
Googleは、2017年10月4日より、質の高いトラフィックが多い場合には広告予算の最大2倍まで広告を掲載する 変更を発表しました。
AdWordsのヘルプページの説明には、一日に予算の2倍の費用までの広告を掲載可能とした理由として、インターネットのトラフィックは日々変動するため、トラフィックの質と数量に応じて、広告掲載を調整するためとしています。トラフィックが少ない日にはあまり広告を表示しない代わりに、質の高いトラフィックが多い日により多くの広告を表示します。
一日あたりの広告掲載は増えても、一ヶ月平均で予算をオーバーすることはない
今回の変更により、一日に発生する広告費用は、設定した1日の予算を上回ったり、下回ったりしますが、1ヶ月での費用は予算に応じた額に収まるように調整されるとのことです。請求期間内(1ヶ月)の費用が一日の予算基準額を超えてしまった際は、超過分はクレジットとして払い戻されます。
今回のAdWordsの変更がサイト運営者に与える影響
AdWordsの変更は、AdSenseにも関わりがあります。今回、Googleが発表したAdWordsの一日あたりの予算の最大2倍まで表示される様に変更になったことは、AdSenseの一日あたりの広告収益額が日によって変動が大きくなる可能性を示しています。
また、質の高いトラフィックが多い日に予算を上回る広告を表示するとの説明があることから、質の高いトラフィックが多いサイトは収益が上昇する可能性があります。逆に質の低いトラフィックが多いサイトは、収益が下がるかもしれません。
広告主にとっては、一ヶ月当たりの広告費用は変わらなくても、広告を掲載するサイト運営者の収益はかわる可能性があります。
質の高いトラフィックとは?
サイトを訪問するユーザーは様々です。何らかの情報を求めてサイトを訪問したユーザーは、興味を持つ広告がサイトに掲載されていた場合、広告をクリックする可能性が高いです。基本的に検索経由の訪問は、質の高いトラフィックとして認知されています。
検索経由の訪問を増やすためには、検索で上位に表示されることが重要です。ユーザにとって役立ったり、興味を持たせるコンテンツは、検索の上位に表示されやすいです。また、サイト全体の品質を高めることも、検索で上位に表示されることに繋がります。
Googleは、サイトやコンテンツの品質を重視する傾向を強めています。サイトとコンテンツの品質は、今後、収益性への影響もさらに大きくなってくる可能性があります。
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