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Chrome 69以降のアドレスバーにwwwを表示させる方法

Chrome 69以降のアドレスバーにwwwを表示させる方法

Chrome 69で導入されたデフォルトのアドレスバーにwwwを省いて表示する機能は、導入後、不満の声が多数上がったことで一端、デフォルトでは無効になりましたが、Chrome 76以降、再びデフォルトではwwwが省かれて表示されるようになりました。本記事で紹介しているChromeのflagの設定機能を操作することにより、従来通りwww付きで表示させることができます。

更新情報:
2019年12月10日にリリースされたChrome79では、78まででは利用可能だったflagsの設定でOmnibox UI Hide Steady State URLの3つの項目を無効にする対処法が利用できなくなりました。Chrome 80を含む79以降のバージョンでの設定方法は、別途記事を投稿しております。以下のページをご参照下さい。

2019年9月10日にリリースされたChrome 77でもflagsでwww付きでのアドレス表示の設定は可能です。Chrome 77以降でのアドレスバーwww付き設定方法

2018年9月4日にリリースされた Chrome 69 は、UIが新しくなり、様々な機能が追加されています。追加された機能の一つにアドレスバーのURL簡略表示があります。Chrome 69 では、ww付きのドメインでも、wwwが省かれて表示されます。 例えば、ブロギングライフのドメインは、www.blogging-life.com なのですが、Chrome 69でサイトを表示するとアドレスバーには、www無しのURLが表示されます。

Chrome 69のアドレスバーでは、wwwが省かれてURLが表示されます

Chrome 69のアドレスバーにwww付きURLを表示させる方法

Chrome 69のアドレスバーのURL入力欄でクリックするなどして、キー入力をするかダブルクリックするとhttps://で始まるフルのURLが表示されます。トップドメインのURLがwww付きに設定されている場合は、www付きで表示されます

Chrome 69のアドレスバーにフルのURLを表示する例

備考:
サイトのドメインをwww無しのルート(トップ)ドメインに設定している場合は、”https://example.com”の形式で表示されます。

www付きのドメインにこだわりのあるサイト運営者にとっては、Chrome 69では、アドレスバーのURLが簡略化表示されるので、少し戸惑うところですが、アドレスバーにカーソルを入れて、キー操作するとwww付きで表示されるのである程度、混乱などは避けられそうです。

追記:

Chrome 69 のアドレスバーで、www. や m. が省かれて表示されることについて、ネット上で話題になっています。例えば以下のZDnetの記事では、異なる2つのサイトが同じ様に見えるのは問題という意見について、m.tumblr.comはTumblrのサイトではないのに、tumblr.comが表示されてしまうというような例などを紹介しています。

Chrome 69 kills off www in URLs: Here’s why Google’s move has made people angry – ZDNet

アドレスバーのURL簡略表示機能を無効にする

英語のGoogle Chrome Help ForumにChrome 69でwwwをアドレスバーで非表示にする機能を無効することについてのQ&Aが投稿されています。

Googleのプロダクトフォーラムにご参加されているふじやんさんも以下のようなツイートを投稿されています。

Chrome 69でデフォルト機能となっているアドレスバーのURL簡略表示機能は、 Chromeのflagsという新しい機能などを試験的に試したりすることのできる設定ページにおいて、無効にすることもできます。

Chrome 77以降のURL簡略表示機能無効設定

Chrome 77では、アドレスバーに”chrome://flags”と入力して、検索欄にOmniboxと入力すると該当する機能が一覧で表示されます。Omnibox UI Hide Steady-State URL Trivial Subdomains の設定部(“Default”)をクリックして表示されるドロップダウンリストのDisableを選択します。

ChromeのURL簡略表示機能を無効にする設定

設定変更後、ページ右下の”RELAUNCH NOW”を押すと、Chromeが再起動します。起動後、www付きのサイトを訪問して、www付きで表示されているか確認します。

以上で作業完了です。

Chrome 78でアドレスバーにwwwを表示させる方法

Chrome バージョン78では、flagsの設定項目の中から、chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains が表示されなくなってしまいました。このため、Chrome 78では77以前の方法が直接利用できなくなっています。

備考:
Chrome 77以前に既にwww付きで表示させる設定を行っている場合には、Chrome 78でもアドレスバーにwww付きで表示されます。

Chrome 78での設定方法

Chrome 76のフラグを(一時的に)戻す設定を行うと、chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains が表示されるようになります。以下、手順です。

  1.  Chrome 78のアドレスバーに chrome://flags/#temporary-unexpire-flags-m76 を入力して、設定を有効にして、Chromeをリスタートします。
  2.  Flagsに再びアクセスして、以下の項目を無効にします。
    • Omnibox UI Hide Steady State URL Scheme
    • Omnibox UI Hide Steady State URL Trivial Subdomains
    • Omnibox UI Hide Steady State URL Path, Query and Reference

以上で再びwww付きのURLがアドレスバーに表示されるようになります。

Chrome 79での設定方法

モバイル Chromeでもflagsでwww付きの表示設定は可能

モバイル Chromeでもflagsで、デスクトップと同様にwww付きの表示設定をすることができます。設定方法は同じです。

モバイルChromeのアドレスバーにwww付きでURLを表示

Chrome 69のURL簡略表示機能無効設定

アドレスバーに”chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains”を入力してflagsのページの該当機能部の右側の”Default”と表示されているボックスをクリックします。

Chromeのflagsの機能設定変更例

アドレスバーのURL簡略表示を無効にする場合は、表示されるドロップダウンリストから”disabled”を選択します。

ChromeのアドレスバーURL簡略化機能を無効にする場合は、disabledを選択します

設定変更後、ページ右下の”RELAUNCH NOW”を押して、Chromeを再起動します。アドレスバーURL簡略化機能を無効にすると、以下の様にフルのURLが表示されるようになります。

アドレスバーURL簡略化機能を無効にするとwww付きで表示されます

YouTube

本記事の内容を簡単にYouTubeで紹介しております。

コメントとトラックバック

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. Vr78
    この方法は使えない

    • By Chico@ブロギングライフ

      こんにちは。

      Chrome バージョン78では、#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains のフラグの設定が表示されなくなっているため、おっしゃる通り、この方法は使えないことが分かりました。

      尚、77で設定を行っていた場合には、バージョン78でも、www付きで引き続き表示されます。モバイル Chrome バージョン78でも同様にwww付きで表示されています。以下、デスクトップのChrome 78 のアドレスバーにwww付きURLが表示されている例です。

      nChrome 78 のアドレスバーでwww付きURLが表示されている例

      同じウィンドウ内で、タブで切り替えてバージョン表示のスクリーンショットです。

      Chrome 78のバージョン表示

      Chrome78で、新たにwww付きで表示させる方法があるようなので、Chrome80でその方法をテストしてみて、結果を本記事に追加する予定です。

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