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Google アナリティクスでボットのトラフィックを除外する方法

Google アナリティクスでボットのトラフィックを除外する方法

Google アナリティクスは、サイト内に設置されているトラッキングコードのJavaスクリプトが起動すると解析を始める仕組みになっています。検索エンジンのロボットはJavaスクリプトを作動させないため、検索ボットのトラフィックはアナリティクスの解析データに含まれません

Google アナリティクス ぼっとフィルタリングの設定 記事バナー

リファラースパムとは

スパムボットは、あえてJavaスクリプトを起動させ、解析データに含まれるようにする機能を備えるものがあります。目的の一つは、アクセス元のページやドメインを解析レポートに掲載させるようにして、レポートを見たサイト運営者にアクセスさせるように誘うことです。この様な手口をリファラースパム(Referrer spam)または、リファーラルスパムと呼びます。

アナリティクスの[集客]の[概要]をクリックすると集客サマリーが表示されます。どの様な経路でサイトを訪問したかを知る重要な情報です。集客は、検索、ソーシャル、ダイレクト(直接訪問)、リファーラル(Referral:参照元)の4種類に大別されます。リファーラルは紹介のことです。運営するサイトへのリンクを貼ってくれたサイトからのトラフィックなどが含まれます。検索ランキングの一つの要素であるバックリンク(被リンク)の情報でもあるので、サイト運営者が注目する項目の一つです。

アナリティクスの集客サマリー レポート例

上のレポート画面でリファーラルをクリックすると詳細が表示されます。国を加えて表示すると分かりやすいので、以下はセカンダリ ディメンションに国を加えた参照元アクセスレポートです。

アナリティクス 参照元チャネル レポート例

日本でない参照元のドメインは、明らかにスパムです。e-commerce-seo.comと言う名前で複数の国からアクセスがあります。名前を見てもスパムとは分からず、興味を引かせる(何のサイトだろうと思わせる)様なネーミングにしています。

スパムのアクセスは直帰しているものが多いのですが、手の込んだスパムは他のページなどにアクセスします。4番目のロシアのmotherboard.vice.comがその例です。直帰するのではなく滞在しているので、よりサイト運営者の興味を持たせようとしていると思われます。

国を表示するとスパムだと直ぐ分かりますが、そうでないと簡単に分からない場合もあります。尚、日本のサイトからのアクセスであってもスパムの可能性があります。

ボットのアクセスが多い、目に付く場合は、アナリティクスでボットやスパイダーを除外する設定をすることをお勧め致します。

アナリティクスでボットやスパイダーを除外する設定方法

アナリティクスのレポートの左下にあるギアアイコン[管理]をクリックします。

アナリティクスのレポート画面左下の[管理]をクリックします

表示される管理画面の中から、対象となるアカウント、プロパティ、ビューを選びます。

フィルタなどの設定をする場合、元データ(All Web Site Data)ではなく、新しいビューや既にフィルタなどを設定済みのビューにボットの除外設定を行うことをお勧め致します。

[ビュー設定]をクリックします。

ビュー設定をクリックします

ビューの設定項目の中にある”ボットのフィルタリング”の下にあるボックスにチェックを入れます。

画面赤枠で囲まれているボットのフィルタリングのボックスをチェックします。

ボットフィルタリングを有効にすると、既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外します。除外の対象となるのは、IAB/ABC International Spiders and Bots List に記載されるている世界中のスパイダーとボットが対象になります。(このリストを閲覧するためには、4000ドル必要です。)

青の[保存]ボタンを押せば、ボットフィルタリングの設定完了です。これだけの作業で、世界中の主要なボットのフィルタリングを行うことができます。

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