
これまで、Googleの検索はカントリー コード トップ レベル ドメイン (ccTLD) 毎にその国地域に合わせた検索結果が表示されていましたが、ccTLDではなく検索を行った地域に合わせた検索結果が表示されるように変更 したことをGoogleが発表しました。
これまでは、www.google.comと日本のカントリーコード トップレベル ドメイン www.google.co.jpでは、同じ言葉を入力して検索を行うと異なる結果が表示されていました。基本的に英語の検索を行う場合は www.google.com 、日本語の検索を行う場合は www.google.co.jp を利用するのが一般的でした。
今回の変更発表後から、www.google.com と www.google.co.jp であるキーワードを検索を行った結果は同じとなりました。Googleは、5回の内1回程度の割合で、地域に関連した検索が行われており、検索を行った場所に合致した結果を提供することがユーザーの利便性の向上に繋がると今回の変更を行った背景について説明しています。
利用者の所在する地域に合致したカントリーサービスを提供
従来、これらのサービスは、カントリー コード トップ レベル ドメインによって分類評価されてサービスが提供されてきました。より検索地域に特化したエクスペリエンスを提供するために、検索者の場所からカントリーサービスを決定し、Google 検索やマップの結果を提供する形式に変更が行われました。
今回の変更で、モバイルウェッブ、Google アプリ、デスクトップサーチとマップのカントリーサービスは、ドメインではなく、利用者のいる場所によってカントリーサービスが提供されるようになりました。オーストラリアに住んでいる人は、自動的にオーストラリアのカントリーサービスを受けることになります。ニュージーランドに旅行に行っている時は、自動的にニュージーランドのカントリーサービスに自動的に切り替わります。オーストラリアに帰国すると、シームレスにオーストラリアのカントリーサービスに戻ります。
何らかの理由で適切なカントリーが使用できない場合は、設定から希望する適切なカントリーサービスを選ぶことができます。
また、検索結果ページの株に、使用されているカントリーサービスが表示されるようになりました。
今回の変更は、モバイル端末での検索の利便性の向上を意図したものです。基本的には、便利だと思うのですが、パソコンで検索の対象言語に応じて、カントリー コード トップ レベル ドメインを使い分けるような利用をしていた人にとっては、少し不便なところもあります。この件についての事例と対処法は、以下の記事をご参照下さい。
日本国外で検索して結果に中国語が混在する場合、日本語ページを表示させる対処法
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