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Amazonが2019年のプライムDayの売上が、昨年のブラックフライデーとサイバーマンデーを合わせた販売額を上回ったと発表

Amazonが2019年のプライムDayの売上が、昨年のブラックフライデーとサイバーマンデーを合わせた販売額を上回ったと発表

2019年7月15日から16日にかけて開催されたAmazonのスペシャルイベントPrime Day(プライムデー)の売上が、2018年のブラックフライデーとサイバーマンデーを合わせた販売額を上回ったとAmazonが発表しました。

Amazon プライムDayとは

Amazon プライムデーは、プライム会員向けの年に一度のスペシャルイベントです。Amazon.com のサービスが開始された1995年7月16日から20周年を記念して、2015年7月15日に開催されたのは始まりです。2015年に開催した時は、 アメリカ、日本、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、カナダ、オーストリアの9カ国で行われました。以降、毎年7月に開催され、年々開催国も増え、規模も拡大してきています。

2019年は、7月15日午前0時から16日23時59分までの過去最長となる48時間開催されました。参加国も、中東諸国が加わって世界18カ国で両日イベントが行われました。

プライムデーが終わった翌日の17日、Amazonは2019年のプライムデー期間中の売上が、昨年のブラックフライデーとサイバーマンデーを合わせた販売額を上回ったと発表しました。プライム会員は、開催期間中に1億7500万品を超える商品を購入しました。販売額は20億ドルを上回ったとAmazon 創業者兼CEOのJeff Bezos氏は発表で述べています。

2019年 Amazon プライムデーのハイライト

以下、Amazonが発表した2019年プライムデーのハイライトです。

  • 世界中のプライム会員はプライムデー期間中に10億ドル以上節約することができました。(ディスカウント額が10億ドルを超えたことを意味します。)
  • 数100万の商品は、Prime Free On-Day, Prime Free Same-Day, またはプライムナウによって、世界中で1日以内に発送されました。
  • 5年前に開催した最初のプライムデーの倍となる18カ国の会員が購入を行いました。(9カ国から18カ国に倍増)
  • Amazonは、過去最高の新会員を7月15日に迎い入れ、そして、7月16日にもほぼ同数レベルの新規会員を得た。- この2日は、過去最大の会員登録となりました。
  • 顧客は数百万のスマートホームデバイスを購入することによって、家をさらにスマートにさせました。最も売れたディール(特別セール品)には、iRobot Roomba 690 Robot バキューム、MyQ Smart Garage Door Opner Chamberlain MYQ-G0301,Amazon スマートプラグが含まれています。
  • 顧客は、昨年のプライムデー二日間相当と比べて2倍のRing(スマートドアベル)とBlink(スマートホームセキュリティカメラ)を購入しました。
  • プライムデーは、Echo ShowやEcho Show 5などのスクリーン付きのAlexa製品の過去最大のイベントでした。
  • Fire 7 タブレットがベストセラーとなり、Fire タブレットのベストプライムデーとなりました。Kindle製品にとっても過去で最も良いプライムデーとなりました。
  • 顧客は、数10万点のEcho Dot Kids Edition, Fire 7 Kids Edition タブレット, Fire HD 7 Kids Edition タブレット等のAmazon子供向け製品をプライムデーで購入しました。
  • 昨年過去最高記録したプライムデーと二日間換算で比較して、2倍のFire TV Edition Smart TVを顧客が購入しました。
  • このプライムデーは、Amazonにおける過去最大のeero(AmazonのWiFi ルーター)のイベントでした – これまでに行われたeeroのイベントの6倍以上を顧客が購入しました。

過去最大規模のエンターテイメントイベント

世界中の数百万の人々がプライムデーのイベントをストリーミングで視聴しました。Twitch Prime Crown Cup FIFA 19 特集、Apex Legends, そしてプライムデーコンサートとして、テイラースウィフトが、”You Need to Calm Down”を初めてライブで演奏しました。その他多数のアーティストによるプライムデーのコンサートをプライム・ビデオで視聴することが現在もできます。

Amazon Prime Day Concert 2019

Amazonのスマートデバイス

ハイライトで登場したAmazonのスマートデバイスは、日本ではなじみが薄いものもあるかと思います。ご参考に以下に例を紹介します。

Ring

1080ピクセルのHDビデオカメラを内蔵したドアベルです。ドアの外の様子をカメラを通してみることができます。モーションセンサーを備えていて、誰かがドアをノックしたり、ドアベルボタンを押すと、電話、タブレット、パソコンに通知を送ります。

Alexaと組み合わせて使うことができます。Alexaが、訪問者と話をしたりすることも可能です。Amazon Ring − スマートドアベル

2年間AA バッテリーで動作するスマートセキュリティカメラです。2-way(双方向)のオーディオを備え、スマートフォンやタブレットのBlinkアプリを使用することで、訪問者と会話することができます。モーションセンサー(動作を感知するセンサー)も内蔵しています。カメラは、夜間の暗がりでも赤外線HDで見ることができます。BlinkもAlexaと組み合わせて使用できます。

Amazon Blink セキュリティカメラ

Amazon プライムデーの感想と考察

2015年初開催されたAmazon プライムデーは、年々、規模が拡大されています。初開催時は一日(24時間)のみでしたが、2019年は丸二日48時間で期間内のイベントも盛り沢山となりました。年間を通した消費者向けの販売イベントは、感謝祭の後のブラックフライデーが有名で規模も非常に大きいですが、それ程消費者の動向が活発ではない7月に消費者向けの製品を販売する巨大企業Amazonが自社のイベントとして行って、ブラックフライデーを上回る販売を達成するというのは驚異的なことだと思います。

米国では、Alexaを搭載したスマートデバイス関連のスペシャル販売イベントとしても知られるようになってきています。今年は、事前に一部のセール情報などをあえて公開したことで、ガジェット系のメディアがこぞってプライムデーでのスペシャルディールなどについての記事を投稿しました。メディアにとっては、Amazonのアフィリエイト広告収入なども期待できるので、こぞってAmazon プライムデーについて取り上げて、話題となって盛り上がっていました。

スマートデバイスの販売だけでなく、今年はエンターテイメントにも力を入れてコンサートなどのライブをストリーミングで放送しました。Amazonはプライム会員向けにプライムビデオのサービスも提供しています。スマートデバイスの製品を販売するだけでなく、イベントにおいてその製品をより活用できるようなエンターテイメントのコンテント配信なども行って、販売促進と顧客の満足度の向上などの相乗効果も期待できると思います。

Amazonプライムの会員は、世界中に1億人以上であることを、昨年4月にAmazonは明らかにしました。アメリカでのAmazonプライムの年会費は119ドルです。会員費だけでも巨額になります。(日本のプライム会員費は、月額500円。年間払は4900円です。アメリカと比べるとかなり値ごろ感があります。😉)会員向けの特別セール・イベントを行うことで、既存会員の囲い込みをを強化し、さらに新規会員を獲得していくというのは、本当にビジネス的に凄い施策だと思います。Amazonは、ビジネス、マーケティングの手法としても、とても長けていると思います。

日本のAmazonプライムの紹介ページ

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