
検索結果にモバイル対応にも関わらず「ページがモバイルフレンドリーではありません」と表示されることがあります。この表示は、Search Consoleでサイトを登録しているGoogleアカウントで検索を行った時に、サイトオーナーのみに表示されるものです。
ページがモバイルフレンドリーではないのであれば、メッセージが表示されて当然なのですが、モバイルフレンドリーテストを行うと合格するページにも関わらず、当該メッセージが表示されることがあります。
新たに投稿された記事やドメインの引っ越しやhttpからhttpsへの移行を行なった後、しばらくの間、一部のURLが、「ページがモバイルフレンドリーではありません」と検索結果で表示されることが比較的多く発生します。
「ページがモバイルフレンドリーではありません」と表示される事例
先日、ブロギングライフに記事を投稿後、Search ConsoleでFetch as Googleからその記事をインデックス リクエストしたところ、直ぐにインデックスされたのですが、10数分後にはインデックスから外されました。この事例の現象については、「検索インデックスされやすい記事とされにくい記事についての考察」をご参照下さい。
しばらく時間を置いてから(40分程度後)、site コマンドでチェックしたところ、再びインデックスされたものの「ページがモバイルフレンドリーではありません」と表示されました。
上記メッセージをクリックすると、モバイルフレンドリーテストのページが表示されます。テストした結果は合格でした。
モバイルフレンドリーではないと表示される理由は、記事が新しいためページの情報や分析が十分に行われていないためではないかと推測していました。
Google ウェブマスター スポークスマンの説明
Google Webmaster Central office-hours hangoutで、モバイルフレンドリーではないと表示されることについての質問にJohn Muellerさんが回答しているYouTube ビデオを以下に添付します。
質問:
我々のサイトページは検索の結果でモバイルフレンドリーではないと表示されます。しかし、モバイルフレンドリーテストではそうだと言われます。どうなっているのでしょうか?
John Muellerさんの回答:
この件は少し混乱を与えがちだと思っています。現在、ウェッブマスターのチームと改善策について色々話し合いを行なっています。
ウェッブマスターがログインしているとGoogleが認識している状態で、管理するサイトのページURLを検索して見た時にモバイルフレンドリーでない場合に表示されるものです。この表示はウェッブマスターのみ見ることができるものです。サイトを管理する運営者に対してのみ表示し、他の人は見ることはありません。何かモバイル表示する上で不具合があった場合に通知する便利な機能です。
トリッキーなところは、時折、アルゴリズムがそのURLを暫くの間処理していなかった時、アルゴリズムはそのURLがモバイルフレンドリーか不明な場合、モバイルフレンドリーではない可能性があるという意味で通知します。そのURLをモバイルフレンドリーテストを行なって合格した場合は、大丈夫です。
この件については、運営者の方々に混乱を与えないようにしなければならないと思っています。そのため、私はチームのメンバー達と何かうまい対策ができないかと話し合っています。
考察
John Muellerさんの回答では、アルゴリズムが暫くの間、該当するURLの解析を行なっていなかった場合の話ですが、新しく投稿した記事やドメインを引っ越して新しいURLとなったページでも、該当する話だと思います。新しい記事ではアルゴリズムがURLを十分な処理を行なっていないため、モバイルフレンドリーか不明となり「モバイルフレンドリーではありません」の表示がされる可能性があることを示しています。
Googleの方でも改善策について話し合いが行われているとのことなので、将来は分かりやすい表示に変更になるなどの可能性があります。
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