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AdSense 自動広告コードの設置にお勧めのWordPress プラグイン

AdSense 自動広告コードの設置にお勧めのWordPress プラグイン

WordPressは、プラグインを利用して機能拡張できるのが特徴です。広告設置管理のプラグインも多く用意されています。ページのヘッダー部にコードを挿入する機能のプラグインも各種あります。AdSense 自動広告コードを設置するプラグインの選択肢も多いです。どれを選んだら良いのか悩まれているサイト運営者の方もいらっしゃるかと思います。

プラグインはそれぞれ特徴、持ち味が異なります。AdSense 自動広告を設置するプラグインを選ぶ上で知っておいた方が良いと思われることと、お勧めのプラグインの特徴を紹介します。

AdSense 自動広告コードの設置について

AdSense 自動広告コードは、これまでの通常の広告コードの様に広告を表示する場所に設置するのではなく、コードをサイトの<head>タグ内に設置することで利用(動作)可能となります。

WordPressの場合、自動広告コードの設置方法は、大きく分けて、テンプレートを編集、プラグインを使用、テーマの機能を使用する3種類があります。

テーマを編集する場合は、子テーマを使用する(子テーマがない場合は作成して使用する)ことを強くお勧め致します。テンプレート(テーマ)の編集は、ある程度の知識、経験がある人が行う場合には問題ありませんが、初心者の方は不安を感じる場合もあると思います。

WordPressのテーマによっては、<head>タグ内のコード挿入機能を備えているものもあります。テーマの機能が利用可能であれば、利用するのも有力な選択肢です。

注意事項:
自動広告コードは、ページの<head>タグ内に一箇所設置する必要があります。複数設置するものではありません。例えば、テーマの機能、または編集を行なってコードを設置した場合は、プラグインで重複してコードを設置しないようにご注意下さい。

プラグインを使用したコード設置の利点

プラグインを利用する利点の1つは、一度設定してしまえば、テーマを変更しても、再設定(再設置)の必要はなく保守性に優れていることです。設定も比較的簡単に行うことができます。

プラグインの選び方

WordPressは、幅広いユーザー層に普及しています。利用可能なプラグインも数多くあります。同じ機能を備えるプラグインでも、それぞれ異なる特徴を持っています。プラグインの特徴を理解して、自分の求める用途、目的に合致しているかと言うような基準、考えを持つと選びやすいと思います。

プラグイン選択の注意事項

WordPressは、随時、機能追加や更新が行われます。プラグインの品質は様々です。稀ではありますが、悪質なプラグインもあります。プラグインに脆弱性があると乗っ取りなどに利用されることもあります。

2017年12月に30万のサイトで利用されていたプラグインにバックドア(乗っ取り手口の一種)が見つかり大きな話題となりました。

「利用者が多く実績がある」、「ユーザーからの評判が良い」、「頻繁に更新されている」、「利用するWordPressのバージョンに対応している」などの条件を満たしているプラグインを選ぶことが基本です。上記の条件をすべて満たすことが絶対的な条件ではありませんが、望ましいことです。

上で紹介した事例のように、利用者が多いプラグインでも稀に問題が見つかることがあります。しかし、利用者が多いプラグインの場合は、影響も大きいため、情報も入手しやすく、対応も速やかに行われることが多いです。

お勧めのプラグインの特徴、持ち味、違いなどについて

AdSense 自動広告コードの設置に利用できるプラグインは、大きく分けると、ページのヘッダーやフッターにコードを挿入する機能を持つプラグインと広告設定管理機能のプラグインの2種類の選択肢があります。

Header and Footer

Header and Footer WordPress プラグイン

Header and Footer は、文字通りヘッダーやフッターにコードを挿入する機能を持つプラグインです。サイトの機能拡張やSNSなどと連携する機能を持つウィジェットやサービスを利用する時、ヘッダーやフッターにコードを挿入する設定作業が必要となることが多いです。自動広告のコードもその1つです。以下は、ヘッダーやフッターにコードを挿入して利用する機能の例です。

  • Google アナリティクス
  • Google タグマネージャー
  • AdSense 自動広告
  • DFP (DoubleClick for Publisher)
  • Facebook Open Graph
  • Facebook Pixel
  • Facebook ソーシャルプラグインで使用するSDK
  • Twitter カード
  • Pinterest ウィジェット表示用スクリプトコード

上記機能の内、Googleアナリティクス、Facebook Open Graph、(Twitter カード)は、サイト運営で実質的に必須となる機能です。これら重要度が高い機能は、テーマで標準でサポートしていることが多いです。SEOのプラグインでもサポートしています。

しかし、例えば、Facebook ページプラグイン(ウィジェット)などを追加しようとする場合、Facebook ソーシャルプラグインのSDKを<body>タグの直後に挿入する必要があります。Header and Footerを使うと簡単にコードを追加することができます。

Pinterestのウィジェットをサイトに表示する場合には、フッター(</body>の直前)にスクリプトコードを一行追加する必要があります。このコードの追加も、Header and Footerを使うと簡単にできます。

備考:

自動広告やFacebookのウィジェットなどの付加機能のためのヘッダーやフッターに挿入するコードは、Header and Footerでまとめて設定すると、保守や管理がしやすいです。他の広告設置用のプラグインでサポートしていても、自動広告はHeader and Footerで設置するのも1つの選択肢です。
逆にソーシャルネットワークのウィジェットなどは使っていない、使う予定のない場合は、広告設置のプラグインを使用して自動広告を設置するのも選択肢となります。特にAd Inserterであれば、自動広告を含めて一元管理できます。

Header and Footerは特定のページでコードの挿入を無効にできます

AdSense自動広告は、詳細URLを利用することで、特定のページでの広告を非表示にすることができます。しかし、広告は表示されなくても、通常、自動広告のコードは<head>タグ内に設置されています。自動広告のコードが設置されていることは、基本的には問題ないのですが、AdSenseのポリシー違反となったページやDMCAの著作権侵害と判定されたページに自動広告のコードが設置されていると、ポリシー違反となります。

Header and Footerは特定のページでコードの挿入を無効にできるのが、特徴の1つです。

WordPressサイトのAdSense ポリシー違反ページに自動広告コード挿入を無効にする設定方法

Header and Footerを使ったAdSense 自動広告のコード設置方法

以下の記事で、詳しい手順を説明しております。

Header and Footerを使ったAdSense 自動広告のコード設置方法

Ad InserterとAdvanced Ads

Ad InserterとAdvanced Adsは、多彩な広告設置管理を行うことができる高機能なプラグインです。どちらも、自動広告のコード設置の機能を備えています。サポートする主要な広告設置管理機能は、ほぼどちらも同じレベルです。正確には、Ad Inserterの方がはるかに高度で緻密な広告設定管理を行うことができるのですが、一般的なレベルの広告管理ではほぼ同レベルです。

自動広告は広告設置管理プラグインと競合する側面があります

AdSense 自動広告の発表後、Advanced Adsはアップデートを行い、AdSense 自動広告の上に自動的に警告メッセージを表示を行う機能を追加しました。警告はサイト運営者がログインしている時のみ表示されます。

現時点では、AdSense 自動広告と広告設置管理プラグインは直接競合することは少なく共存が可能ですが、今後、自動広告がさらに進化し、高機能になっていくにつれて、競合してくる部分が増えてくると思います。

広告設置管理プラグインにとっては、AdSense 自動広告はありがたくない、存続を危うくするプロダクトであることは否めません。その様な両者が競合する部分があることを考慮すると、自動広告のコード設置は、広告設置管理プラグインでは行わなず、別の方法(Header and Footer)などで行う方が切り分けができて良いように思います。

以下は、後日、別記事にして投稿する予定ですが、ご参考までに付記します。

それぞれに持ち味があります。主な両者の持ち味の違いを簡単に紹介します。

Ad Inserter の持ち味:インフィード広告サポート、自動広告コードは404ページで非挿入

Ad Inserter プラグイン

Ad Inserterは、AdSenseのネイティブ インフィード広告をサポートしているのが大きな特徴です。Advanced Adsもインフィード広告の挿入表示機能はあるのですが、設定が結構複雑です。Ad Inserterの方が簡単に設定できて、保守、管理もしやすいです。詳しくは以下の記事をご参照下さい。

WordPress プラグインを使用してAdSense インフィード広告を設置する方法

404ページではデフォルトで自動広告のコードを非設置にする機能を備えています。Ad Inserter は、自動広告コードの挿入の制御が細かくできます。

Ad Inserterで特定ページのAdSense 自動広告コード挿入を無効にする設定方法

Advanced Adsの持ち味: 広告ローテション

Advanced Ads プラグイン

Advanced Adsでは、1つの広告場所に複数の広告、例えばAdSense, Amazon, 楽天の広告を順番や指定した頻度で入れ替えて表示する広告ローテションの設定が比較的簡単に行うことができます。

Advanced Ads 広告ローテーションの設定方法

備考:
Ad InserterとAdvanced Ads共に、最初は少し設定が複雑に思えるかもしれませんが、慣れると比較的簡単に設定できるようになります。どちらが使いやすいかは、その人によると思います。機能的には同レベルなので、両方をインストールして少し設定などをしてみて、気に入った方を選ぶというのも1つのオプションです。

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