ブロギングライフ

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新しいドメインプロパティが アカウントに追加される条件と理由

新しいドメインプロパティが アカウントに追加される条件と理由

先週、運営するサイトのトップドメインをSearch Consoleに新しく加わったドメイン プロパティの登録を行いました。本日、Google Search Console Teamから、「新しいドメインプロパティがアカウントに追加されました」(New Domain properties added to your account) のメッセージが届きました。

Search Console にログインすると、同様のメッセージが表示されていました。

Search Consoleアカウントに表示される「ドメインプロパティが追加されました」メッセージ

届いたメール(英語)のスクリーンショットを以下に添付します。

ドメインプロパティ追加のGoogle Search Consoleからの通知メール

Message type, メッセージタイプ: [WNC-20079368] で、タイトルは”New Domain properties added to your account”(新しいドメインプロパティがアカウントに追加されました)です。

Search Consoleにログインして、プロパティ表示部をクリックして表示されるプロパティリストには、以下の様にメールの通知に記載されていた新しいドメインプロパティが追加されていました。新規追加されたドメインプロパティには、右側に”New”の表示が付いています。

Search Consoleのプロパティリストに表示されているドメインプロパティのリスト

新しいドメインプロパティが自動的にアカウントに追加される条件と理由

米国時間2月27日に英語のウェブマスター公式ブログにおいて、ドメインプロパティの機能追加が発表されました。(ドメインプロパティ発表時のブロギングライフの関連記事

ドメインプロパティは、DNSによる認証を行います。DNSレコードの設定は、DNSサーバーの種類などによって若干異なります。

自動的にドメインプロパティが追加される例

自動的にドメインプロパティが追加されるケースは以下のようなものが考えられます。

  • DNSの認証設定を行ったトップドメインにwww以外のサブドメインが存在する場合
  • Bloggerのサブドメイン(blogspot.com)のブログ

ブロギングライフでは、サブドメインを使用して関連サイトを運営しています。ブロギングライフでは、発表後、直ぐにトップドメインのドメインプロパティの設定を行いました。しかし、サブドメイン毎のドメインプロパティは登録しませんでした。今回、追加になったのは、www以外のサブドメインで運用しているサイトのドメインプロパティです。

Bloggerのサブドメイン(blogspot.com)で運用しているブログも、今回、自動的にドメインプロパティが追加されました。

ドメインプロパティが自動で追加される理由

ドメインプロパティが導入された背景としては、これまでのwww付きと無し、httpとhttpsなどでそれぞれ別のプロパティを作成したり、Search Console上で別々にインデックスや検索パフォーマンスのデータを見なければならないことは不便であるというようなユーザーからのフィードバックに対応したことが理由の一つとしてあります。

新しいSearch Consoleでは、検索パフォーマンスで見れる期間が大幅に延長され最長で16ヶ月間みることができるようになりました。しかし、その間にhttpからhttpsに移行した場合、httpsへの移行前と後での検索パフォーマンスの比較を行う上で、別々のレポートを見比べる必要がありました。(プロパティセットを使用すればできました)

サイトはwww付きとwwwなしのどちらかに統一して表示するのが通常です。検索でのランキング付けからもwww付きとなしのどちらかにすることが推奨されています。www付きと無しのどちらかで表示するようにしているので、実用上は運用している片方だけプロパティ登録すれば良いのですが、何かの理由(リダイレクトやカノニカルタグの設定が適切でないなど)でもう一方のドメインにインデックスやアクセスが発生する可能性もあるため、より厳密に運用管理する上ではwww付きと無しをそれぞれプロパティ登録することも必要な場合もありました。

ドメインプロパティでは、http, https, www付きと無しを一括してデータで見ることができます。トップドメインを登録した場合には、m.example.comやsubdomain.comなどのサブドメインも含めて管理することができます。

サブドメインも含めて一括管理できることは便利ですが、特定のサブドメインのドメインプロパティを利用することも利便性が高いです。例えばサブドメインで、httpからhttpsへの移行を行った場合に、両者を統一してデータを管理できることは便利です。

以下の様な記載がウェブマスター公式ブログのドメインプロパティ導入の発表記事にあります。

If you already have DNS verification set up, Search Console will automatically create new domain properties for you over the next few weeks, with data over all reports.

訳:

DNSの認証設定が既に行われている場合は、今後数週間の間にSearch Consoleは自動的に全てのレポートのデータを含めた新しいドメインプロパティを作成します。

(訳終わり)

トップドメインのDNS認証が行った場合で、www以外にサブドメインで運用するサイトがある場合、サブドメインのサイトのドメインプロパティが自動的に作成されます。

Bloggerのサブドメイン(blgospot.com)の場合、自動的に認証が行われているため、httpとhttpsを一括して管理できるドメインプロパティが作成されます。

ユーザー側ですることはある?

Search Consoleに、自動的にドメインプロパティが作成された場合、ユーザー側で特に何かする必要はありません。Search Consoleのレポートなどを見る場合は、httpとhttpsを分けて見たいというような特に何か理由がない場合は、ドメインプロパティでレポートを見るほうが便利です。

ドメインプロパティは、認証がDNSのみなど、これまでのプロパティとは少し勝手が違うところもありますが、恐らく短期間で標準的なプロパティ設定として普及すると予想しています。

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