主なニュース・出来事
- YouTubeがショートフォーム動画専用投稿プラットフォーム、YouTube Shortsを発表
- Google Webmasters公式YouTube Ask Google Webmasters 新エピソード公開
- Google Meetで背景をぼかす機能と最大49人までの参加者のタイル表示機能がロールアウト
- AdSenseでGoogleのファーストパーティ Cookieの許可設定機能が追加される
- 2020年11月からGooglebotがHTTP/2でのサイトのクロールを開始することを発表
ポッドキャスト
以下の埋込みプレイヤーの再生ボタン()を押すとポッドキャストを聴くことができます。
YouTubeがショートフォーム動画専用投稿プラットフォーム、YouTube Shortsを発表
2020年9月14日、YouTubeはモバイルフォン向けの15秒のショートフォーム動画専用投稿プラットフォーム、YouTube Shorts の初期ベータバージョンを今週からインドでローンチすると発表しました。
YouTube Shortsはビデオクリエイターに以下の様な機能を提供します。
- 15秒以下のビデオを制作しアップロードする
- ビデオを編集する多くの制作ツール機能
- マルチセグメントカメラを使用した短いクリップをつなぎ合わせる
- YouTube ライブラリーから音楽をビデオに追加することができるオプション
- ビデオのスピード調節機能
- 簡単に録画したり、ハンズフリーで撮影できるタイマーとカウントダウン
YouTube Shortは、インド国内のAndroidで先にロールアウト開始し、続いてiOSの端末や他の国でも利用可能とする予定とのことです。
発表記事: Building YouTube Shorts, a new way to watch & create on YouTube
Google Webmasters公式YouTube Ask Google Webmasters 新エピソード公開
2020年9月15日、Google Webmasters公式YouTubeアカウントは、As Google Webmastersの新エピソデート、”Does a .jobs domain help rank for “jobs”?”を公開しました。
このエピソードでは、「仕事関連の専門サイトで、.jobs ドメインを使用すると検索ランキング向上に寄与する効果が得られますか?」という質問にJohn Muellerさんが回答しています。
John Muellerさんの回答の概要
簡単な答えとしては、「No」です。特に特別な取り扱いを受けるわけではありません。ご自分で興味のある事柄についてどの様なものであっても自然に検索を行った結果で、上位に表示されるページのドメインの終わりにキーワードが含まれることは通常ありません。そして、キーワードがURLに全く含まれないことが無いことがほとんどです。キーワードがドメインに含まれていると検索クエリとの関連性が高いと言うような扱いがされるような設計にはなっていません。従いまして、キーワードをドメイン名に入れる必要はありません。
実際の利用用途では、事業は長期間の間に進化や変化が起きることを考慮に入れるべきです。ドメインを変更する(引っ越しする)ことは大変です。そのため、現在提供している情報や商品に合致しているからその名前を選ぶよりも、長期間に渡って使うことができるドメインを選ぶ方が妥当です。
例えば、もしもあなたが現在、素晴らしい青のウィジェットを開発に注力していて、bestbluewidget.comと言うウェブサイトを立ち上げた後、赤いウィジェットを作成したら、どうしますか?トップレベルドメイン名にあまり時間をかけるよりも、長期に渡って使用できるドメインでサイトを築く事に注力することをお勧めいたします。
Google Meetで背景をぼかす機能と最大49人までの参加者のタイル表示機能がロールアウト
2020年9月15日、GoogleはGoogle Meetの参加者の背景をぼかす機能と最大49人までの参加者をタイル形式で表示する機能を発表しました。
背景をぼかす機能は、WindowsとMacのパソコン用Chromeで、9月15日発表時より利用可能となりました。ChromeOSとMeetのモバイルアプリでは、近いうちに利用可能になる予定です。
発表記事: Blur your background in Google Meet
Google Meetの参加者を最大で49人タイル形式で表示するオプション機能も同日に発表されました。さらに、参加者自身をタイル内に含めて見ることができる機能も加えられました。デフォルトでは、自動レイアウトは9、タイルレイアウトは16で表示されます。今回発表された新機能では、タイルでの参加者の表示数をスライダーで調節することができます。例えば、大きなグループでのMeetやインターネット接続が弱い場合にタイルでの表示数を増やしたり、減らしたりする事ができます。
発表記事:See up to 49 people, including yourself, in Google Meet
AdSenseでGoogleのファーストパーティ Cookieの許可設定機能が追加される
2020年9月16日、GoogleはAdSense 管理機能に運営するサイト上でGoogleのファーストパーティ Cookieの使用をGoogleに許可するかどうかを選べる機能が追加されたことを発表しました。当該機能は即日利用可能となっていますが、選択した設定は、2020年10月16日以降から反映されます。
発表記事: Google のファーストパーティ Cookie
昨今、インターネット上でのプライバシー保護に向けた法律の制定、ユーザーの関心も高まっている中で、SafariとFirefoxではサードパーティのCookieをデフォルトでブロックする設定を導入済みです。Google Chromeにおいても、段階を踏んで2年以内にサードパーティ Cookieの利用を無効化する計画を発表しています。Cookieは広告のコンバージョントラッキング、リマーケティングなどに幅広く利用されています。今回発表された機能は、GoogleがサードパーティのCookieが利用できない場合に、GoogleのファーストパーティのCookie使用を許可・非許可する設定を選ぶことができるものです。AdSenseのデフォルトでは、許可となっています。言い換えると、Googleにファーストパーティ Cookieの使用を認めないことができる機能が追加されたということです。ファーストパーティ Cookieの使用を不許可にすると、収益が下がる可能性があります。
2020年11月からGooglebotがHTTP/2でのサイトのクロールを開始することを発表
2020年9月17日、Google Webmaster公式ブログは、2020年11月からGooglebotがHTTP/2のクロールサポートを開始すると発表しました。HTTP/2は、HTTPプロトコルの次期主要バージョンです。
最初の段階では、限定したサイトをHTTP/2でクロールし、徐々にクロールするサイトを増やしていく計画です。以下の発表記事に良くある質問と回答も含まれています。
発表記事: Googlebot will soon speak HTTP/2
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