
2018年1月8日、GoogleはAndroid PayやGoogle Walletなどのペイメントソリューションを、Google Payと呼ぶ1つのブランドに統合したことを発表しました。
これまでは、Android Payでの日用品の購入、Chromeによる支払情報の自動入力、Google Playでのアプリの購入など、Googleには複数のペイメントソリューションがあり、ユーザーは端末や用途などによってそれぞれを利用していました。Googleのペイメントソリューションを、シンプルで安全、そして統一感のあるものにするため統一したと発表記事に書かれています。
Google Payでは、Googleアカウントに保存されたペイメント情報を利用することがより簡単になったため、安心して素早くチェックアウトすることができます。今後、数週間の間に店内、様々なGoogle プロダクト、友人への送金などでGoogle Pay オンラインを利用できるようになります。
Google Pay は、既にAirbnb, Dice, Fandango, HungryHouse, Instacart, その他のアプリやウェブサイトで利用可能です。
Google Pay 今後の展開に注目
まずは、米国内での展開を中心にGoogle Payの輪を広げていくようです。Google アカウント間の送金については、インドでも導入開始予定と発表されています。
Eコマースのサイトやアプリなどでの課金にも、Google Payを簡単に導入できるソリューションが用意されています。これまであったペイメントソリューションを統合しているので、導入する側としても取り扱いやすくなってきています。
Googleのペイメントソリューションサイトに、特徴、導入事例、導入方法などの情報が掲載されています。開発者向けのドキュメントもダウンロード可能です。
これまでは別々だった端末の種類やウェッブサイトなどでの支払いが、統一され、Googleアカウントに支払情報を登録して使うことができることは、ユーザーの利便性の向上に寄与します。Google Payによる統合と単一のブランドにすることによって、さらに普及しやすい形態になってきていると思います。ペイメントソリューションでは、PayPalが先行していますが、今後、Google Payによる普及が進行していくと、競合する分野も増えてくる可能性があります。
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