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AdSense 広告サイズの最適化設定の機能と特徴

AdSense 広告サイズの最適化設定の機能と特徴

AdSense 最適化機能に、「広告のサイズ」最適化設定が新たに加えられました。本機能は2019年初め頃からロールアウト開始した新機能です。現在、利用可能なアカウントとまだのアカウントが混在している状態ですが、近い将来、全てのユーザーで利用可能となる見込みです。

Google からの通知でも、AdSense 成果向上のヒントとしてメールが届いて、その中に以下の様な「最適化」ページの紹介、案内が届いているユーザーの方もいらっしゃると思います。

AdSense 収益化向上のヒントの案内

広告のサイズ最適化の機能は、モバイルページのみ適用される機能です。設定項目などについても少し分かりづらいところがあるので、本記事で機能の特徴と設定項目を含めて順次説明致します。

AdSense 管理画面 「最適化」ページ

上に添付したメール部の「今すぐ試す」ボタンを押したり、AdSense アカウントページのメニュー項目の中から「最適化」をクリックすると以下の様に最適化設定の下に、「自動テスト」と「広告のサイズ」が設定項目として表示されます。AdSense アカウントの最適化ページ「広告のサイズ」をクリックすると、設定項目が表示されます。

広告サイズ最適化設定項目

広告サイズ最適化の項目

選択肢は以下の3つです。

  • モバイルのページビューの100% を最適化(推奨)
  • モバイルのページビューの50% を最適化
  • 最適化しない

2019年2月時点でのデフォルトは、「最適化しない」となっています。

広告サイズ 最適化の機能について

本機能、広告サイズの最適化は、モバイルページに表示される広告ユニットのサイズを自動で最適化して表示する機能です。

レスポンシブ広告は、モバイルページの表示幅などに合わせて最適と判定した広告サイズで表示される仕様になっています。 レスポンシブ広告ユニットを設置している場合は、広告サイズの最適化は既に広告ユニットで対応済みです。

レスポンシブ広告の場合は、広告サイズの最適化で設定しなくても、広告サイズは「モバイルのページビューの100% を最適」化と同様の設定に既になっています。表現を変えると、モバイルページでレスポンシブ広告を設置している場合は、広告サイズ最適化の設定は必要ありません。

現在、レスポンシブ広告は主流となっていますが、以前からそうだったわけではないです。レスポンシブ広告が登場し、普及し始めたのはここ数年の間です。以前から運用しているサイトの場合は、サイズを指定して作成した広告ユニット(例:300×250, 336×280などのレクタングル広告や320×100, 320×50 などのモバイルバナー広告)を設置する場合も少なくありませんでした。

広告サイズ 最適化の機能を有効にすると、既に設置済みのサイズを指定した広告ユニットでも、システムが最適として選択したサイズで広告が表示されます。例えば、ミディアムレクタングル(300×250)のサイズで作成した広告ユニットであっても、モバイル端末の画面幅に合わせて、全幅表示や指定したものより大きなサイズで表示されます。

言い換えると広告サイズ最適化の機能は、設置済みのサイズ指定された広告ユニットを、広告ユニットを設置し直すことなく、そのままレスポンシブにする機能です。

「モバイルのページビューの100% を最適化(推奨)」を選んだ場合は、モバイルのトラフィックの100%が広告サイズ最適化の対象となります。50%を選択した場合には、モバイルトラフィックの50%において広告サイズが最適化されます。

「モバイルのページビューの50% を最適化」を選択した場合には、効果をパフォーマンスレポートで比較できるようになっています。

最適化50%を選んだ場合はレポートで比較できます

備考:
広告サイズの最適化で50%を選択した場合、設定後、一定期間経過しなければ、レポートを表示しても判断する上で十分なデータは表示されません。設定前に「レポートを表示」をクリックした場合には、何もデータはないです。比較する場合は、設定を行ってから最低2週間、1ヶ月程度の期間、運用することをお勧め致します。

「最適化しない」がデフォルトになっている理由

デフォルトでは、推奨となっている「モバイルページビューの 100% を最適化」ではなく、「最適化しない」になっている理由は、レスポンシブ広告では既に最適化対応済みとなっているため、改めて設定する必要がないこと。そして、サイズを指定して設置している広告ユニットでを、Googleが勝手にサイズを変更して表示させる設定にはせず、ユーザー側で選択するようにしているためと推測します。

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