
2017年第4四半期(10月後半頃)からアドセンスの関連コンテンツのレイアウトをカスタマイズする機能が追加になりました。今回追加になったのは、広告コードにパラメータを追加することで、関連コンテンツの表示形式を指定したり、ユニット内の行数と列数を設定したりすることができる機能です。
2017年12月第2週頃からAdSenseの管理画面に、「サービスに関する新着情報」として関連コンテンツのカスタマイズ機能の紹介バナーが表示されるようになっています。本記事で紹介するカスタマイズと同じものです。

目次 - Table of Contents
関連コンテンツカスタマイズ表示例
今回追加された機能を利用してブロギングライフで設置しているカスタマイズした関連コンテンツの表示例を紹介します。
モバイル画面記事下 – 画像とテキスト上下カード形式で2列表示
モバイル画面での関連コンテンツは、デフォルトでは画像とテキストが横に並んで1列で表示されます。以下の例は画像とテキストを縦に並べて、2列表示している例です。
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パソコン画面記事下 – 画像とテキスト上下カード形式 3行3列表示
パソコン画面で記事下に設置した関連コンテンツは、通常、デフォルトでは画像とテキストが横に並んで横2行縦4列で表示されます。以下の例は画像とテキストを縦に並べて、3行3列で表示している例です。
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パソコン画面サイドバー – 画像とテキスト上下カード形式 1列表示
パソコン画面でサイドバーに設置した関連コンテンツは、通常、デフォルトでは画像とテキストが横に並んで縦1列で表示されます。以下の例は画像とテキストを縦に並べて、1列で表示している例です。(以下の画像の赤枠部)
画像とテキストの並べ方を変えただけですが、画像が大きく表示されて見た時に受ける印象は大きく変わります。
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関連コンテンツのカスタマイズ設定方法
今回、追加されたカスタマイズ機能は、パラメータに値を指定して設定を行うものです。設定できる項目は、関連コンテンツのレイアウトの指定とユニット内の行数と列数の指定です。
レイアウト形式の選択と指定
レイアウトパラメーター: data-matched-content-ui-type に値を指定して、設定を行います。現在設定できるレイアウトは、テキストのみ、画像テキスト横並び、画像テキスト上下の3種類。各々にカードと呼ばれる枠付きと枠なしが選ぶことができます。選択可能な組み合わせの合計6種類です。通常ページでは以下のボックスをクリックするとパラメーターの入力値が表示されます。
- テキストのみ
- data-matched-content-ui-type=”text”を広告コード内に追加します。
- カード内にテキストを表示
- data-matched-content-ui-type=”text_card”を広告コード内に追加します。
- 画像とテキストを横に並べて表示
- data-matched-content-ui-type=”image_sidebyside”を広告コード内に追加します。
- 画像とテキストを横に並べてカード内に表示
- data-matched-content-ui-type=”image_card_sidebyside”を広告コード内に追加します。
- 画像とテキストを上下に並べて表示
- data-matched-content-ui-type=”image_stacked”を広告コード内に追加します。
- 画像とテキストを上下に並べてカード内に表示
- data-matched-content-ui-type=”image_card_stacked”を広告コード内に追加します。
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ユニット内に表示する行数と列数を選択指定
関連コンテンツユニット内で表示するお勧めのコンテンツの行数と列数を指定して表示することができます。行数のレイアウトパラメーターは、 “data-matched-content-raws-num” 、列数は “data-matched-content-columns-num”です。設定する場合は、これら両方に値を入力する必要があります。また、モバイルとデスクトップで異なる行列数を設定することもできます。通常ページでは、以下のボックスをクリックするとパラメーターの入力値が表示されます。
- 4行1列(モバイルとPC)
-
data-matched-content-rows-num=”4″
data-matched-content-columns-num=”1″ - 2行2列(モバイルとPC)
-
data-matched-content-rows-num=”2″
data-matched-content-columns-num=”2″ - 3行3列(PC向き)
-
備考
AdSense ヘルプページでは、「モバイルとPC」と記載されていますが、モバイル画面(縦に表示した時)の幅で3列表示するのは現実的ではないため、実質的にはパソコン画面での設定です。モバイルには適していないと思います。
data-matched-content-rows-num=”3″
data-matched-content-columns-num=”3″ - 4行1列(モバイル)、2行2列(PC)
-
レスポンシブ対応テンプレートで同じ関連コンテンツユニットでモバイルとパソコンの行列数をそれぞれ設定することができます。モバイルの数値が先で、’,”の後にデスクトップ(パソコン)の数値を入力します。
data-matched-content-rows-num=”4,2″
data-matched-content-columns-num=”1,2″
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関連コンテンツのカスタマイズについての留意事項
今回追加になった関連コンテンツのカスタマイズは、新しい試みが含まれている様に思います。今後、パラメーターで設定可能な項目も増えてくる可能性があると考えています。ヘルプページに記載されている内容を含めて留意すべき点などもあります。
本記事で紹介する設定はAdSense ポリシーで許可されている変更です。
AdSense のポリシーでは一定の条件を満たしたコードの改変を認めています。本記事で紹介するコードの変更方法は、ヘルプページに記載された内容を元にしており、ポリシーで許可されたものです。
この記事([ヘルプの記事])で説明されている例は、AdSense 広告コードの許可されている変更方法です。これらの方法で関連コンテンツのコードを修正した場合は、AdSense プログラム ポリシー違反とみなされません。
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レスポンシブ対応の関連コンテンツコードでカスタマイズ可能
本記事で紹介するカスタマイズは、レスポンシブ対応の関連コンテンツ 広告ユニットのみ設定可能です。カスタムサイズは対象外となります。
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設定が動作しない場合もあります
備考 / 注意事項:
私の環境では、ヘルプページの説明に基いて設定を行っても、パラメーターの設定が反映されなかったり、関連コンテンツが表示されない現象が発生しました。設定によって、表示されないことが多いです。色々制限があったり、新しい試みのため安定して動作しない場合もあるような印象を持っています。
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カスタマイズによる効果はマイナスになる場合もあります
現時点でのブロギングライフの関連コンテンツユニットあたりの平均広告表示数は1.2です。カスタマイズしていない他のサイトでは、2.5前後です。カスタマイズと直接関連性があるかは不明ですが、広告表示数が少なくなると収益にもマイナスとなる可能性が高くなります。
備考 / 注意事項:
カスタマイズしたことで広告表示数が少なくなる可能性があるため、カスタマイズは慎重に行うべきと思います。カスタマイズした場合は、その後のパフォーマンスをモニターすることをお勧め致します。
私の運営する関連コンテンツを使用している他のサイトでは、カスタマイズは行っていません。まだ、かなり新しい試みと思われるため、時期尚早ではないかと考えています。
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デフォルトの関連コンテンツユニットでも新しい表示形式が自動的に行われています
デフォルトでの関連コンテンツは自動的に新しい表示形式が増えています。以下のような一番上に表示されるおすすめコンテント(含む広告)は大きな画像で下にテキストが表示される形式(下の画面青枠)で表示される頻度も高くなってきました。
上記一番上だけ大きく表示される形式のほうが、収益面やエンゲージメントの点で効果が高いのではと考えています。また、関連コンテンツユニットの下に自動的にリンクユニットが加えて表示されるテストなども行われています。新しい関連コンテンツの表示フォーマットの事例については、上記リンクからブログライフ BBの記事をご覧下さい。
ブロギングライフは、試験的な理由からカスタマイズした関連コンテンツを設置しています。関連コンテンツに関しては、デフォルトの状態の方が新しいフォーマットの自動表示などに対応されているのでお勧めです。
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