
デジタル機器の普及、発達に伴い、日常生活にデジタル機器の利用は欠かせないものになってきています。しかし、デジタル機器の過度な利用は、健全な生活を送る上での妨げになったり、精神的な負荷が高まったり、十分な睡眠を取れなくなりがちになるなどの弊害が起こる場合も発生しています。
2018年5月に開催されたGoogle I/Oにおいて、デジタル機器を健全に利用する構想、Digital Wellbeingが発表され、Digital Wellbeingに基づいた端末の機能やツールが紹介されました。
YouTubeでも、Digital Wellbeingに対応した機能として、YouTubeの視聴時間の表示、休憩を促すメッセージ表示や一日一度の通知などの新機能が2018年8月28日に発表 され、同日より使用可能となっています。今回発表されたYouTube Digital Wellbeing 機能を紹介します。
YouTube 視聴時間
ユーザー(視聴者)にどのくらいの時間視聴しているかを知らせるために、アカウントメニューから視聴時間(Time watched)のプロファイルページを見ることができるようになりました。視聴時間プロファイルでは、今日、昨日、過去7日間のYouTubeビデオを見た時間が表示されます。また、視聴時間を管理するためのツールとして、休憩を促すメッセージ表示スイッチも追加されています。
制限時間に達すると休憩を促すメッセージ
ユーザーが視聴する時間を自ら把握することで、視聴時間の制限(リミット)を設けたいと考えることも発生すると思います。視聴時間の制限を設定すると、設定時間に達した場合に、休憩を促すメッセージページが表示されます。
一日一回の通知 (ダイジェスト配信)
YouTubeからの全てのプッシュ通知を一日一度にまとめて指定した時間に通知を受け取るように設定することができます。
ダイジェスト配信はデフォルトでは無効(オフ)になっています。
通知のサウンド(音)とバイブレーションを無効にする
睡眠中にスマートフォンからサウンドやヴァイブレーションによって通知が届いたことを知らされると、睡眠の妨げになります。そのため、午後10時から午前8時までの間の全ての通知は、音とヴァイブレーション無しで送信されるようにしています。ユーザーは、サウンドとヴァイブレーションを無効にする時間帯を設定することができます。
Googleは、Digital Wellbeingについて積極的に取り組んでいくことを表明しています。今後、さらに新しい Digital Wellbeing 機能なども追加されてくると予想しています。
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