主なニュース・出来事
- Google Cloud Next 20: OnAir: 第6週 Data Management & Databases
- Mobile Chrome 85 ベータで早いページ(Fast page)のラベル表示機能
- Chrome M86から安全でないフォームの警告表示開始
- AMP サインドエクスチェンジ エラーをSearch Consoleで検知して修正する機能
- Googleが販売店が製品情報をカスタマイズして検索結果に表示させるオプションを提供
ポッドキャスト
以下の埋込みプレイヤーの再生ボタン()を押すとポッドキャストを聴くことができます。
Google Cloud Next 20: OnAir: 第6週 Data Management & Databases
Google Cloud Next 20: On Air 第6週は、Data Management & Databasesがテーマで関連する多数のブレークアウトセッションが週を通してビデオで配信されました。リモートワーク環境でのセキュリティは極めて重要なため、セキュリティ関連の取り組みと開発の強化、新しい機能や機能追加も続々と登場しています。
以下、Google Cloud Next 20 第6週の主要なセッションの概要紹介記事です。
The best of Google Cloud Next ‘20: OnAir: Data Management Week for technical practitioners
以下は、第6週を振り返って概要と見どころをまとめて紹介する(リキャプ)、ショートビデオです。
Mobile Chrome 85 ベータで早いページ(Fast page)のラベル表示機能
2020年8月17日、Chromium BlogはCore Web Vitalsの指標を元に高速で表示されるページには、Fast pageのラベル表示を開始すると発表しました。
このラベル表示機能は、ユーザーがページへのリンクを長押しした際に表示されるメニュー内に”✓ Fast page”の表示を行うものです。
発表記事: Highlighting great user experiences on the mobile web
Chrome M86から安全でないフォームの警告表示開始
2020年8月17日、Chromium BlogはChrome M86からHTTPSページ上で安全でない送信フォームを実行しようとした時に警告表示することを発表しました。
ミクスドフォームは、HTTPSのサイトにあるフォームで、HTTPSから送信されないものは、ユーザーのセキュリティとプライバシーにリスクが生じるため、警告を表示する機能です。加えて、ミクスドフォームの送信に関連したリスクに対して以下の様な変更を行います。
- ミクスドフォームでのオートフィル(自動記入)無効化
- ミクスドフォームにユーザーが入力を始めた時、フォームが安全でないと警告するテキストを表示
- ユーザーがミクスドフォームを送信しようとした場合、リスクがあることを警告して、送信することを確認するメッセージを表示
M86よりも前のChromeでは、ミクスドフォームはロック(鍵)アイコンをアドレスバーで非表示にするだけでした。Googleは、このユーザーエクスペリエンスは明確ではなく、安全でないフォームでデータを送信することにリスクが伴うのを効果的に伝えていないと考えたため変更を行ったと発表記事に記載しています。
発表記事: Protecting Google Chrome users from insecure forms
AMP サインドエクスチェンジ エラーをSearch Consoleで検知して修正する機能
2020年8月18日、Google Webmaster 公式ブログは、AMPページでのサインドエクスチェンジ(SXG)が行われているサイトで、Google AMP キャッシュを使用したSXGバージョンのページが機能しない問題がある場合にエラーを表示して、問題解決を促すレポート機能が追加された事を発表しました。
発表記事: Identify and fix AMP Signed Exchange errors in Search Console
Googleが販売店が製品情報をカスタマイズして検索結果に表示させるオプションを提供
2020年8月21日、Google Webmaster 公式ブログは、販売店(小売店)がGoogle検索で表示される製品情報を管理できるオプション機能についての記事を投稿しました。
2020年の初めGoogleは米国でのGoogle検索で衣類やファッション雑貨等の商品表示機能を発表しました。そして最近、Google検索のプロダクトナレッジパネルに無料で小売店が掲載できる事を発表しました。これらの新しいタイプのGoogle 検索体験は、広範に提供されているプロダクトのリッチリザルトと相成って、小売店が取り扱う製品の情報を無料で数百万のユーザーに目にする機会を得ることを可能にします。
これらのプロダクト検索表示は、Google マーチャントセンターに直接情報を送付したり、商品情報をサイトにschema.orgのマークアップすることなどをGoogleは推奨しています。
しかしながら、schema.orgのマークアップやマーチャントセンターに情報を送信していなくても、表示される事はあります。このアプローチは、小売業のエコシステムに利点をもたらすとGoogleは考えていますが、いくつかの小売店は、彼らの製品情報がどの様に表示されるかについて制御できることを希望する場合もあります。
以下は、小売店がGoogle検索で表示されるデータのコントロールを行う方法の例です。
“nosnippet” robots meta tag
このメタタグを使用すると、検索結果にテキスト、画像、リッチスニペットは表示されません。
“max-snippet:[number]” robots meta tag
このメタタグは、スニペットの長さを最大文字数で指定することができます。もしも、構造化データが最大スニペット長(文字数)を超えた部分は、検索で表示されません
“max-image-preview:[setting]” robots meta tag
このメタタグは、画像のプレビューの最大サイズを指定するものです。設定する選択肢は、”none”, “standard”, “large”から選びます。
“data-nosnippet” HTML attribute
この属性は、Googleのスニペットプレビューに含めるべきでないウェブページのセクションを指定するものです。
発表記事: Options for retailers to control how their crawled product information appears on Google
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