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AdSense レポートの「表示回数」指標の内容・定義が変更になりました

AdSense レポートの「表示回数」指標の内容・定義が変更になりました

2018年5月3日に、英語のAdSense 公式ブログにおいて、AdSenseのレポートで使用されている「表示回数(インプレッション)」の定義(内容)が変更 となったことが発表されました。現時点では、日本語での発表はまだありません。以下に今回発表された内容について紹介致します。

AdSenseは、パフォーマンスレポートで様々な収益指標を見ることができることが大きな特徴です。表示回数は、ページビュー数、ページRPM、クリック数、CPC(クリック単価)、ページCTRと並んで最も基本的で重要な指標の1つです。

IAB (Interactive  Advertising Bureau) とMRC (Media Rating Council) は、MMA (Mobile Marketing Association) 等の組織と提携しながら、業界標準のインプレッション(広告表示回数)の測定方法について、定期的にレビュー(検証や見直し)と更新を行なっています。これらの団体は、フォーマットやプラットフォームを包括した(跨がった)インプッション計測の標準化のガイドラインを提唱(推奨)していました。

昨年、Googleは、これらの標準に準拠するために、サーブド(served)インプレッションからダウンローデッド(downloaded)インプレッション(の計測方式)に広告配信プラットフォームを移行しました。サーブドインプレッションは、広告リクエストがサーバーに送られたことを検知したポイントでカウントされます。ダウンロード(ダウンローデッド)インプレッションは、それぞれの広告リクエストが最低1つがユーザーの端末にロードが開始された時にカウントします。本日(2018年5月3日)から、サイト運営者(パブリッシャー)は、この変更を反映する更新された指標を見るようになります。

備考:
インプレッションの計測をどのタイミングで行うかの違いです。新しく採用されたインプレッションの計測方式、ダウンローデッドインプレッションは、広告リクエストが発行されて、広告配信が行われ、ユーザーの端末に最低一つの広告がロードを開始したタイミングでカウントするものです。ダウンローデッドインプレッションの方が、より現実に即した指標であることが分かります。

表示回数(インプレッション)の計測方法変更による影響について

インプレッションのカウンティングの変更は、視認率の向上に繋がり、広告配信側の計測の統一性を持たせ、広告主に価値を提供するより適切なインプレッション指標となることに寄与します。例えば、広告がダウンロードに失敗したり、ユーザーが広告が配信される前にタブを閉じてしまったりすると、今後はインプレッションとしてカウントはされなくなります。

この変更の結果として、あるAdSense ユーザーは、インプレッション数の低下とそれに伴ってインプレッション RPM, CTR、その他のインプレッションベースの指標の向上を見ることになる可能性があります。しかし、収益に関しては、影響はありません。

備考:
今回のインプレッションの計測変更によって、基本的にインプレッション数は下がり、インプレッション関連の指標は良くなる場合が多いです。過去のインプレッション系の指標のパフォーマンスと比較する場合には少し困りますが、中長期的には、より適切な指標での分析評価が出来るようになります。パフォーマンス分析では、今回の変更を考慮に入れる必要があります。より実際に近い計測方法に変わったことは、歓迎すべきことだと思います。

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