
AdSense 自動広告導入が始まって3日目の本日、サイトのページを表示すると、自動広告の上に青色のバーで、”This ad was automatically placed here by AdSense. Click here to learn more.”(この広告は、AdSenseによってここに自動的に設置されました。詳しくはこちらをクリックして下さい。)のメッセージが表示されていました。
日本語では、「この広告はAdSense でここに自動配置されました。詳細についてはここをクリックして下さい。」と表示されます。(以下の画像は、はまさん から送って頂きました。)
AdSense自動広告の上に表示される青のメッセージの正体
このメッセージは、Googleのものではないことは分かります。しかし、自動広告が挿入されている上に表示され、メッセージの内容も合致しています。気になったので、このメッセージのリンク先を調べてみました。
注意事項:
クリックを誘導するメッセージを表示して、クリックすると乗っ取りを試みたり、悪質なプログラムなどをダウンロードするような手口があります。サイトにこのような謎のメッセージが表示された場合、迂闊にクリックしないことを強くお勧め致します。
気になる場合は、クリックするのではなく、サイトのページソースを見て、リンク先のURLを確認したり、Chromeのディベロッパーツールで要素をインスペクトするなどして、リンク先のURLなどを調べることをお勧め致します。
メッセージはプラグインAdvanced Adsによるものだった
メッセージのリンク先は、WordPressの広告表示管理を行うプラグイン、Advanced AdsのAdSenseの自動広告を無効にするための記事(How to stop AdSense ads appearing in random positions (Auto Ads))でした。
記事の冒頭には、『多くのユーザーからAdSenseの広告がサイトにランダムに表示されるという連絡を受け取ったこと。それらの(ランダムに表示される)広告を見て、Advanced Adsを無効にしたユーザーも居ること。これらの広告は、Advanced Adsによる表示ではなく、AdSenseの仕様変更(自動広告の導入)によるものであるため、何らかの対応が必要であると考えたので、メッセージを表示するようにしました。』と言うような説明がありました。
The blue message was added by Advanced Ads to inform ad managers about automatically placed ads on your site.
訳:
ブルーのメッセージは、サイトに自動的に広告が設置されたことを広告管理をする人に伝えるために、Advanced Adsが加えたものです。
記事の中には、Advanced Ads バージョン1.7.26から、AdSense 自動広告の上に自動的に警告メッセージを表示を行う追加を行ったこと、警告は広告管理する人(サイト運営者)がログインしている時のみ表示されると記述があります。続いて、AdSense 自動広告を無効(非表示)にするための方法の説明が記載されています。
感想、考察
Google AdSenseの自動広告導入は、広告設置管理を行うプラグインにとっては、大きな脅威です。現状、マニュアルで広告設置を行う方が収益面を含めて効果が高いことが多いですが、自動広告が普及すればするほど、広告設置管理を行うプラグインの果たす役割、ニーズは減少していきます。
当面の間は、AdSense 自動広告が利用可能でも、広告設置管理プラグインの需要は根強くあると思います。しかし、短期はもちろんのこと、中長期的な観点でも、プラグイン製作者が危機感を抱くのは自然だと思います。プロアクティブな対応をすることにし、警告メッセージを表示するようにしたと思われます。Advanced Adsを始めとした広告設置管理プラグインの今後の対応や展開に注目しています。
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