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初期段階のT2 ソーシャルの特徴とBlueskyとの比較

初期段階のT2 ソーシャルの特徴とBlueskyとの比較

T2 ソーシャルは、元Twitter社員のSarah OhとGabor Caselleが、2022年11月に創業したアメリカのスタートアップ企業です。2023年4月25日にT2は、ソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)プラットフォームの招待制によるユーザー利用を開始しました。6月末現在、ステータスはベータでユーザー数は約9000です。

約1週間前からT2の利用を開始しました。現時点でのT2特徴と初期の使用感について、本記事で紹介します。 

T2 ソーシャルの特徴とBlueskyとの比較 

T2は280字までのテキスト主体のソーシャルネットワークです。スタートアップ企業で、Twitterに似たインターフェースと基本機能を備えている点、現在ベータ版でユーザーは招待制(とウェイトリスト)という点では、Blueskyと似たところがありますが、意外と異なる持ち味・特徴を備えています。

Web クライアントで動作する・アプリはまだ未提供

T2は現状アプリはなく、ブラウザーで利用可能です。Blueskyの場合は、iOS アプリを先に提供し、後からAndroidを加えました。Blueskyのブラウザーアプリ(Webクライアント)は、ベータ版(staging.bsky.app)で提供され、最近になって bluesky.app でも利用可能になりました。

Web クライアントでは、Blueskyは少し表示や反応が遅い感じがしていたのですが、T2はキビキビ動きます。

モバイル端末にはPWAで対応

T2は、現状、iOSやAndroidのアプリは提供していませんが、PWA(Progressive Web Apps)に対応しています。Webクライアントが軽快に動作するので、PWAでも同様に快適に利用できます。

iOSでは、現状、PWAはSafariのみ対応しています。以下、iPhoneでT2のPWAをインストールする手順を紹介したYouTube動画です。

アカウントを持っていなくてもT2内の投稿の一部を見る事ができる

T2のホームにブラウザーでアクセスすれば、アカウントがないユーザーでも直近の投稿を見る事ができます。Blueskyの場合は、ホームにアクセスしても投稿は表示されません。

Android Chromeで表示されるBlueskyのホームページのスクリーンショット
AndroidのChromeでBlueskyのホームにアクセスした時の表示

5月話題沸騰となったBluesky

2023年4月から5月にかけては、Blueskyの話題が沸騰した理由の一つは、eBayなどでオークションにかけられていた程、Blueskyの招待コードを求めるユーザーが多かったためでした。アカウントを作らないと中を見る事ができない。一体、中でどの様な投稿がされているのだろうという様な興味をそそられる様な状況で、招待コードを渇望するユーザーが激増しました。テクノロジー関連のメディアだけでなく、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなど大手のニュースメディアでも、連日、Blueskyについての話題を扱う記事が公開されました。

Blueskyは6月27日の時点で、ユーザー数が16.5万人に達しました。需要と供給の関係も大分、安定してきている様に思います。一方、T2はほぼ同じ時期でのユーザー数は約9000です。

T2はまだメディアで大きな話題にはなっていません

Blueskyの場合、ユーザー数が3万から5万の間の頃、メディアがこぞってBlueskyの話題を取り上げていました。まだユーザー数も1万に満たないT2は、メディアなどで取り上げられる事も現時点ではほとんどありません。しかし、T2もユーザー数が急速に増えています。

T2のユーザー数がこれから増えてきて数万程度になった時にどの程度話題になるか興味深いです。Blueskyの様に話題となるのか、それともあまり話題にならないか現時点ではどうなるか分からないところがあります。

日本ユーザーの比率が多く、日本語の投稿が多い

Twitterの利用者が世界で最も多い国は日本です。世界の中でも日本は、とりわけソーシャルネットワークを利用する人が多い傾向があります。新しいソーシャルメディアに対する興味も日本では特に高く、BlueskyもT2も日本のユーザーが多い傾向があります。

また日本のユーザーは投稿も積極的に行う人が多いです。多数の投稿を続けて投稿している人を見る事も良くあります。

ホームのタイムラインは現状、デフォルトで全ユーザーの投稿を表示

T2はまだ利用者数が少ない事もあり、ホームのタイムラインはデフォルトでは全ユーザーの投稿を表示します。現時点では、フォローしている人のみをホームに表示するのは、現状、オプションです。

ユーザー数が多くなってきたら、全ユーザーの投稿をホームに表示する事もなくなると思いますが、全ユーザーの投稿をホームに全て表示するのは、ユーザー数が少ないならではの特徴なので、ごく初期の段階の特別な体験をできていると考えることもできます。

信頼と安全を重視

創業者のSarah Ohさんは、Twitterでは人権保護のアドバイザーでした。Facebookでも暴力を防ぐプロダクトの対策などに携わっていて、T2では信頼と安全を重視する事を方針として明確に打ち出しています。

不適切な投稿の通知とアカウントブロック機能

T2では、投稿の右下に表示される旗のアイコンをクリック・タップすると不適切な投稿の通知を行うことができます。また、投稿の右上の三つの点をクリックするとアカウントのブロックができます。

Blueskyではフィルタリング機能を追加導入

Blueskyでは、ユーザーが数万から10万に達するまでは、注目の投稿(What`s Hot)のページでは、セミヌードや際どい写真の投稿が多く表示されていました。その後、モデレーション機能でアダルトコンテンとは無効に設定したり、性や暴力に関しては非表示にする設定も追加されました。

Blueskyのコンテントフィルタリング機能の設定

T2では、ホームタイムラインに表示される全投稿を見ていても、ヌードや際どい写真などに出会った事はありません。しかし、まだユーザー数が1万にも満たないための可能性も考えられます。これからユーザー数が増えてきた時に、問題のありそうな投稿を見るかもしれません。または、Blueskyのように性や暴力、ヘイトグループなどの表示非表示の機能が追加される可能性もあります。

BlueskyとT2に関しては、引き続き利用し、更新情報などを記事として投稿する予定です。

更新情報:T2の経営陣は積極的にユーザーと交流

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