
YouTubeが、現在、ビューワーが購入する拍手機能のテストを行っていることが明らかになりました。拍手機能は、ビューワー(視聴者)が拍手機能を購入することでクリエイターのビデオに参加して、そのYouTubeチャンネルをサポートすることを示すことができます。
ビューワー拍手機能について
YouTube ビューワー拍手機能のテストについて、The Vergeが詳しい内容を報道しています。以下、The Vergeの記事の概要を訳して紹介します。
- 拍手機能はYouTubeの最新のアイディアで、一部の地域でテスト中
- YouTubeは、人々がサポートしたビデオ上にアニメーションで表示される拍手を購入する”viewer applause” (ビューワー拍手)機能であると公式に言及している
- 拍手のアニメーションは購入者のみにプライベートに表示される
- ビューワー拍手は現在、ベータフォーマットのみで利用可能
- YouTubeはThe Vergeに対して、ビューワー拍手はクリエイターがライブストリームだけでなくビデオにおいても収益を得る可能性を模倣する非常に初期の段階のテストであることを認めた
- YouTubeがこの様な代替えの収益手段をロールアウトする場合には、10万以上のサブスクライバー(定期購読者)、なおかつ選ばれた数(数を限定)して提供するのが通常である
視聴者の拍手機能の動作・利用例
VidIQが、ビューワー拍手機能がどの様に動作するのかの詳細をYouTubeビデオで紹介しています。
YouTubersは、ダッシュボードからオプションを有効にすることでこの機能の設定を行うことができます。クリエイターのファンは、良いね・嫌いのボタンの横に表示されるアイコンをクリックすることで、クリエイターをサポートするオプションが表示されます。
ビューワーは、拍手に2ドル支払うことができます。YouTubeヘルプページの視聴者の拍手機能の説明によると一度のみの機能ではなく、Super Chats, Super Stickersと合わせて、ファンは一日あたり最大500ドル、一週間に2000ドルまで購入可能です。
Twitchは、ドネーション(寄付)としての拍手機能を持っていませんが、YouTubeは、Twitchのストリーマーで上手く行っている手法を取り込もうとしています。YouTubeは、クリエイターとYouTube双方に利点をもたらす代替えの収益方法として機能するツール群を作成することに取り組んでいます。
YouTubeは、Super Chatでの売上の30%を得ています。拍手機能を有効にしたクリエイターに対して同様の分配比率となることについて、The VergeはYouTubeから確認を得ています。Google CEOのSundar Pichai氏は、最近の投資家向けのカンファレンスコールで、代替の収益化手法とツールに対して、Googleが投資を行っていること、YouTubeが成長しているため、それらについて更に力を入れることに興味を持っていると言及しています。
視聴者の拍手機能は、機能は現時点でオーストラリア、ブラジル、インド、日本、韓国、メキシコ、ニュージーランドと米国でのみ利用可能になっています。また、現状はパソコンサイト(デスクトップサイト)のみ利用可能です。
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