
AdSense自動広告は、URLグループを作成して広告の表示設定を制御することが可能です。広告を非表示にするURLをグループ化して広告を非表示に設定することもできます。自動広告による広告は非表示となりますが、<head>タグ内には自動広告のコードが設置された状態となります。通常は、自動広告の設定で広告を非表示にすることで問題ないのですが、AdSenseポリシー違反やDMCA著作権侵害によってGoogle検索削除となったページには、自動広告コードが設置されているとポリシー違反となります。
WordPress プラグイン Header and Footerを使用して特定のページでAdSense自動広告コードの挿入を無効にする設定方法を別記事で投稿しておりますが、本記事では、広告設置管理を行うプラグイン Ad Inserterを使用した設定方法を紹介します。
目次 - Table of Contents
プラグイン Ad Inserterを使用してAdSense 自動広告のコード挿入の制御を行う
Ad Inserterを使用してAdSense 自動広告のコード挿入を行う場合、特定のページでのAdSense 自動広告のコード挿入の無効化を比較的、簡単に設定することができます。
AdSense 自動広告のコード挿入の制御は、コードを設置する際に条件を設定するPHPの記述を加えることで行います。Ad InserterをインストールしてAdSense 自動広告コードを設置する方法は以下の記事をご参照下さい。
Ad Inserterを使用して AdSense 自動広告のコードを設置する方法
Ad Inserterをご利用になってAdSense 自動広告コードを設置する場合は、他の方法で設置しているコードを削除する必要があります。ページ上に2つ以上の自動広告コードが設置されているのは適切ではありません。また、他の方法で設置されたコードがあると、Ad Inserterでのコード挿入を無効にしても、他の方法による自動広告コードが設置されたままとなります。作業を行う前に、他の方法で設置した自動広告コードの設置を無効、削除して下さい。
特定のページで自動広告コードの挿入を無効にする設定方法
プラグイン Ad Inserter によるコード挿入は、PHPコードを加えて利用することができます。PHPのコードで、コードの挿入の条件を指定することで、特定のページで自動広告コードの挿入を無効にすることが可能です。
非表示を行う固定ページ、投稿のIDを取得する
固定ページや投稿のIDは、その記事の編集画面を表示している時のURLに記載されている番号です。以下の例では、123がIDです。
IDをコピー、メモするなどでして番号を記録しておきます。
PHPで自動広告コード挿入の条件を指定する
WordPressの条件分岐タグを使用して、特定のページを指定して、コード挿入の条件を指定することができます。例えば、特定の固定ページで、広告を非表示する場合は、”!is_page( ‘ID’ )”と入力します。記事ページ(投稿)で広告を非表示する場合は、”!is_single( ‘ID’ )”と入力します。
WordPress条件分岐タグの指定例
記事(投稿)ID17ではコードを挿入しない
!is_single( ’17’ )
複数の記事IDでの挿入を無効に指定する場合:
!is_single( array( 17, 19, 21 ) )
固定ページID 123ではコードを挿入しない
!is_page( ‘123’ )
複数の記事IDで挿入を無効に指定する場合:
!is_page( array( 123, 456, 789 ) )
IDの代わりにスラグを使用することもできます。WordPress 条件分岐タグの使い方は、Widget Logicなどと同じです。設定方法について等、詳しくは、以下の記事をご参照下さい。
ウィジェットロジックで特定ページの広告を非表示にする方法
WordPress条件分岐タグは組み合わせて指定することも可能
条件分岐タグは組み合わせて指定することもできます。例えば、記事(投稿)ID17と複数の固定ページでコードの挿入を無効にする場合は以下の記述となります。
!is_single( ’17’ ) && !is_page( array( 123 , 456, 789 ) )
AdSense自動広告コードにPHPの条件指定コードを追加する
Ad Inserterの設定ページを表示し、AdSense自動広告コードの前後にPHPの条件指定コードを以下の手順で追加します。
① ギアアイコンをクリックします。
② ”Header”タブをクリックします。
③ コードのモードをPHPにするため、PHPボタンを押します。
④ PHPの条件設定コードを自動広告コードの前に追加します。
コードの前に追加するコード例:
ID 123, 456, 789の固定ページでは、自動広告コードを挿入しない条件を指定したコード記述。
WordPressの条件分岐タグは、固定ページと投稿ではタグが異なります。ここで紹介している例は、固定ページの非表示設定です。投稿の場合は、条件分岐タグがis_pageではなく、is_singleとなります。
⑤ コードの後にPHPコードの終端コードを追加します。
⑥ [Save Setting]ボタンを押してコード設定を保存します。
設定作業は以上です。
実際にページを表示し、コードの設置制御の確認を行う
サイトのページをブラウザーで表示して、ページのソースコードを見て、AdSense自動コードが含まれているかいないかの確認を行って下さい。指定したページでは、コードが含まれず、指定されていないページではコードが含まれていれば大丈夫です。
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