
記事中、特に記事の初めの方に設置された広告は、クリックされる率が意外と高いです。検索経由で訪問したユーザーの全てが記事を最後まで読むわけではありません。表示された記事を見て直ぐに離れたり、少し読んで求めている情報がある記事ではないと判断して離脱するユーザーは少なからずいます。
記事の初めの方に広告があると、訪問したユーザーにとって記事は求めていたものではなくても、掲載されている広告にユーザーが興味を持つことがあります。そのため、記事の初めの方に広告を挿入することは、サイトの収益を高めることに繋がります。
Simplicity等、一部のWordPress テーマは、記事内の最初のH2タグ等の前に広告を挿入する機能を備えていますが、通常のテーマでは当該機能を備えているものは少ないです。
本記事では、広告の管理制御を行うWordPress プラグイン Advanced Adsを使用して、タイトルタグや段落数を指定して、広告を挿入し表示する方法を紹介します。
Advanced Adsを使用して、記事中に広告を表示する方法
Advanced Adsの特徴については、Advanced Adsの使い方:スマホ画面記事下の広告設置方法の記事の中で説明しております。ご興味のある方は、以下のリンク先の説明をご参照下さい。
1. Advanced Adsをインストールし、有効化します。
2. WordPress 管理画面の左側のメニューに表示されるAdvanced Adsのサブメニューから[Ads]をクリックします。
3. 表示される画面タイトルの右にある[New Ads]のボタンを押します。
4. Add New Adの画面で、新規追加する広告設定の名前を入力します。ここでは、”記事中AdSense”と入力しています。
5. Ad TypeはPlain Text and Codeを選択します。
6. Ad Parametersに広告コードを入力し(貼り付け)ます。
以下はAdSenseの300×250 広告コード例です。
<center>スポンサーリンク<br /></center> <script async src=”//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>
<!– 記事中ミディアムレクタングル –>
<ins class=”adsbygoogle” style=”display:inline-block;width:300px;height:250px” data-ad-client=”ca-pub-xxxxxxxxxxxxxxxxx” data-ad-slot=”1234567890″></ins>
<script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
7. Layout/Outputの設定
Positionは、挿入する広告の配置を指定するものです。ここでは中央寄りに配置しています。左や右寄せの場合は、フロートするか否かをその下のチェックボックスで設定できます。
8. Display Conditionsの設定
ページの種類やID等を指定して、表示、非表示の設定を行うことができます。ここでは、投稿ページを指定する設定を行います。
New conditionの下の”–Choose A Condition–“をクリックし表示される選択肢の中から、”Post Type”を選びます。
[add]ボタンを押します。Post Typeの選択リストが表示されます。
Post Typeに”投稿”を選択(クリック)します。選ばれたページタイプは青色になります。
9. Visitor Conditionsの設定
スマホ用、パソコン用と言う様に表示する端末を指定することができます。広告コードがレスポンシブやミディアムレクタングルの場合は、スマホ、パソコンどちらでも問題ない表示サイズのため、設定は必要ありません。
スマホ用、パソコン用を分けて表示設定する方法は、以下の記事をご参照下さい。
https://www.blogging-life.com/mobile-ad-below-content/
10. 設定を保存し、公開する
以上で広告設定ユニットの作成は完了です。画面をスクロールアップし、右上に表示される青の[公開]ボタンをクリックします。
11. Placementの設定
上記10.で公開ボタンを押すと、Placementの設定画面が表示されます。(表示されない場合は、左の管理メニューからPlacementをクリックします。以下で詳しく説明します。)
Placementは、広告の設置位置です。記事上、記事中、記事下、サイドバーなどが選択しとしてあります。画面赤枠で囲っているのが記事中です。
マウスオーバーすると色が青に変わり”Content”(ここでは記事中の意味)と表示されます。
Contentをクリックすると、挿入場所を段落(パラグラフ)の何番目か指定する小ウィンドウが表示されます。段落数を指定する場合は、数字を入れます。例えば2段落目の後に広告を挿入する場合は、”2”を入力します。
入力すると設定完了を意味するCongratulations!のメッセージが表示されます。
段落ではなく、Hタグをベースに広告を挿入する場合の設定方法を以下に続けます。
画面左のWordPress管理メニューのAdvanced Adsの下に表示される[Placement]をクリックすると一覧が表示されます。その中から、Contentの中でitemに広告設定名(ここでは”記事中AdSense”)を探します。Contentのitemに広告設定名が表示されていない場合は、itemをクリックして設定する項目名を選択し、表示させます。
続いて挿入する場所、条件を設定します。
指定した箇所の前と後のどちらかでも選ぶことができます。以下の画面では、一番目のH3タグの前(上)を指定しています。
設定後、画面左下の[Save Placements]ボタンを押して、設定を保存します。
以上で設定作業は完了です。
記事中に広告を配置する場合の注意点
スクロールした後に表示される位置に300×250のミディアムレクタングルを設置することは、広告視認率も高く、収益性の向上に繋がります。
https://www.blogging-life.com/mobile-below-content-ad-selection/
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