先週、5月11日からはGoogle IOが開催される予定でした。Google IOでは例年、多くの新機能や取り組み、新製品などが発表されます。しかし、Google IOがキャンセルとなり、先週はGoogleによる大きな発表は、Google Meetや次期Chromeの新機能を除いて、ほとんどありませんでした。昨年のGoogle IOで発表され大きな話題となったミッドレンジのGoogleが提供するAndroid スマートフォン、Pixel 3aの後継となるPixel 4aの発表もまだ行われていません。Google IOで発表される予定だったプロジェクトも計画の変更や見直し、スケジュール変更が行われたものも少なくないと思われます。
コロナウイルスの影響から急激に需要が増加しているビデオミーティング向けのプロダクトは、Google、Facebook、Microsoftなど大手も新機能の追加や無料で誰でも利用可能となるサービスを続々と発表しています。先週には既に発表されていたGoogle MeetやFacebook Messenger Roomsの全てのユーザーへの無料利用が実際にロールアウト開始となったことが発表されました。
主なニュース・出来事
- Google ウェブマスターカンファレンスライトニングトーク第二弾、Google 収益化ポリシーについて
- Google MeetのGmailからビデオ会議開始、参加などの機能向上と無料利用を発表
- Facebookが誰でも利用可能なビデオミーティング、Messenger Roomsをグローバルにロールアウト開始
- Chromeでリソースヘビーの広告からユーザーを守る機能導入予定
- Chrome タブグループ機能が次期バージョン 83から利用可能となることを発表
ポッドキャスト
以下の埋込みプレイヤーの再生ボタン()を押すとポッドキャストを聴くことができます。
Google ウェブマスターカンファレンスライトニングトーク第二弾、Google 収益化ポリシーについて
Google ウェブマスターカンファレンスライトニングトーク第二弾のエピソードが投稿されました。Google 収益化ポリシーについてです。Google Publisher Policy Outreach LeadのJohn Brownさんが、Google Trust & Safetyチームについての説明、Google収益化プロダクトのポリシーのレビュープロセス、ベストプラクティスなど紹介しています。
Google MeetのGmailからビデオ会議開始、参加などの機能向上と無料利用を発表
2020年5月12日、Google G Suiteの副社長兼ジェネラルマネージャーのJavier Salteroさんが、GoogleコーポレートブログにGoogle Meetの更新情報、無料利用可能についての記事を投稿しました。
Googleは、3月にMeetのアドバンスド機能を無料で全てのG Suiteユーザーに提供することを発表し、一日のMeetの利用が30倍、30億時間のビデオ会議が毎日行われていることを明らかにしました。4月には一日平均で約300万人の新しいユーザーが加わっており、Meetは世界中に普及してきていると述べています。
そして、4月末に発表したGoogleアカウントがあれば誰でも無料でMeetを利用可能となるロールアウトを開始したと発表しました。数日以内にGmailのユーザーは、Meetを直接利用可能になるとしています。(先週から一部のユーザー向けにロールアウト開始されていました。5月12日にから公式にロールアウト開始となったと思われます。)
発表記事: Google Meet is here to host your video meetings, for free
Facebookが誰でも利用可能なビデオミーティング、Messenger Roomsをグローバルにロールアウト開始
2020年5月14日、Facebookが4月24日に発表したMessenger Roomsをグローバルにロールアウト開始したと発表しました。
Messenger Roomsは、ルームを作成して50人まで無料で参加できるビデオコールの機能です。FacebookまたはMessengerでルームを作成し、リームのリンクを共有することで、Facebookのアカウントを持たないユーザーでも参加することができます。
発表記事: Messenger Rooms is Now Available
Chromeでリソースヘビーの広告からユーザーを守る機能導入予定
2020年5月14日、Googleは、Chromeでリソースヘビーの広告からユーザーを守る機能を導入する計画が発表されました。Chrome 84以降でモバイル端末のバッテリーやネットワークデータなどを過度に消費する広告をエラー表示にするテストを開始して、8月末からステーブルリリースで導入する計画です。
発表記事: Protecting against resource-heavy ads in Chrome
Chrome タブグループ機能が次期バージョン 83から利用可能となることを発表
2020年5月13日、Googleは次のバージョンのChromeからタブの新しい活用機能、タブグループが利用可能になることを発表しました。
発表記事:Keep tabs on your tabs in Google Chrome
タブの移動や追加などのキーボードショートカットと組み合わせて利用するとかなり便利そうです。実際に設定したり、タブ間を移動させてみたYouTubeビデオを以下に添付します。
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