
Google サイト運営者向けツールバー (Publisher Toolbar)は、Chromeの拡張機能アプリの1つです。Publisher Toolbarを使用すると、運営するサイトのページ上にある広告情報をリアルタイムで表示し管理することができます。
サイトに掲載される広告の詳細な情報を確認したり、必要に応じて広告のブロックを行ったり、広告の問題をGoogleに報告することも可能です。
サイト運営者向けツールバーには広告オーバーレイと呼ばれる機能があり、サイト運営者が自分のサイトに表示される広告を誤ってクリックすることを防止することができます。
一日に何度も運営するサイトのページを表示して確認している場合、ページの広告が表示されるとインプレッション収益の対象となるため注意が必要です。プレビューで表示しても広告が配信され、表示されること(インプレッションにカウントされる可能性)があります。広告オーバーレイを有効にすると、インプレッション収益の対象となりません。運営サイトの確認表示を頻繁に行う人にとって、サイト運営者向けツールバーは必須のツールになります。
Publisher Toolbarは、AdSenseを掲載するサイトの運営者にとって必須と言えるツールです。本記事では、Publisher Toolbarの特徴と設定方法について紹介します。
目次 - Table of Contents
サイト運営者向けツールバーのインストールと設定方法
Publisher Toolbarのページ のページにアクセスして、[CHROMEに追加]ボタンを押します。表示されるダイアログで[追加]をクリックします。
Chromeのブラウザ画面の右上にPublisher Toolbarのアイコンが追加されます。(下の画像の矢印部)
アイコンをクリックすると、Welcome画面が表示され、接続するサービスのリストが表示されます。AdSenseの右に表示される有効(Enable)のボタンを押します。Publisher Toolbarの承認許可画面が表示されます。
[許可(Allow)]を押して、Publisher ToolbarのAdSense アカウントへのアクセスを許可します。
AdSenseに接続するとPublisher Toolbarのアイコンがグレーからブルーに色が変わります。
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広告オーバーレイを有効/オンにする
Chromeの右上に表示されるPublisher Toolbarのアイコンをクリックして、accountサマリーを表示させます。画面右下の広告オーバーレイのスイッチをスライドしてオンにします。(広告オーバーレイの特徴)
以上でサイト運営者向けツールバーの設定は完了です。
Google サイト運営者向けツールバーの機能と特徴
Publisher Toolbarは、Chromeの拡張機能です。
AdSense アカウントのサマリー(概要)
Chromeのブラウザ表示ウィンドウの上部右側に表示される拡張機能のリストアイコンの中にあるPublisher Toolbarのアイコン(下の画像で矢印で示しています)をクリックするとAdSense アカウントのサマリー(概要)が小ウインドウで表示されます。
下はアカウントサマリーの表示例です。本日(現時点まで)、昨日、今月の見積もり収益額と先月の収益額が表示されます。
上の画面で収益額のサマリーの下に指定期間のTop5のカスタムチェネルかURLチャネルの見積もり収益を設定して表示することができます。AdSense カスタムチェネルについては以下の記事をご参照下さい。
CPM収益アップに繋がる! AdSense カスタムチャネルの特徴と作成方法
運営するサイトのAdSense 広告が表示されているページでは、以下の画像のようにページ内の広告が”Ads on this page”の欄に一覧で表示されます。

広告の一覧には、オーバーレイされた広告を見分けやすいように各広告のサイズ情報が色分けされて表示されます。続いて、”ユニット名”、”広告主のURL”、”ターゲットタイプ”が表示されます。その隣の丸が重複するアイコンをクリックすると、該当する広告にアイコンが点滅して見つけやすくします。
広告情報一覧の右側に表示される [fa class=”fa-external-link fa=2x”] をクリックすると、該当する広告の詳細情報が小ウィンドウで表示されます。
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広告オーバーレイ
Publisher Toolbarを有効にした状態でChromeで運営するサイトを表示すると、サイト内の広告に緑色のオーバーレイ(半透明のスクリーン)が被される様に表示されます。オーバーレイの左上の角に広告サイズが表示されます。以下の画面では、336×280のサイズです。
備考:
336×280の広告コードは一回り小さい300×250の広告が表示されることがあります。上の画像では、300×250の広告が配信されています。
サイズ表示の部分をマウスオーバーすると、広告主のトップドメイン、広告主名、広告ネットワーク(下の画像では、Google AdWords)が表示されます。
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広告の詳細情報
オーバーレイされている広告をクリックすると、詳細情報が掲載された小ウィンドウが開かれます。
”広告詳細”ウインドウには以下の様な情報が含まれています。
- 広告スロット名、またはID
- 広告サイズ
- パフォーマンス指標(見積もり収益、クリック数、RPM等)
- スロット購入広告ネットワーク名
- 広告主名
- ターゲットタイプ(広告タイプ)
- フォーマット
- 広告主のURL
- リンク先 URL
- 広告のプレビュー
広告詳細情報に加え、以下の様な機能も備えています。
- URLのブロック(赤枠)
- 広告のブロック(同上)
- 広告ネットワークのブロック(同上)
- 広告に関する問題の報告(オレンジ枠)
- 広告の詳細の記入(同上)
サイトに適していないと思われる広告が表示された場合に、速やかにブロックしたり、広告に関する問題をGoogleにレポートできる便利な機能です。
Publisher Toolbarは、Google アナリティクスとも接続することができます。
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