
Googleの検索には、入力中のキーワードに関連した検索候補を自動的に表示するオートコンプリート と呼ばれる機能があります。2017年10月の初めからオートコンプリートで表示される検索候補が、モバイル画面では5個、パソコン画面では10個に増やされました。検索候補の選定や数など、内部的に大幅に機能向上されたように思われます。
オートコンプリートの表示例
Googleの検索ページの検索ワード欄に一文字入れると、パソコン画面では10の検索候補が表示されます。(例:「ぶ」を入力した状態でのオートコンプリートによる検索候補表示)
二文字めが入力されると、それに応じて検索候補の表示も更新されます。(例:「ぶろ」と入力された状態でのオートコンプリートによる検索候補表示)
検索欄に入力する文字が増えてくるに従って、検索候補も絞られてきます。以下は、「ぶろぐ」と3文字入力された時点でのオートコンプリートによる検索候補の表示例です。(ひらがなの入力でも、検索候補はカタカナが表示されています。)
モバイル検索では検索候補は最大5個表示
モバイル画面の検索では、検索候補は最大5個表示されます。この例では、「ぶろぐ」と入力して、検索候補は4つ、加えて広告が表示されています。候補はデスクトップとほぼ同じですが、モバイルの場合は候補数が少ないので、より特化して絞り込んだキーワードが表示されることもあります。
検索候補が増えたことで利便性も向上
今回のオートコンプリートのアップデートで、検索候補の表示が増え、表示される候補もより特化しているように思います。あまり目立たない機能かもしれませんが、ユーザーの利便性が大幅に高まったと思っています。(少なくとも私にとっては、使い勝手が大幅に向上しました。)
「ブロギングライフ」が検索候補に表示されるようになりました
「ブロギングライフ」も、今回のアップデート後、検索候補に表示されるようになりました!オートコンプリートの検索候補数も増えたことから、候補の対象ワードも同様に追加されたためではないかと推測しています。
3文字半(4文字変換前)の入力から検索候補に含まれる
「ぶろぎn」のように4文字目の入力途中から、ブロギングライフが候補に表示されるようになりました。「n」が入れられた段階でな行に加えて「ん」も候補となり表示されているようです。
4文字目確定後の候補は現時点では1つ
4文字目の「n」が「ん」に確定されると、「ブロギングライフ」のみが候補として表示されます。現時点での候補は一つですが、ブロギングライフの関連サイトが成長すれば、関連サイトが表示される可能性もあると思います。(頑張らねば!)
サイトが検索候補に表示されるようになるために必要なこと
検索候補は、検索エンジンのアルゴリズムが自動的に選別を行い表示しているものと思われます。検索候補に表示されるワードは、検索クエリとしてある程度の頻度で使用されているものが表示されると推測できます。検索される回数が多いワードは、検索候補として表示される頻度も高くなると思います。
サイト名で検索を行うユーザーが多ければ、サイト名が検索候補として表示される可能性は高まります。サイト名が検索候補で表示されることは、ブランディングの向上に繋がる可能性があります。
SEOでは、検索順位を高めることに目が行きがちですが、検索経由で訪問したユーザーが満足できるコンテンツでなければ、検索順位を維持することは難しくなります。同様のことが、検索候補での表示にも言えると思います。
検索候補で表示されるようになることはプラス要素があります。さらに、訪問したユーザーが満足できるサイトのコンテンツや使い勝手の良い操作性を備えていることが重要です。
コンテンツを含めてサイト全体の品質を高めるように努めれば、検索での順位も上昇していきます。検索での表示頻度が高まると、検索候補に表示される可能性も高まります。
本記事で紹介したオートコンプリートの機能アップデートと同時期に行われた検索のカントリードメイン間の共通化について紹介したYouTubeビデオです。
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