
AdSenseの広告ユニットはいくつか種類があります。最も一般的なAdSense 広告ユニットは、テキスト広告とディスプレイ広告です。リンクユニットは、文字通りリンクを表示する広告です。テキスト形式で表示されますが、通常のテキスト広告とは異なる表示フォーマットと特徴を備えています。
リンクユニットについては、意外と知られていないような印象を持っています。特にAdSense 初心者の方はご存じない方も少なくないのではと思います。本記事では、リンクユニットの特徴と作成、設置の仕方を紹介します。
AdSense リンクユニットの特徴
通常のAdSenseは、広告をクリックされると収益が発生するのに対して、リンクユニットはクリックされると関連したトピックの広告が掲載されるページが表示されます。リンクユニットをクリックして表示されるページの広告をクリックすると広告主のページが表示され、パブリッシャーに収益が発生する流れになっています。(通常のAdSense広告に比べて、もう一つ追加のプロセスがあります。)
リンクユニットの仕組みと特徴
例えば、上のリンクユニットの中から、”WordPressカスタマイズ”をクリックすると、トピックに関連した広告が掲載されるページが表示されます。そして、そのページ内の広告をクリックすると収益が発生する仕組みです。
リンクユニットは、ユーザーの興味のありそうな話題(トピック)を幾つか表示します。それらのトピックの中から選ばれたものがクリックをされることで、ユーザーの興味ある分野を絞り込んで広告を表示することができます。そのため、リンクユニット経由の広告ページには、通常の広告より興味を持つ可能性の高い広告が表示される可能性があります。
AdSense リンク広告の表示例
リンクユニットも通常の広告ユニットと同様に様々なサイズがあります。大きく分けると横長タイプと縦長タイプに分かれます。以下、AdSense ヘルプページのリンクユニットの例 からリンクユニットの表示例を紹介します。
横長タイプ
縦長タイプ
リンクユニットの広告コードの作成方法
新しいAdSense UIでリンクユニットが作成できない場合の対処法
1. 管理画面のメニューから[広告の設定]をクリックし、[コンテンツ]を選びます。
2. [+新しい広告ユニット]をクリックします。
以下の様な作成する広告の種類を選択する画面が表示された場合は、[テキスト広告とディスプレイ広告]を選択します。
3. 広告ユニットの名前を入力します。続いて、[広告サイズ]の下に表示される表示中の右にある[推奨]と表示されたドロップメニューボタンをクリックします。
4. 表示されるドロップダウンメニューからリンク広告を選択します。
5. リンク広告のサイズ選択画面が表示されます。特定のサイズにしたいというような強い希望がなければ、デフォルトのレスポンシブがお勧めです。
6. お好みに応じて、テキスト広告のスタイル(リンクユニットの場合は、文字色の指定)を設定します。これはオプションです。
6. 画面下の青色の[保存してコードを取得]のボタンを押します。
7. リンクユニットの広告コードが表示されます。
コードをコピーして、サイトに設置します。
リンクユニットの設置例
リンクユニットの設置場所は様々です。リンクユニットはページトップやメニューバーの下、フッターなどに設置するのが、従来から採用されてきた一般的な設置場所です。
以下は、記事タイトル上の設置例です。
通常の広告に続けてリンクユニットを表示させる様なアプローチもあります。サイトのレイアウトやデザインによっては、さらに効果的な設置場所、方法もあると思います。
リンクユニット利用で知っておいた方が良いこと
リンクユニットは、トピックをクリックしても収益は発生しないため、パブリッシャー(サイト運営者)がリンクユニットのトピックをクリックすることができます。
リンクユニットをクリックして表示されるページの広告を、サイト運営者(AdSense パブリッシャー)がクリックすることは、AdSense ポリシーで禁じられています。
下はリンクユニットのトピッククリック後に表示される広告ページです。”WordPress https”をクリックして表示された広告です。
リンクユニットは二回クリックされないと収益が発生しませんが、設置するサイトによっては、意外と高い収益パフォーマンスとなる場合もあると思います。試しに使ってみるのも良いかもしれません。一度お試しになることをお勧めします。
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