
広告配置で、最も基本的な場所は記事下です。ユーザーが記事を読み終わってから、記事の後に配置されている広告をクリックするのは、理想的な収益フローパターンと言えます。記事下に設置する広告は、レクタングル広告が一般的です。
記事直下の広告は、クリックされる率も比較的高いです。
一つ前の記事では、広告設置、表示制御を行うプラグインAdvanced Adsを使用してスマホ画面の記事下に広告を設置する方法を紹介しました。
本記事では、スマホ画面の記事下に設置する広告サイズの選び方と設置に関する注意事項を紹介します。
目次 - Table of Contents
スマホ画面の記事下に適した広告サイズは?
スマホ画面の記事下に設置するのに適した広告の代表は、336×280と300×250のレクタングルです。スマホ画面の記事下には、これらのどちらかのサイズのレクタングル広告が設置されていることが多いです。
336×280はラージレクタングル。300×250は、ミディアムレクタングルと呼ばれています。これら二つは、AdSenseの広告でも最も普及しているサイズです。AdSenseの推奨広告でもあります。
スマホの記事下には、ラージレクタングルかミディアムレクタングルのどちらかを選んで設置するのが基本です。
336×280と300×250のどちらを選ぶ?
Google AdSenseの336×280の広告ユニットは、300×250も表示されることがあります。ラージレクタングルは、ミディアムレクタングルの上位互換広告と考えることもできます。ラージレクタングルの幅は、スマホ画面の幅を適度なレベルで一杯に使うことのできるサイズです。そのため、できるだけ大きめの広告を設置したいと考えた場合は、ラージレクタングルが第一候補となります。
ラージレクタングルとミディアムレクタングルでどちらが収益性が高い?
私のこれまでの運営経験では、ラージレクタングルとミディアムレクタングルでパフォーマンスの差はほとんどありません。運営しているサイトのモバイル画面には、ミディアムレクタングルを使っています。
300×250はモバイルで最適なサイズであるため、掲載数も多く、今後さらに増えていくと予想されます。
どちらが収益性が高いかは、サイトにもよると思いますが、基本的にはほぼ同レベルであると推測します。
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スマホ画面記事下にレクタングルを配置する場合の注意点
モバイル画面でページトップヘ戻るボタンを表示している場合、レクタングル広告と重なる場合があります。
ボタンが広告の上に表示されている状態となることは、AdSense ポリシーに抵触します。ボタンを押そうとして、広告を誤クリックを誘発する可能性があります。
この様なボタンと広告が重なる状態でも、ポリシー違反の警告は来ないこともありますが、望ましい状態ではありません。また、Googleが誤クリックと判定した場合、誤クリック分の収益は0になります。
誤クリックが多く発生するサイト、ページは品質に問題があるとGoogleにみなされる可能性もあります。上記の様なボタンと広告の重複が発生しないように広告配置を調整します。
上の画像は、300×250のレクタングル広告です。左側に少し余裕があるので、広告を左寄せにすると以下の様になります。
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Simplicityの場合
Simplicityのデフォルトのトップに戻るボタンは縦長で幅が細い形状をしているため、ミディアムレクタングルを中央に配置してもボタンは重なりません。
ラージレクタングルでは、細いボタンでも重なってしまいます。
左に寄せれば、重なりは少なくなると思いますが、好ましい状態ではないと思います。
トップに戻るボタンを表示するか否かで、ミディアムにするかラージレクタングルにするか決めるのも一つの判断ポイントととなると思います。
トップに戻るボタンがあった方がユーザーの利便性は高まると思います。その一方で、広告がそばにある時は、少し離れていても、ボタンを押そうとして広告をクリックしてしまう可能性はあると思います。
基本的には、ボタンを表示する場合は、ミディアムレクタングル広告を選び、ラージレクタングルを表示する時は、トップに戻るボタンは表示しない設定にすることが無難です。
”ミディアムレクタングルとトップに戻るボタン表示”と”ラージレクタングル、ボタン非表示”の両方それぞれを設置して、ボタン表示非表示を切り替えし表示、操作を行うと判断しやすいと思います。
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最適な広告プレースメントはユーザーやサイトで異なります
適した広告の設置は、サイトの構成や訪問者層にもよります。また、それぞれの表示設定で、ある程度の期間(例:2週間程度)広告を実際に設置して、収益パフォーマンスを比較して判断するのも一つのアプローチです。
スマホページ記事下にAdSense ミディアムレクタングルとリンクユニットを組み合わせて表示するのも一つの方法です。
追記: 2017年8月にAdSense 公式アカウントがYouTubeで、モバイル広告の ベストプラクティスを発表した内容を記事に取りまとめております。是非、ご覧下さい。
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