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AdSenseの設定に加わった”広告掲載率”についての考察

AdSenseの設定に加わった”広告掲載率”についての考察
更新情報: 2017年6月6日から、AdSenseの管理画面で広告掲載率のページを表示すると、「広告掲載率の機能はメンテナンス中です」の表示となっています。
この件は、AdSenseの既知の問題として公開されています。ヘルプページの説明によると、技術部門によって収益見積もりのファインチューニングを行っているとしています。現在、全てのサイト運営者のアカウントにおいて広告掲載率は無効化されています。以前、広告掲載率をご使用であっても、その時の設定は現在、無効になっています。特にサイト運営者が取るべきアクションはなく、再びツールが有効になった時は通知すると記載されています。
更新情報: 2017年5月8日の英語のAdSense公式ブログにて、これまでは広告掲載率を設定して広告が配信されない場合、広告スペースは空欄となる状態でしたが、今後数週間以内には、広告が未配信となった場合は、広告ユニットの部分を自動的に詰められるようになるようになると発表されました。この機能追加(未配信の広告ユニットを空欄とせずに詰める表示)は、広告掲載率を使用した場合、自動的に利用可能となります。

2017年1月半ば頃から、AdSense管理画面の[広告の設定]のサブメニューに[広告掲載率]と言う項目が加わって表示されるようになりました。

AdSenseメニューに新たに加わった広告掲載率

広告掲載率のタイトルの下に、サブタイトル「成果の高い広告を重視」と以下の様な説明が表示されています。

最も多くの収益を獲得している広告のみを表示して、収益への影響を最小限に抑えつつ、サイトでの全体的なユーザー体験を向上します。スライダーを使って、広告数を減らすと収益がどのように変わるかを確認できます。

デフォルト(初期設定)の状態では、広告掲載率は100%に設定され、推定値(収益に占める割合)と表示中(掲載可能な広告の割合)も100%になっています。

AdSense 広告掲載率設定デフォルト画面

スライダーの上に表示される広告掲載率の右にあるマークをすると以下の様な説明が表示されます。

広告掲載率は、サイトの使用可能な広告スペースに広告が掲載される頻度です。たとえば、広告掲載率が 70% の場合、その広告ユニットには入札単価が最も高い広告が 70% の確率で掲載されることを意味します。

この説明、特に太字の部分は良く分かりませんでした。書いてあることをそのまま受け入れて考えると、例えば、広告掲載率が100%の場合、その広告ユニットには入札単価が最も高い広告が 100% の確率で掲載されることになります。(そうなるという解釈です。)

入札単価が最も高い広告が表示される確率が高い方が良いはずです。言い換えると、入札単価が最も高い広告が70%より、100%の確率で表示される方が、収益性は高くなるはずです。

そのような意味ではないと思い、ヘルプを見てみました。

サイトの広告掲載率を最適化する

パフォーマンスの良い広告に絞って掲載

このタイトルとサブタイトルは、納得できます。

具体的な例として、広告掲載率を70%に設定した場合、ページに配置している広告ユニットの広告表示は、全体の70%に絞られ、収益性の高い広告が優先して表示されると記載されています。

仮に10個の広告ユニットが配置されているページで、広告掲載率を70%にした場合、収益率の高い7個の広告が表示され、収益率の低い3個の広告は非表示となるということと理解しました。広告が配信されない(非表示)のユニットは、空欄となるとのことです。

以下に広告掲載率についての考察を書きます。

広告掲載率の機能を追加した目的・コンセプト

AdSenseのヘルプページの説明には以下のように書いてあります。

広告掲載率の調整機能を利用すれば、ユーザーに表示する広告、特に収益性の低い広告の掲載数を、推定される収益への影響を確認しながら減らすことができます。

収益性の低い広告を減らす。」ことがポイント(主旨)となっています。

特に収益性が高い広告だけに絞って表示することで、収益への影響を最小限に抑えつつ、サイトのユーザー エクスペリエンスを向上させることができます。

書かれていることから、「収益への影響を最小限に抑え」(広告数は減るが、収益は維持するようにする)、ユーザーエクスピリエンスを向上させることが主目的と解釈できます。

ユーザーエクスペリエンスの向上は、サイトの評価が高まる(アクセス数の増加)ことに繋がります。アクセス数が増えれば、収益への好影響も期待できます。

追記:

本記事を最初に投稿してから、1週間後にInside AdSense(英語のAdSenseブログ)に“Ad balance” (広告掲載率)についての紹介記事 が投稿されているのに気づきました。当該記事の中に以下の様な説明がありました。

By only showing your best-performing ads, you may see a minimal drop in your earnings. However, these changes may result in an overall earnings increase, since an improvement of the user experience often leads to users staying longer on your site and engaging with more of your content*.

該訳:

最もパフォーマンスの高い広告のみを表示することで、わずかながら収益は下落するかもしれません。しかし、これらの変化(広告掲載数を絞る事)は、全体の収益の上昇に繋がる可能性があります。なぜなら、ユーザーエクスピリエンスの向上は、ユーザーの滞在時間を長くし、あなたのサイトのコンテントとユーザーがよりエンゲージすることを導くためです。

広告数を減らすことで若干収益が減るかもしれないが、ユーザーエクスピリエンスの向上によって、結果的には収益増加に繋がるであろうというような趣旨と思います。

(追記終わり)

”広告掲載率”の機能を利用して、表示広告数を減らすかどうかは、そのサイトのページ当たりの広告数にもよると思います。

ページあたりのAdSense広告配置数が少ない場合、広告掲載率を変える必要はない

例えば、広告ユニットをページに一つ配置しているだけであれば、当然のことながら、100%から掲載率を減らす必要はありません。

ページに2個広告ユニットを配置していて、広告掲載率を下げた場合、二個の内一個が表示されなくなります。これもほとんど効果・意味がないと思います。感覚的なものですが、ページあたりの広告数が3個以内であれば、広告掲載率を下げる必要はないと思います。

ページあたりの広告数が4個以上の場合、広告掲載率を変えて試してみる意味はあるかも?

ページあたりの広告数が4個以上の場合は、ユーザーから見ると広告が多いと思う可能性はあります。(比較的高いと思います。)広告表示数が減っても、収益は変わらない可能性はあると思います。

ユーザーエクスペリエンスは、広告が少なくなる方が高まる可能性が高いです。ユーザーエクスペリエンスを高めることで、アクセス数が増加し、収益も高まると言う好循環もシナリオとしては考えられます。

広告掲載率の設定は、サイトや端末などを指定できない!?

現時点での広告掲載率の設定は、サイトや端末(スマホ or パソコン)別に設定できるようにはなっていないです。複数のサイトを運営している場合、広告掲載率を変更することは、あるサイトでは有効でも、あるサイトではマイナスとなる可能性も少なからずあります。

同様にパソコンでは有効でも、モバイルではマイナスになる、または、逆のケースもあるかもしれません。

広告掲載率を下げるより、マニュアルで広告数を絞った方が良いのではないか?

サイトの広告数が多い場合は、広告掲載率の設定を下げるよりも、配置している広告のパフォーマンスを運営者が分析・評価を行って、パフォーマンスの高い広告のみ配置するように広告数を絞る方が良いのではと思います。

表示されない広告は空欄となるとのことですが、広告ユニットを削除した方が空欄が表示されるよりもユーザーエクスペリエンスの向上にも有効だと思います。

追記: 表示されない広告が空欄になっていましたが、2017年5月以降は広告未配信のスペースは空欄ではなく詰められて表示されるように変更となりました。
端的に言うと、多数の広告を配置して、広告掲載率を下げ、後はGoogleに任せると言うようなアプローチで効率よく収益が得られるのであれば、誰も苦労しません。
広告の掲載率を下げた場合、ページやユーザー毎にGoogle AdSenseのシステムが最も効果の高い広告を選んで表示するのであれば、マニュアル操作よりも収益率が高まる可能性も考えられます。
広告収益率はAdSense Labsでベータ版のテストを行った結果を元に今回、全てのユーザー向けに導入されています。ベータ版での検証を行った上で公開されていることから、一定の効果があることが確認されている可能性が高いです。

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