ブロギングライフ

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サイトがモバイルファーストに移行したかの判別ポイント

サイトがモバイルファーストに移行したかの判別ポイント

2018年2月21日にテキサス州オースチンで開催されたPubcon Austin 2018において、GoogleのGary Illyes氏が行なったキーノート・スピーチで、3月中頃からGoogleは多くのサイトのインデックスをモバイルファーストに移す計画であることを明らかにしました。以下は、上記発表に関するPubconに参加したMarie Haynesさんのツイートです。

備考:
英語の”a lot of”は、日本での英語教育で初期の段階で登場し、お馴染みの表現ですが、本当に数が多い時に使われる言語表現です。さらに”LOT”と強調して大文字で書いています。本当に多くのサイトがモバイルファーストに移行すると思われます。

モバイルファーストインデックスへのサイトの追加は既に開始

Googleは、モバイルファーストインデックスにサイトを追加を既に開始しています。しかし、現時点ではまだ多くありません。

備考:
ブロギングライフは、2月第2週にモバイルファーストに移行されました。詳しくは本記事の後で紹介します。

サイトがモバイルファーストに移行したかを知るポイント

「サーバーログをチェックしてGooglebot mobileが最も多くクロールしていれば、サイトがモバイルファーストに切り替わったか分かります。サイトがモバイルファーストにスイッチされる時、モバイルのクローラーは興奮した子供のように動き回ります。(行動します)多くのクロールを見ることになるでしょう。」とGary Illyesさんが語ったとMarieさんは、ツイートしています。

この話を聞いて、なるほどと思うところが多々ありました。具体的にお話すると、ブロギングライフは既にMFIに移行したことを確認できました。

Search Consoleのクロールの統計情報でクロールされたページ数をモニターする

Gary Illyesさんは、サーバーログをチェックすれば分かると述べていますが、サイトがモバイルファーストインデックス(MFI)に移行した場合は、Search Consoleのクロール統計情報のクロールのページ数などの統計データが激増するため分かります。

2018年2月以降に、特にサイトに変更をしていないにも関わらず、Search Consoleのクロールの統計情報でクロールされたページ数が突然、大幅に上昇したらモバイルファーストに移行した可能性が高いです。

サイトのドメインを変更(引っ越し)したり、HTTPからHTTPSへ移行すると、移行直後から突然、クロールページ数が激増します。(ドメインの変更、HTTPSへ移行、サーバーの引っ越しをされた方は、ご経験された方も少なくないかと思います。)これはサイトの引っ越しが行われたため、引越し先のURL(とコンテンツ)の解析をクローラーが集中的に行うためと認識しています。

モバイルファーストにインデックスを移行した場合、モバイルのクローラーがサイトの全てのURLの解析を集中的に行うため、クロールするページ数が激増します。

ブロギングライフのSearch Consoleのクロール統計情報の1日あたりのクロールページ数は。2月10日頃から上昇し、12日と13日はこれまでの平均に比べ約3倍弱まで上昇しました。

バズるなどの理由で検索経由のアクセスが突然増えたりすると、その直後にクロール数も普段より大幅に増えたりします。しかし、2月10日から15日頃までの間のサイトのアクセス数は通常と変わりませんでした。

Gary Illyesさんの話から、上記クロールのスパイク(激増)はMFIへの移行だった可能性が高いことが分かりました。

Google モバイルとデスクトップのクローラー訪問比率で確認する

2017年12月15日に行われたEnglish Google Webmaster Central office-hours hangoutで、John Muellerさんはモバイルファーストインデックスへ移行した場合、サーバーログを見ると分かると述べています。上記、Gary Illyesさんの話と合致します。
これまでの比率としては、およそ8割がデスクトップのクローラーで、2割がモバイルクローラーですが、モバイルファーストになるとモバイルクローラーの比率が多くなり、恐らく比率は逆転するだろうと、John Muellerさんは語っています。

Googleは、クローラーの種類を公開しています。以下は現在のデスクトップとモバイルのクローラーの情報(ユーザーエージェントの文字列)です。

デスクトップ Googlebot:

Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html) または(まれに使用): Googlebot/2.1 (+http://www.google.com/bot.html)

モバイル Googlebot:

Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

上のボットのアクセス比率で、モバイルのボットが圧倒的に多くアクセス(クロール)するようになっていれば、モバイルファーストに移行していることが確認できます。

ブロギングライフのアクセスログを調べてみたところ、以下のボットのアクセスが圧倒的に多くなっていました。上記のGoogleの公開しているモバイルのクローラーと合致しています。モバイルとデスクトップのクローラーのアクセス比率はJohn Muellerさんがおっしゃっていたように8割2割程度になっています。

Browser: Chrome version 0.0 running on Android
Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

完全に余談になりますが、GoogleのモバイルクローラーのIPアドレスを覚えてしまいました。IPアドレスを見れば、モバイルクローラーだと分かるようになってしまいした。(苦笑)

感想、考察

ブロギングライフの場合は、デスクトップのアクセスが圧倒的に多いです。訪問するユーザーの8割以上はパソコンです。モバイルは、2割未満と少ないです。AMP対応していますが、正直に言って、アクセスは本当に少ないです。サイト運営関連の情報を見るのは、現在もパソコンが中心であることを示しています。(サイトのコンテンツにもよると思います。)

モバイルは全く強くないサイトなのですが、なぜか昨年の夏にSearch ConsoleのAMP ベータサイトになりました。当時、AMP化しているブロギングライフよりもアクセスもあり、運営期間も長い他のサイトはベータの対象にはなりませんでした。なぜブロギングライフが選ばれたのか不思議です。(もう一つ、別のサイトもベータに選ばれましたが、そのサイトへのアクセスはモバイルが8割近いので納得できました。)

細かくは見ていませんが、運営する他のサイトは、まだMFIには移行していないと思います。なぜ、先にブロギングライフがMFIになったのか不思議に思っています。GoogleのWebmaster チームか、サンプルサイト的な位置付けになっているのかもしれません。(一応、色々フィードバックなどは送っていますが、それは別にブロギングライフ固有ということではなく、一般的なフィードバックです。)

検索アナリティクスなどでは、MFIの移行による変化は全く感じませんでした。MFIに移行しても基本的には、検索順位やアクセスは変わらない(大きな変化はない)と以前からJohn Muellerさんは語っていましたが、その通りだったと実感しています。

何か気付いた点や変化があった時は、更新情報を投稿する予定です。

2018年3月20日追記:

Googleは、これから多くのサイトがモバイルファーストインデックスに移行する予定であること、モバイルファーストインデックスに移行したサイトにはSearch Consoleで通知を行う予定と発表しました。

Google モバイルファーストインデックス移行時、Search Consoleで通知すると発表

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