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2019年9月末に行われたAdSenseポリシー変更によるサイト運営者への影響と考察

2019年9月末に行われたAdSenseポリシー変更によるサイト運営者への影響と考察

2019年9月30日の夜にAdSense, AdMob, Ad Managerのユーザーアカウントに「ポリシーの更新について」という表題のAdSenseポリシー変更についての通知メールが送信されました。メールの内容は、8月28日に「重要なお知らせ:AdSense(AdMob, or Ad Manager)のポリシーがまもなく変更されます」と事前に告知されたポリシー変更が9月30日より導入されたことを通知するものです。

今回のポリシー変更については、ポリシー違反が緩和されたような印象を与える部分がありますが、色々と考慮、注意しなければいけないところもあります。当該通知に記載されているポリシー変更について重要と思われる点と変更が与える今後のサイト運営者への影響などを含め考察を行います。

2019年末に行われたポリシー変更点

今回変更されたのは、コンテントポリシーです。

備考:
日本ではコンテンツと複数で呼ぶことが一般ですが、英語では特にコンテントを複数で扱うような特別な場合を除いて、単数で呼ぶのが通常です。英語のヘルプページでもポリシー関連の記述では、全てcontentと単数で記載されています。

今回の変更は、従来、違反コンテント(Prohibited Content)としてポリシーで禁止していた事項を、それまでと同様のポリシー違反となるものと広告配信の制限対象となるものに分けたのが特徴です。前者は「Google サイト運営者向けポリシー」、後者を「Google サイト運営者向け制限事項」として定義しています。

制限事項はポリシー違反ではなくなった

パブリッシャー向け制限事項は以下の様な項目が含まれています。

  • 性的なコンテント(コンテンツ)
  • ユーザーに強いショックや不快感を与えるコンテント
  • 爆発物に関するコンテント
  • 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテント
  • タバコに関するコンテント
  • 危険ドラッグに関するコンテント
  • アルコールの販売や乱用に関するコンテント
  • オンライン ギャンブルに関するコンテント
  • 処方薬に関するコンテント
  • 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテント
  • Google Play ストアから削除されたアプリ

「Google サイト運営者向け制限事項に含まれるコンテンツの収益化は、従来と異なりポリシー違反とはなりません。」という表現が8月に送付された通知とAdSense ポリシー変更履歴に記載されています。

上記の様な制限事項がポリシー違反ではなくなったということは、ポリシーが緩和されたと解釈できなくもないですが、制限事項に該当した場合には、広告配信が制限されることになります。

広告配信制限の度合いによっては事実上の広告配信停止と変わらない

5月の終わり頃から、トラフィックの品質が確認できないサイトを運営するアカウントに対して、AdSenseのシステムが広告配信をアカウント単位で制限する措置をとるようになりました。本措置が取られるようになってから、AdSenseヘルプフォーラムなどにも、「ポリシー違反でないのに広告が表示されない」との多数の投稿が行われました。

関連記事: AdSenseでトラフィックの品質が確認できないため広告配信が制限された場合の原因と対処法

この広告配信制限の対象となったアカウントは、サイト単位ではなく、運営するサイト全てにおいて、広告がほとんど表示されなくなります。ポリシーセンターには「ポリシー違反はありません」と表示されているのに、広告が表示されないので、混乱するサイト運営者の方も少なくありませんでした。8月の後半からは、トラフィックの品質による広告配信の制限が行われる対象となったアカウントのポリシーセンターに広告配信制限が行われていることとその理由についての表示がされるようになりました。

トラフィックの品質による広告配信制限は、品質が確認できれば、自動的に広告配信が再開されます。しかし、直ぐに広告配信が再開されることはあまりなく、早くても1週間、数週間程度かかることが通常です。また、品質が確認できなければ、広告配信の制限は継続されます。これまでポリシー違反となって、30日間の停止となった場合には、停止期間が過ぎれば広告配信は再開されていましたが、ポリシー違反ではなくても、広告配信制限となって30日間程度の期間、広告の配信が殆ど行われなければ、実質的な状況はポリシー違反の停止とほとんど大差はありません。

配信制限が30日以上続いた場合には、サイト運営者にとっては、30日間のアカウント停止処分よりも実質的に厳しい処分を受けているとも言えます。

ポリシー変更が行われた理由についての考察

Googleからの通知とポリシー変更履歴には、「今回の変更の理由」という小見出しの下に以下の様な説明があります。

サイト運営者の皆様から最もよくいただくご要望のひとつが、ポリシーの簡素化と合理化です。Google のサイト運営者様向けサービスを複数利用されている方も多いことを踏まえ、ポリシーとの向き合い方や違反によって生じる影響を、サービスを問わず明確かつ簡単にご理解いただけるよう、情報の整理を進めたいと考えております。

AdSense ヘルプの「Google サイト運営者向けポリシー」と「Google サイト運営者向け制限事項」をご覧になると、対象となる事項が多岐に渡ることが分かります。これまでは、これらの項目に該当すると判定された場合には、ポリシー違反となり、違反の度合いによって、ページ単位、セクション単位、サイト単位、アカウント単位での処分が行われてきました。

アカウント単位でのポリシー違反処分は、30日間の停止、または永久停止(無効)になります。アカウント単位以外の違反は、ポリシーセンターに表示される違反内容と説明に応じて、ポリシーに準拠するように修正を行って審査を申請します。ページ単位の違反措置の場合には、審査を申請する代わりに広告コードを削除する対処も選択肢としてあります。

審査は手間がかかります。修正を行っても不承認となることもあります。不承認となった場合は再申請、再審査のような作業が繰り返されることになります。

実際の所、アカウント停止や無効などの重い処分は、無効なトラフィックなどの違反行為によるものが多いです。余程、重大で深刻な内容の違反でない場合、コンテントに問題があるのはサイトの一部の場合が多く、その場合はアカウント単位ではなく、サイト、セクション、ページ単位での違反措置となることが一般的です。

コンテントに問題がある場合は、30日間のアカウント停止の処分には基本的にはなりません。ポリシーセンターを介して、問題を解決する必要があります。

それ程、重大な問題があるコンテントでなければ、違反通知を行って、サイト運営者が修正し、Googleが審査を行うような手続きを取るのではなく、広告配信を制限する方がシンプルです。広告配信制限は、システム側で自動的に行うことができるので、合理的な手法でもあります。

深刻度がそれ程高くないコンテントの問題に関しては、広告配信を制限することで対処するようにしたと思われます。広告配信の制限が取られた場合には、基本的には対象となったページなどでは広告はほとんど表示されないと思います。言い換えると事実上の広告配信停止と同じ事です。

広告配信の制限が取られた場合は、その旨がポリシー違反に表示されるとのことなので、実質的な措置と手続きはこれまでとあまり変わらない可能性もあります。

Google サイト運営者向けポリシー違反となった場合はこれまで以上に厳しい処分

AdSenseからの通知とAdSense ポリシー変更履歴の「AdSense サイト運営者への影響」には以下の様な事が記載されています。

Google サイト運営者向けポリシーに含まれるコンテンツを収益化することは禁止されていますので、該当コンテンツには広告を設置しないでください。ポリシー違反のコンテンツを収益化しようとすると、アカウントが一時的または恒久的に停止される可能性があります。

「Google サイト運営者向けポリシー」に該当する違反コンテントが含まれるページに広告コードを設置した場合には、無効処分などの非常に厳しい措置が取られる可能性が高いことを示しています。

サイト運営者への影響

今回のポリシー変更は、一見するとポリシーの緩和のような印象を受ける可能性もありますが、実質的にはこれまでと同じかそれ以上厳しくなってきていると思われます。

広告配信制限は、システムのアルゴリズムによる判定が元になることが多いと思われるため、これまで以上に広告配信制限が増える可能性もあります。

5月の末に執行されたトラフィックの品質による広告配信制限の対象となるアカウントは、以前と比べると格段に多くなっています。コンテントポリシーによる広告配信制限も、今後、さらに厳しく行われる可能性があります。

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