
時折、テスト中と思われるAdSense の新しい広告フォーマットを見かけることがあります。テスト結果で評価の良いフォーマットは、その後、本格的に導入されることもあります。最近では、モバイル画面での関連コンテンツ一番上のお勧めコンテントのサムネイル画像が大きく表示される新フォーマットは、2017年の後半に本格的に導入されました。
今回、ページ単位の広告で、テスト中と思われる新しいフォーマットのアンカー広告を見つけたので、紹介致します。
AdSense ミディアムレクタングル アンカー広告
アンカー広告は、画面の下からせり上がって表示される形式を採用しています。通常のアンカー広告は、320×50のサイズが標準です。今回見た新フォーマットのアンカー広告は、最初に表示される大きさが300×100程度(高さが100px位)で、広告の上部が表示されました。
表示される部分から、全てではなく一部が表示されていることが分かります。広告の枠上部中央の上に向かった矢印上の部分をタップすると、広告が上にスライドして全て表示されます。表示される広告サイズは、300×250のミディアムレクタングルです。
幅は300px程度で、通常のアンカー広告(幅320px)より若干狭いです。通常のアンカー広告と同様に広告枠中央の突起部に表示される下矢印をタップすると広告が下にスライドして非表示となります。
アンカー広告の枠上部は継続して表示されています。矢印をクリックすると広告を再び表示して見ることができます。
アンカー広告でミディアムレクタングルのサイズは大きいようにも思いますが、最初に表示される大きさは上部100px程度なので、ユーザーエクスペリエンスを阻害する程ではないと思います。ユーザーは「なんだろう?」と少し驚く感じの印象を持つと思います。ユーザーによっては、煩わしいと思う可能性もあります。
以下は、本記事で紹介した新フォーマットのミディアムレクタングルのアンカー広告の表示例のYouTube ビデオです。
ページ単位の広告では、通常と異なる変わったフォーマットの広告を見かけることがあります。今回のミディアムレクタングルのアンカー広告もその一つです。通常のアンカー広告は、モバイル画面下に表示されますが、画面上に表示されるアンカー広告もあります。色々な表示形式やフォーマットのテストを行なって、結果が良好なものは本格的に採用される可能性もあります。
本記事で紹介したアンカー広告に大きなサイズ(ミディアムレクタングル、300x250px)の広告表示テストは、その後、あまり見ずに姿を消しました。テストのみで、本格導入は見送られたことを示しています。
2020年2月に枠とタブの色や形状が異なるデザインのアンカー広告が表示されているのを見つけました。以下の記事で紹介しております。
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