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AMPの検索パフォーマンス分析:CTR(クリック率)は高い。しかし、直帰率も極めて高い!

AMPの検索パフォーマンス分析:CTR(クリック率)は高い。しかし、直帰率も極めて高い!

Google アナリティクスSearch Consoleのランディングページのレポートは、サイトのページの検索でのパフォーマンスを理解するのに役立つ貴重な情報ページです。

AMP対応しているサイトの上位のランディングページのレポートを見ていて、AMPページのCTRが高いことに気が付きました。赤枠で囲っている部分がCTRのセクションです。AMPページのCTRは、枠内を赤色でハイライトしています。

上位10位ランディングページ主要指標

1位と2位は同じ内容のページです。CTRが2倍近い差があります。3位と4位も同様です。AMPページのCTRが高いことが分かります。以下に、もう少し踏み込んで調べてみた結果を紹介します。


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AMPと通常ページの検索CTRの比較

上で紹介したレポートはインプレッション数順でした。クリック数順のトップ10ランディングページのレポートを以下に添付します。

クリック数順、上位10位のランディングページ

1位から3位まではAMPページ、4位から6位は通常ページです。1位と4位、2位と5位、3位と6位は同じ内容のAMPと通常ページになります。

備考:
このサイトはAMPにする前からモバイル(スマホ)のアクセスが7割以上ありました。上のレポートだけを見て、単純にAMPは検索パフォーマンスが良いと判断はできません。

クリック数トップ10のランディングページの内、4ページは同内容のAMPと通常ページでした。これらの4ページのCTRを表にしてみました。

ランディングページ AMPページ CTR 通常ページ CTR
ページA 23.58% 13.38%
ページB 10.54% 5.83%
ページC 13.43% 8.13%
ページD 15.30% 10.78%

やはり、AMPのページのCTRが高いです。上の比較は、モバイルとデスクトップの比較に近いところもあります。一般的に、モバイルの方が検索CTRは高めになる傾向があります。

https://www.blogging-life.com/mobile-search-amp-user-flow/

続いて、モバイルでのAMPと通常ページでの主要指標を比較してみます。

モバイル端末でのAMPと通常ページの直帰率、滞在時間比較

現時点で同じクエリ(検索ワード)で検索した結果は、100%AMPとなるわけではありません。AMPページがあっても、通常ページも表示されると認識しています。

Google アナリティクスの[行動]のサブメニュー[ランディングページ]からセカンダリ ディメンションでデスクトップとモバイルを分けて表示する機能を使用して、検索クリックトップ3のAMPとモバイルでの通常ページの各主要指標をまとめ、各指標についての分析、考察を行いました。

検索クリック数1位のページ

  AMP Mobile 標準
セッション 1,078 813
新規ユーザー率 89.89% 78.60%
新規ユーザー 969 639
直帰率 93.88% 83.03%
ページ/セッション 1.07 1.36
平均セッション時間 0:18 1:18

直帰率はAMPが93.88%、Mobile標準ページは83.03%です。両方共、高めですが、特にAMPページの直帰率は、極めて高い数字です。

直帰率が高い場合、ページ/セッションや平均セッション時間への影響も大きくなります。これらの数値と総合して、分析することが重要です。

直帰した場合、ページ/セッションは1になります。AMPページを訪問して、直帰せずに残ったセッションでの平均ページ/セッションは2.4です。一方、Mobile標準ページでの非直帰セッションでの平均ページ/セッションは3.12です。Mobileで標準ページを訪問し、直帰せずに残った人は平均で3ページ以上閲覧していることになります。

同様に非直帰の平均セッション(滞在)時間に着目してみます。AMPページの平均セッション時間は、一見すると18秒と非常に短いです。これは非直帰率が高いことも関係しています。非直帰セッションでの滞在(平均セッション)時間は294秒、約5分です。直帰せずに残る人は、100人に6人程度と少ないですが、残った人はそれなりにサイトに滞在していることがわかります。

モバイルで標準ページを訪問した非直帰セッションでの平均滞在時間は、565.7秒、約9分26秒です。

残った人のページ閲覧数はそれなりに多く、滞在時間も長いことを示しています。直帰率は高いものの、総合的には、それほど悪くはないと考えられます。

このサイトは標準ページでは関連コンテンツを使用しています。

直帰率とページ/セッション、平均セッション時間との関係や非直帰の場合の計算の仕方については、以下の記事をご参照下さい。

https://www.blogging-life.com/google-analytics-key-metrics-for-growth/

検索クリック数2位のページ

  AMP Mobile 標準
セッション 970 651
新規ユーザー率 94.43% 86.48%
新規ユーザー 916 563
直帰率 96.39% 86.94%
ページ/セッション 1.04 1.24
平均セッション時間 0:14 0:51

2位のページは1位のページよりもさらに直帰率が高いです。AMPページでの非直帰率は3.61%と極めて低いです。AMPページの非直帰でのページ/セッションは2.1、セッションの平均滞在時間は388秒、6分18秒です。

モバイル標準ページでの非直帰率は13.06%です。(直帰率86.94%から計算)非直帰でのページ/セッションは2.8、セッションの平均滞在時間は約391秒、6分31秒です。

検索クリック数3位のページ

  AMP Mobile 標準
セッション 752 650
新規ユーザー率 85.51% 66.92%
新規ユーザー 643 435
直帰率 85.24% 73.69%
ページ/セッション 1.18 1.57
平均セッション時間 1:09 1:39

3位のページは1位と2位と比べると直帰率は比較的低めです。直帰率が低めになるとページ/セッションは多め、平均セッション時間は長めになるのが一般的です。

AMPページの非直帰でのページ/セッションは2.2、平均滞在時間は467秒、7分47秒です。

モバイル標準ページでの非直帰率は36.31%です。(直帰率73.69%から逆算)非直帰でのページ/セッションは2.3、平均滞在時間は約273秒、4分33秒です。

モバイル標準ページの非直帰セッションの方が当該AMPページより滞在時間が短いですが、新規ユーザー率が低いことから、再訪する人が多いことなどが関連しているのではと推測しています。

考察と対策

AMPは検索のCTRが高い代わりに、直帰率が高くなる傾向があります。今回、分析で使用したデータでもその傾向が顕著に見られました。直帰せずに残った人は、比較的多くのページを閲覧し、滞在時間も長めなことはプラス要因ですが、絶対的な直帰率、直帰数が多いのは総合的に見てもマイナスではないかと考えます。

本記事で分析を行ったページのサイトの通常ページはスピードがかなり遅いです。表示スピードが遅いのとAMPによる高速表示とどちらがユーザーにとって良いか判断も分かれるところだと思います。(ユーザーにもよります。)

今回の比較で使用したデータでは、AMPとモバイルの通常のランディングページでは、新規セッション率が異なる傾向が見られました。AMPは、検索で新規ユーザーを取り込む効果がある可能性を示唆しています。

今回分析を行って、AMPの直帰率がかなり高いため、ランディングトップ3のページのAMP対応を無効にすることにしました。1ヶ月程度後に、AMP無効と有効での検索パフォーマンスの分析を行う予定です。

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