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アクティブ ビュー 視認可能率とは

アクティブ ビュー 視認可能率とは

AdSense 管理画面からのパフォーマンスレポートを表示すると、デフォルトで主要なパフォーマンス指標データが表示されます。これらの指標は、収益パフォーマンスに関わりがある重要度の高いものです。

AdSense パフォーマンスレポートの主要指標

左から5番目(右から3番目)のページRPMの指標と右から二番目のインプレッション収益については、既に紹介記事を投稿しております。本記事では、アクティブビュー 視認可能率について説明致します。

アクティブビュー 視認可能率とは

AdSense ヘルプには、アクティブ ビュー の視認可能率は、「測定可能なインプレッションの総数の内、視認可能なインプレッションの割合です。」との説明があります。この部分を読んで、直ぐに理解できる人は少ないと思います。簡単に言うと、表示される広告数に対して、実際にユーザーに見られる広告の数の割合のことです。順を追って、説明致します。

測定可能なインプレッション

広告が実際に表示されて視認可能な状態(アクティブビュー 視認可能)であっても、何らかの理由でデータを収集できない場合があります。例えば、広告コードがiframe内に設置され、広告が表示されている場合、視認性は測定できないことがあります。広告の代替画像やデフォルト広告が配信された場合、ユーザーが視認できても視認可能として取り扱われません。

広告が表示されれば視認可能で測定も可能です。つまり表示された広告(視認可能なインプレッション)は、測定可能なインプレッションとなります。詳しくは以下をご覧下さい。

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視認可能な(閲覧できる)インプレッションと視認性とは何か?

Google AdSense は、IAB (Interactive Advertising Bureau) で定義された条件に従って指標を表示しています。インプレッションは、ユーザーのブラウザに表示された時点で、視認可能なインプレッションとして取り扱われます。IABは、視認可能なインプレッションの条件を「広告のピクセルの50%がブラウザウィンドウで継続して1秒間視聴可能である」と定義しています。(視認性とアクティブビュー / パフォーマンスレポート – AdSense ヘルプ )

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視認可能なインプレッションと収益の関係

広告がユーザーに見られるなければ収益は発生しません。視認性を高めることは収益を増やす機会を得ることに直結します。

AdSenseの[最適化]のページに、以下のような「広告が確実にユーザーの目に触れるようにする」と言うような改善推奨メッセージが表示されることがあります。

AdSense 視認性の改善推奨

広告がユーザーに見られなければ、クリックされることはありません。ユーザーに広告が見られることによって、収益が発生する機会が生まれます。

アクティブビューのインプレッション単価

AdSenseのパフォーマンスレポートで、入札単価タイプの中で「アクティブビューのインプレッション単価」という項目があります。これはAdWordsの入札の選択肢の1つとして提供される、視認可能と判断されたインプレッション(アクティブビュー視認可能)に対して支払われるインプレッション単価の事です。

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広告が視認されない具体例

広告が視認されないことは少なくありません。具体的な例を以下に記します。

例1: 広告は読み込まれてから表示されるまでに時間がかかります。コンテンツの上部に設置されている広告が表示される前に、ユーザーがスクロールダウンした場合、広告はユーザーから見られないことがあります。

例2: 最初に表示される画面内に広告が設置されていない場合、ユーザーが表示されたページをスクロールせずに離脱した場合は、広告はユーザから見られることはありません。

例3: 記事の最後、またはページの下部に広告を設置していた場合、ユーザーが広告が表示されている部分までスクロールせずに離脱した場合、または、途中で他ページへのリンクをクリックして移動した場合、記事の終わりやページの下部の広告は見られることがない状態となります。

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アクティブビュー 視認可能率の平均値

Googleの調査によると、全てのインプレッションの内、56.1%の広告は見られていない。パブリッシャーの平均の視認性は、50.2%と発表しています。(データ: 5Factors of Display Viewability, think with Google)

視認性の分布についてGoogleの調査結果

大まかなところでの平均の視認率(アクティブビュー視認可能率)は50%です。視認可能率は、広告の設置されている位置や広告サイズ、形状との関連もあります。モバイルとデスクトップなど画像のサイズやユーザーの閲覧方法などとも関係があります。

備考:

一般的に、ページの上部に配置されている広告は、記事下の広告よりもアクティブビュー視認可能率は高くなります。また、縦長の広告は視認率が高いです。一方、モバイルの広告は、ユーザーが素早くスクロールしたりすることも多く、離脱も早いため、視認率が低くなるのが一般的です。詳しくは以下の各項目の説明をご参照下さい。

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アクティブビュー視認可能率を改善する上で考慮すべきこと

アクティブビュー視認可能率を上げるために考慮した方が良いことについて以下に紹介します。

視認性は様々な要素が関わっている

上に例を挙げて紹介したように、広告はユーザーから見られないことは比較的良くあります。平均の視認可能率も約50%です。視認性は様々な要素が関わっています。視認性を向上させることは重要ですが、単に視認率を見て、低いと言うだけで良し悪しを判斷することはできません。

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ファーストビューのページ内上部の広告は表示時間が重要

基本的には、最初に表示される画面内に配置された広告は、視認率は高くなる場合が多いです。しかし、広告の表示に時間がかかる場合は、視認率は低くなります。広告データが読み込まれてから表示されるまでの時間が遅ければ遅いほど、視認率は下がります。最初に表示される画面の上部に配置されている広告(通常バナー広告)は、表示されるまでの時間がかかる場合は、視認可能率は低くなります。

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記事下の広告は視認率は低め

サイトを訪問したユーザーが最後まで記事を読んでくれることが望ましいです。しかし、実際には最後まで記事を読むユーザーはそれほど多くありません。そのため、記事下(記事の最後)に設置した広告の視認可能率は低いのが通例です。大まかな目安としては、20%あれば高い方です。(ページの長さがある程度ある場合、記事下の視認率が10%台は普通です。)

記事下広告の視認率は、記事の長さ、ボリュームにもよります。長い記事になればなるほど、視認率は低くなり、短い記事は逆に視認率は高くなるのが通常です。

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縦長の広告は視認率が高め

ページは、ユーザーがコンテンツを見ながら、上から下にスクロールするのが通常の操作の流れです。そのため、縦に長い広告のほうが視認率が高くなる傾向があります。(縦が短いと素早くスクロールすると広告が視認可能な時間、最低1秒より短くなる可能性があります。)

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ページ単位の広告はアクティブビュー視認可能率が非常に高い

ページ単位の広告は表示された場合は、通常1秒以上見られる可能性が高いため、視認率は通常の広告と比べると非常に高くなるのが通例です。

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AMPページの広告は視認率は高めになる

AMPページは、ページが瞬時に表示されるのが大きな特徴です。広告の表示も高速化の技術が取り入れられています。それでも、コンテンツの表示に比べると広告表示が遅いため、さらなる高速化の技術開発が行われています。AMPページの広告は表示が早いことから、表示前にスクロールされて見られる機会ロスが減少するために、視認率は高めになる傾向があります。

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アクティブビュー視認可能率の改善方法

視認率を改善すると収益が高まる可能性があります。以下に、基本的なアクティブビュー視認可能率の改善方法についてのアプローチを紹介します。

パフォーマンスレポートで広告ユニット別に分析評価を行う

パフォーマンスレポートで、レポートタイプに[広告ユニット]を選ぶと、広告ユニットごとの収益データが標示されます。アクティブビュー視認可能率も指標に含まれています。広告ユニットによって、視認可能率が大きく異なることが分かると思います。視認率が低くても、収益が高い広告もあります。

記事下の広告は視認率は低いですが、収益パフォーマンスは良い場合も少なくありません。記事下に広告を設置するのは、広告配置の基本です。記事下の広告は、視認率が低くても特に改善する必要はありません。(改善する方法はないです。)

サイドバーの広告は、パソコン画面では縦長の300×600のワイドスカイスクレーパーが視認率は高めになります。サイドバーでも、配置を少し上下に変えてみたりして、パフォーマンスを比較し、設置位置を調節するのも1つのアプローチです。または、レクタングルとワイドスカイスクレーパーで比較して、パフォーマンスの良い方を選ぶというのも一案になります。

バナー広告の場合、視認率は表示スピードとの関係が大きいので、視認率が低い場合は、表示スピードを改善する工夫などを検討してみるのも良いかと思います。

視認率が低く、収益性も悪い広告は、継続して設置するか、設置場所を少し変えるかその他の改善策などを含めて対策を検討することをお勧め致します。

アクティブビュー視認可能率についてAdSenseの[最適化]で改善項目として表示されていても、特に対処する必要はない場合もあります。

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アクティブビュー視認可能率を高める方法

Googleのドキュメントなどに紹介されている視認率(アクティブ ビュー 視認可能率)の向上の基本や方法を以下の記事で紹介しています。

広告の視認性を高める方法

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