
2019年7月11日にGoogleは、パソコンでの検索結果のNews タブページが新デザインに移行することを発表しました。新デザインは、既に導入済みとなっているモバイル検索結果の新デザインと同様にカードのトップにサイトアイコン、続いてサイト名が表示される形式です。
Over the next couple weeks we’re rolling out a redesigned News tab in Search on desktop. The refreshed design makes publisher names more prominent and organizes articles more clearly to help you find the news you need. Check it out 👇 pic.twitter.com/xa2aZfO4Qd
— Google News Initiative (@GoogleNewsInit) July 11, 2019
米国では既にNewsタブは新デザインに移行
モバイル検索結果の新デザインは、発表された二日後には新デザインで表示されるようになりました。上に添付しているGoogle News InitiativeのTwitter投稿には、数週間以内に変更されたデザインがロールアウト(導入)されると記載されています。米国では、発表後数日程度でパソコン検索のNewsタブが新デザインで表示されるようになりました。日本では、まだパソコン検索のNewsタブは、移行していないようですが、それほど遠くない将来に移行されると思われます。
新デザインは、ページ単位に枠で囲われるカード形式の表示でモバイルでのNewsタブと共通の表示形式です。Googleの発表で記載されているようにパブリッシャー(サイト運営者)の名前が際立つ表示となっています。
検索クエリによっては、冒頭のGoogle News InitiativeのツイートのGIF画像のようにカルーセル形式の検索結果もパソコンで表示されるようになります。
パソコンで同じクエリ(MLB)で通常の検索を行った結果もリッチリザルトが多く表示されます。
カルーセルなど同じ様な表示形式でも、受ける印象が随分異なります。トップにサイトアイコンとサイト名が表示されるNewsタブの表示形式では、サイト名が際立つ印象があります。
高まるサイト名とアイコンの重要性
新デザインでは、結果ページがカード形式でサイトアイコンとパブリッシャー名(サイト名)が目立つ表示となっています。モバイル検索に加えて、パソコンでも、サイト名とアイコンが最初に表示されるようになったことで、ますますサイト名とアイコンの重要性が高まってきています。
今回のパソコン検索表示の新デザインは、Newsタブのためニュースを配信するサイトがメインの対象になりますなので、パブリッシャー名が目立つ表示は、サイト運営者にとっては基本的に朗報と言えます。名前は、分かり易く、覚えやすい、ユニークさなどもあった方が良いなど、ブランディング的な意味と重要性も高いです。
パソコンの検索表示も新デザインになる日は近い?!
Googleの検索新デザインの発表記事には、デザイン変更はモバイルで最初に導入されると記載されていました。将来的には、パソコンの検索結果も新デザインになることを示唆しています。
現在のモバイル検索結果の表示は、ニュース系の記事の表示には適しているため、パソコンでの新デザインの導入はNewsタブページで先行して導入したと推測します。ユーザーの反応などを見ながら、パソコンの通常検索に適した結果のデザインの作成に取り組んでいると思います。今回のNewsタブのようにモバイルと基本的に同じデザインになる可能性もあるとは思いますが、少しデザイン的にパソコンに適するように考慮したデザインになる可能性もあると考えています。
デザインは、適時、変更も行うことができるので、中長期的にさらに進化、洗練されてくると思います。これまで、パソコンの検索ではテキスト中心が多かったですが、クエリによってはリッチリザルトが多く表示される場合も多くなってきています。2018年9月27日にGoogleは20歳の誕生日を迎えました。同日、「これからの 20 年にむけて ~ より良い検索を目指して~」と言う表題の記事が日本語で投稿されました。20年という大きな節目を迎えて、今後20年の長期的な視点での取り組みについての新たな取組みが発表されました。以降、検索が大きな変革期にあることを実感しています。今回の発表は、Newsタブの新デザイン導入で、それほど大きな変化ではないですが、流れの中での一つの出来事として、やはり変化を感じさせられます。
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