ブロギングライフ

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ウェブマスター向けガイドラインの重要な事柄

ウェブマスター向けガイドラインの重要な事柄

Googleは、ウェブマスター向けガイドラインで、検索の仕組みの3つの基本プロセスにおいてサイトを作成する上でのヒントや考慮すべき重要な事柄について詳しい解説があります。さらに、ウェブマスター向けガイドラインで禁じる手法などについてもそれぞれ具体的に説明があります。ウェブマスターガイドラインを理解して準拠することは、検索での順位を向上させるための基本です。また、ガイドラインには、検索での順位向上のためだけでなく、サイトとして備えるべき重要な機能や事柄が多く含まれています。

AdSenseなどサイトで収益化を行う場合にもウェブマスターガイドラインに準拠することが求められます。AdSenseのプログラムポリシーでは、サイト運営者はウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠する必要があると明記されています。

本記事では、ガイドラインの中で特に重要と思われる事柄について紹介します。

基本方針

  • ユーザーの利便性を最優先してページを作成し、サイトを構築する。
  • ユーザーや検索エンジンをだますようなことはしない。
  • サイトとコンテンツが独自性が高く、ユーザーに価値や魅力を提供できるようにする。

近年ウェブマスター向けガイドラインに追加された事柄

ガイドラインは基本的な事柄は、殆ど変わらないのですが、インターネットの環境などの変化に応じてウェブマスター向けガイドラインは適時更新されることがあります。2016年のはじめにガイドラインの比較的大幅な更新が行われました。追加された事項などを見ると、近年重要度が増してきているものが多いです。以下、主な追加事項です。

HTTPSについて

可能であれば、HTTPS を使用してサイトの接続を保護します。ウェブ上の通信ではユーザーとウェブサイトとの間のやり取りを暗号化することが適切です。

HTTPSはサイトの安全性を高める取り組み、技術の一つです。インターネットの普及と仕様用途の広がりに伴って、セキュリティの重要性も高まっています。Googleは、HTTPSの普及を推進しています。2017年、HTTPS対応するサイトは急増しています。2018年以降、HTTPSに対応するサイトは更に増え、実質的に必須に近いものとなってくると予想しています。

サイトをSSL化(HTTPSに対応)することはもちろんのことですが、サイトのセキュリティを高めるように取り組むことは大切なことです。ブログサービスなどを利用している場合は、運営会社がセキュリティの対策も施してくれますが、レンタルサーバーなどを利用してWordPressのサイトを運営する場合は運営者がセキュリティの向上に取り組む必要があります。

Googleは、HTTPSサイトでHSTSをサポートすることを推奨しています。HSTSをサポートして、HSTS プリロードリストに登録するとさらにサイトにアクセスしようとするユーザーの安全性を高めることができます。詳しくは、HSTSについての説明とHSTSプリロードリストの登録方法の記事をご参照下さい。

モバイルフレンドリー

パソコン、タブレット、スマートフォンを含む、あらゆる種類やサイズの端末向けにサイトをデザインします。モバイル フレンドリー テスト ツールを使用してモバイル端末でのページの動作をテストし、修正の必要な箇所についてのフィードバックを得ます。

モバイルウェッブページのアクセスは、デスクトップを上回りました。モバイルの画面は小さくスペースに限りがあるため、サイトのレイアウトなどを工夫して、コンテンツを見やすい(コンテンツにアクセスしやすい)構成にすることは非常に重要なことです。

また、モバイルでの操作性を向上させることも大切です。メニューに容易にアクセスできたり、興味を持った事柄に関連したサイト内の記事をユーザーが見つけやすくするような機能を提供することも重要です。

備考:
AMP (Accelerated Mobile Page)をサポートするためには、必然的にモバイルフレンドリーに対応することになる副次効果があります。AMPは仕様などに制限があるため、通常のページに比べると機能が制限が生じることも少なくありません。そのため、AMPではモバイルでの使い勝手の向上にも力を入れています。AMPをサポートして、ページを改善していると自然とモバイルフレンドリーになっていきます。

アクセスビリティの向上

<title> タグの要素と alt 属性の説明をわかりやすく正確なものにします。

Google がページを理解できるよう手助けする / ウェブマスター向けガイドライン

画像にalt 属性 で説明を加えることは、アクセスビリティの向上に繋がります。また、検索エンジンがコンテンツにおける画像の役割を理解することの手助けともなります。alt 属性の適切な記述は近年重要度が高まっています。ウェブマスター向けガイドラインでも、クロール、インデックス、検索表示の3つのプロセスのガイドライン全てにalt 属性についての記述があります。

ガイドラインで特に留意、対応すべき事柄

以下、ガイドラインに記載されている内容で特に留意して対処したほうが良いと思われる事柄について紹介します。

サイトマップ

サイト上の重要なページへのリンクを含んだサイトマップ ファイルを用意します。また、そのようなページへのリンクの一覧を人が読める形式で記載したページ(「サイト インデックス」や「サイトマップ ページ」とも呼ばれます)も用意します。

[重要と思われるポイントを太字にハイライトしています。)

サイトマップは、大きく分けるとXMLサイトマップとHTMLサイトマップの2種類があります。前者は検索エンジン向けにサイト内のページ情報を提供するものです。後者は、HTMLサイトマップとも呼ばれるもので、訪問した人が参照できるサイト内のページが網羅されている案内用の地図のようなものです。

ユーザー向けのサイトマップを用意することは、サイトのコンテンツをユーザーが見つけやすくし、ユーザーエクスペリエンスの向上に寄与します。ユーザーがサイトマップを参照してサイト内の他のページも見ることは、ユーザーのサイト内の滞在時間を伸ばしたり、直帰率の低減、セッションあたりのページ閲覧数の増加など、サイトにとって様々な形でのプラス要素となります。

ブロギングライフでも、ユーザー向けのサイトマップページを設置しています。

重要なコンテンツはデフォルトで表示する

Google はタブや展開するセクションなどのナビゲーション要素内に含まれる非表示の HTML コンテンツをクロールできますが、こうしたコンテンツはユーザーがアクセスしにくいものとみなされ、また、最も重要な情報はページの表示時にデフォルトで閲覧可能となっているものと解釈されます。

コンテンツの表示構成をスライドトグルやアコーディオンなどの表示機能を使用する場合、最も重要な情報はデフォルトで表示するようにします。デフォルトで表示されない部分は、検索アルゴリズムで重要度が低いと解釈される可能性があるので注意が必要です。

備考 / 注意事項:
以下はスライドトグルの表示例です。パソコン画面では、クリックすると中に含まれているテキストや画像などが表示されます。重要度の高いコンテンツは、クリック無しで表示されるようにする方が適切です。AMPページではスライドトグル無しで表示されます。
スライドトグルの例:クリックすると付加情報が表示されます。
スライドして表示される補助的情報のコンテンツ。通常ページではクリックで開閉します。AMP ページでは隠されずそのまま表示されます。

画像の適切な使用と説明

重要な名前、コンテンツ、リンクを表示するときは、画像ではなくテキストを使用します。テキスト コンテンツの代わりに画像を使用する必要がある場合は、alt 属性を使用して簡単な説明テキストを組み込みます。

訪問者がページを利用しやすいよう手助けする / ウェブマスター向けガイドライン

コンテンツに画像を効果的に加えることで、ユーザーがコンテンツを理解するのに役立ったり、興味を高めることなどに繋がります。しかし、画像はあくまでも補助的な役割りで、上に引用しているようにGoogleはガイドラインで、重要度が高い名前、コンテントやリンクはテキストを使用することを推奨しています。テキストで説明せずに画像で説明する場合は、alt 属性に説明文を加えます。

備考:
ブロギングライフでは、記事タイトルなどのテキストを記載したサムネイル画像(タイトル画像)を使用していることが多いですが、これらはあくまでも補助的な意味での画像利用です。また、alt 属性を加えています。

広告リンクにはrel=”nofollow’ を付ける

ガイドラインには、ページ上に設置されている広告リンクが検索エンジンの掲載順位に影響を与えないように、rel=”nofollow”などを使用してクローラーが広告リンクをたどらないようにすることを推奨しています。

広告リンクにnofollowがないと、クローラーはリンク先のページをフォローしてしまい、その情報が検索順位に影響を与える可能性が発生します。最近のアフィリエイト広告は、nofollowタグがデフォルトで広告コードに含まれていることが多いと認識しています。サイトの中で重要度が高いページに広告リンクにnofollowが含まれているか確認することをお勧め致します。

リンク切れがないようにする

リンク切れが発生しているか定期的に確認し、必要に応じてリンクが適切に表示されるように更新するようにします。細かいところですが、サイトの品質を高めるために重要な事です。

品質に関するガイドラインで禁じている手法

質の高いウェブサイトを構築するためには、不正をしない。ユーザーや検索エンジンをだますようなことを行わないというのが大原則です。明らかに不正と思われることは、特にガイドラインを参照しなくても分かることが多いですが、気付かずにガイドラインで禁じている手法を使用してしまっている場合もあります。誘導ページも意識せずにサイト運営者が行いがちな手法の1つです。

Googleは、ウェブマスターの品質に関するガイドラインで、使用してはならない手法を記載しています。これらの手法の説明を良く読んで理解することは、サイトの品質を高めるために必要なことの理解の手助けともなります。

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