
2018年1月8日から米国ラスベガスで、コンスーマーエレクトロニクスショー(CES)が開始されます。8日は一般展示に先駆けメディアを対象にしたニュースカンファレンスとキーノートスピーチが行われます。家電関連の最先端のテクノロジーを搭載した製品の発表や展示など見所は沢山あります。
今年のCESの1つの目玉は、音声応答システムの代表格である Amazon AlexaとGoogle アシスタント関連の新製品、新アプリとテクノロジーです。昨年のCESでは、Fordが車にAmazonのAlexaを搭載することを発表、LGがAlexaを備えた冷蔵庫、HuaweiがAlexa搭載スマートフォンを発表、展示するなどで、話題を独占しました。2017年、Amazonは数千万台のAlexaを搭載した機器を販売し順調に勢いを継続しています。しかし、2017年、GoogleもGoogle Homeを数千万台発売したと発表、猛烈な勢いで巻き返し、Amazonを追い上げています。
2018年のCESでは、AmazonとGoogleの両社が新しいパートナー企業、新製品、新しい音声応答の利用方法などを発表することが予想されます。LGは、既にGoogle アシスタントを搭載した新しいTVを展示することを明らかにしています。
一方、Amazonは、Vuzix社がAmazon Alexaを搭載した拡張現実眼鏡(Augmented Reality Glasses)をCESで展示を行うことを発表しています。Vuzix社は従業員75人のスタートアップ企業です。
拡張現実眼鏡は、Apple社が2019年中に独自の製品開発を完了し、2020年に市場投入を目指しています。
現時点では、Amazonが先行し、新しい使用用途の開発、パートナー企業と搭載製品の拡大など音声応答のエコシステムを作りながら、順調にビジネスを拡大していますが、Googleも凄い勢いで追いかけている印象があります。2018年、両社が音声応答システムをさらに拡大していく事業戦略、新技術、パートナー、搭載製品などについての動向について、CESで発表を含めて、明らかになってくると思います。
今年のCESのAmazon AlexaとGoogle アシスタント関連の発表に注目しています。
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