メルマガ第7刊、ニュースレターエピソード7です。
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メイントピックス・主なニュース・出来事
今週のトピックスは、サイト運営とは直接関係ない事柄が多いですが、間接的には関わりがあり、そしてサイト運営を取り巻く環境の変化を把握しておくことも重要と考えてピックアップしました。
- YouTube人気チャネルの市場調査結果が公開される
- 市場調査結果Google Android端末での音声検索をGoogleアシスタントに変更
- Google広告がキーワードプランナーに関連性の高いキーワードアイディア表示する機能を追加
- Pinterestがモバイル広告を簡単に作成設定できるツールを発表
- Pinterest ピンの下にショッピングセクションを追加
YouTube人気チャネルの市場調査結果が公開される
Pew Research Centerが、多くの登録者数を持つYouTube チャネルの2019年第1週の視聴数調査結果を発表しました。調査は、25万以上の登録者数を持つ人気のYouTube チャネル(43,770)が2019年の最初の週の7日間に投稿したビデオについての視聴数などを調査分析したものです。以下発表された概要です。
- 2019年初めの7日間で142億回を超える視聴総数
- 期間内に投稿した人気のYouTubeチャネルの56%が2019年第一週にビデオを投稿
- 投稿を行ったチャネルの72%は、部分的、または完全に英語とは別言語のビデオを投稿
- 25万以上の登録者数を持つチャネル2018年後半に32%増加
- 13才以下の子供向けのビデオが特に人気(英語で顕著)
- ビデオゲーム関連の分野が人気(人気チャネルで投稿された英語のビデオの18%はビデオゲーム、ゲーム関連)
- 特定のビデオタイトルのキーワードは、視聴数増加との関連性が高い
- ソーシャルメディアチャネルと連携しているチャネルが視聴数も多くなっている
英語以外の言語のビデオが多く投稿されている

投稿されたビデオの分野:ビデオゲームが人気

視聴数の多いビデオとキーワードとの関連性
カテゴリー別のキーワードと視聴数の関連性の表です。

GoogleはAndroid端末での音声検索をGoogleアシスタントに変更中?!
Googleは、Android端末での音声検索をGoogleアシスタントに移行中であると複数のメディアが報じています。9to5Googleは、Googleが音声検索(”Voice search”)をアシスタントに移行を開始したとの記事を投稿しました。
これまでのAndroid端末では、Googleの検索ホームページやアプリの検索入力欄の右にマイクアイコンが表示され、検索クエリを音声で入力すると通常のテキスト検索と同様に検索結果が表示されていました。9to5Googleの記事では、音声検索のアイコンがアシスタントのアイコンに置き換えられて、検索欄に表示されるメッセージが”Ask your Assistant” (アシスタントに聞いて下さい。)になっているとスクリーンショット付きで紹介されています。この変更はまだすべての端末にはロールアウトされてはいないと記載があります。
手持ちのPixel 3a(Android Qベータ)では、ホームのデフォルトの検索欄はアシスタントアイコン、ウィジェットのGoogleアプリとChrome Google 検索は、音声検索のマイクアイコンのままでした。動作を試してみましたが、後者の2つは依然として、これまでと同じ音声検索によるものでした。
当該変更についての考察
9to5Googleは、この変更はA/Bテストのようなものではなく、音声検索からアシスタントへの完全な移行であるとの見解です。確かにそうである可能性はありますが、音声検索はテキスト入力の代わりに音声で検索を行うもので、検索結果は通常通りクエリに関連性の高い結果が複数表示されます。アシスタントを使用した場合は、検索というよりもQ&Aの形式となります。シンプルなクエリであれば、アシスタントが適しているかもしれませんが、多様な回答や情報を探しているような場合には、従来の音声検索の方が適します。
ユーザーのニーズやクエリも多様なので、現時点では音声検索を完全にアシスタントに移行することは当面ないのではと考えています。
Google広告がキーワードプランナーに関連性の高いキーワードアイディア表示する機能を追加
7月29日にGoogle 広告はキーワードプランナーに検索キャンペーンの計画に役立つキーワードアイディアを表示する新機能の追加を発表しました。
元となるキーワード(シードキーワード)に関連性が高いキーワードのアイディアを表示します。例えば、シードキーワードに”ブーツ”を入力した場合、キーワードのアイディアとして「女性用ブーツ」、「ワークブーツ」、「カウボーイブーツ」が表示されます。

加えて、キーワードアイディアの優先順位付けをする手助けとして、2つの新しい機能を追加表示します。
- Webサイトフィルタリング:広告主(利用者)の運営サイトのビジネスに最も関連性の高いキーワードのみ表示する機能
- ブランド除外:ブランド関連が含まれるキーワードを除外する機能
今回発表された追加機能は、現時点では英語のみ有効です。他の言語では、今年の後半にロールアウトされる予定です。
関連ページ: Keyword Planner now shows the most relevant keyword ideas – Google Ads Help
Pinterestがモバイル広告を簡単に作成設定できるツールを発表
Pinterestがモバイル端末向けの広告キャンペーンを4つのステップで簡単に作成できるMobile Ad Toolを発表しました。
- 広告主はビジネスプロファイルの中からピンを選びます。
- ターゲティングを自動、またはカスタムか選択します。
- 期間(Duration)を指定します。
- 一日の予算額を設定します。
潜在的な対象となる月のアクティブユーザー数、予算総額、キャンペーンの終了日が表示されます。
Pinterest 発表記事: Introducing Pinterest Ads on the Go
Pinterest ホームにパーソナライズされたショッピングハブを追加
Pinterestは、モバイル端末のアプリのホームフィードのトップにパーソナライズされたショッピングハブの表示機能を導入を発表しました。
以下の画像の様にホームフィード左上にPicket for you(あなた向けに選ばれました)とショッピングハブ(セクション)が表示されます。
パーソナライズされたショッピングハブに加えて、ピンの下に表示されれるショッピングセクションのアップデートも行われました。ショッピングセクションから、そのブランドの製品カタログの一覧表示機能への移行も簡単に行うことができます。
ブランドメーカーやEコマースのサイトにとっては、コンバージョンも期待できる新機能だと思います。
以上です。
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