema.org 6.0がリリースされる
- Search Consoleに新しく削除レポートツールが追加される
- コロナウイルスについてGoogleが専用のSOS Alertをローンチ
- 個人情報を販売していたマーケティング分析ツールのJumpshotを閉鎖すると親会社Avastが発表
- Google ウェブマスター公式アカウントがサイト運営者初心者向けの新エピソードを投稿
- ウェブマスター公式YouTubeアカウントが1月のGoogle Search ニュース ビデオを投稿
- 次期WordPressバージョン5.4からLazy Loadingがコアに実装される予定
- Unicode Consortiumが62の新しい絵文字を2020年に追加すると発表
Schema.org 6.0がリリースされる
2020年1月21日、Schema.org バージョン6.0がリリースされました。コアに関連する変更が多く加えられているのがバージョン6.0での大きな変更点の一つです。前回、コアの変更が行われたのは、2019年8月1日にリリースされたバージョン3.9でした。3.9では、コアの変更は1つでしたが、バージョン6.0では10のコアの変更が行われています。ペンディングセクションも11の課題について変更が行われました。
Search Consoleに新しく削除レポートツールが追加される
2020年1月28日、Google ウェブマスター公式ブログは、Search Consoleに新しい削除レポート機能を追加したと発表しました。
発表記事: New Removals report in Search Console
今回発表されたレポート機能は、サイトオーナーが、検索結果の表示からページを一時的に隠す(非表示にする)ことができる機能です。以下の3つのツールのレポートと結果がSearch Consoleで利用可能になっています。
- 一時的な検索結果からの削除
- 古くなった内容(コンテント)の削除
- セーフサーチフィルタリング(安全な内容を表示する)
英語の発表記事では、”New removals report”とツールではなくレポートとなっています。この理由は、ツール自体はGoogleが一般に公開している削除ツールの情報をSearch Consoleでレポートできるようになっているためと思われます。ツール自体は別機能として存在していて、そのツールを利用し、結果をレポート表示する機能がSearch Consoleから提供されています。
コロナウイルスについてGoogleが専用のSOS Alertをローンチ
2020年1月30日、Googleはコロナウイルス(2019 Novel Coronavirus)に関連した検索のSOS Alertをローンチしたことを発表しました。SOS Alertは、重要で信頼性の高い情報を選別して提供する機能です。SOS Alertは、Google Crisis Response の取り組みの一環です。
2019 Novel Coronavirus (コロナウイルス) SOS Alert
SOS Alertの表示右側の共有アイコンをクリックすると、Facebook, Twitter, Eメールなどで簡単にアラートによる検索結果による最新情報を共有することができます。
You know an alert is active because of the SOS Alert header that appears at the top of the page. You can use the sharing icon on the right-side of the header to generate a link to share the Google search page with the special alert information with others…. pic.twitter.com/HAWvRjCDF6
— Google SearchLiaison (@searchliaison) January 30, 2020
個人情報を販売していたマーケティング分析ツールのJumpshotを閉鎖すると親会社Avastが発表
英語圏で利用者が多かったマーケティング分析ツールのJumpshotが、親会社のAvastアンチウイルス プログラムで集積した個人情報を再パッケージして、Home Depot, Google, Microsoft, Pepsi, McKinseyなどを含む多くの大企業に販売していたことを、2020年1月27日、Viceが記事を投稿し、大きな話題となっていました。
Viceの記事: Leaked Documents Expose the Secretive Market for Your Web Browsing Data
Viceの記事が投稿されてから3日後の1月30日、Avastは子会社Jumpshotを閉鎖することを発表しました。
発表記事: Avast to Commence Wind Down of Subsidiary Jumpshot
2月1日の時点で既にJumpshotのサイトは閉鎖されています。
Jumpshot has ceased operations. Thank you. (Jumpshotは企業活動を終了しました。ありがとうございました。)と短いメッセージが表示されています。
Pepsi、Google、Microsoftなどの世界的にも有名で巨大な大企業と取引きをしている会社であっても、問題発覚後、数日間のうちに閉鎖されることがある衝撃的な出来事とも言えます。サイバーセキュリティーを事業として、アンチウイルスソフトを提供する親会社Avastにとって、深刻な問題として受け取って、即座に対応したことを明確に表した出来事でした。
Google ウェブマスター公式アカウントがサイト運営者初心者向けの新エピソードを投稿
Google ウェブマスター公式アカウントが、サイト運営者初心者向けの新エピソードを投稿しました。今回のエピソードでは、Google検索で表示される上で重要な5つの事項について説明しています。
- サイトやローカルビジネスをGoogle 検索で表示されるようにする
- 高品質のコンテント
- 全ての端末から高速でアクセスしやすいコンテント
- サイトのセキュリティ(安全性)
- SEOについての社外の手助け
ウェブマスター公式YouTubeアカウントが1月のGoogle Search ニュース ビデオを投稿
2020年1月31日、Google ウェブマスター公式YouTubeアカウントが1月のGoogle Search ニュース ビデオを投稿しました。John Muellerさんが、検索関連の12月と1月の主な出来事について紹介しています。ビデオを見ると、2ヶ月間にかなり色々な発表、新機能、変更が行われたことが改めて良く分かります。以下、ニュースで取り上げた主な項目です。
- Search Consoleのアップデート
- モバイルファーストインデックスのドキュメントがアップデートされたことといくつかの推奨事項
- 構造化データ data-vocabulary.orgのサポート終了
- Google 検索のアップデート
- Chromeのミクスドコンテントの取扱いについて厳格化
- Googlebotの新しいニューユーザーエージェント
- Search Consoleトレーニングビデオの紹介
次期WordPressバージョン5.4からLazy Loadingがコアに実装予定
3月31日にリリース予定の次期WordPress バージョン5.4から、画像のLazy-loadingはデフォルトで有効にする計画であることが明らかになりました。
元記事: Lazy-Loading Images in WordPress Core
上記、Make WordPress Coreの記事の中で、画像のlazy-loadingをWordPressのコアに実装して、デフォルトで有効にする計画であること、バージョン5.4でこの機能をリリースすることが目標の一つだとしています。
Unicode Consortiumが62の新しい絵文字を2020年に追加すると発表
62の新しい絵文字が2020年に追加されるとUnicode Consortiumが発表しました。
発表記事: Unicode Emoji 13.0 — Now final for 2020
内5つの承認されたデザインはAndroidチームが提案したものです。絵文字も差別を無くしたり、より多くの感情表現を提供したり広がりを見せています。
Google 発表記事: Five (of many) new emoji coming to Android this year
今週の主な出来事・ニュースは以上です。
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