
AdSense では、ポリシーで禁止コンテンツ を定めています。禁止コンテンツに該当するページでは、Google 広告を掲載したり、検索向けAdSense の検索ボックスを設置することを認めていません。ページによっては、禁止コンテンツに該当するか簡単に判別できるものもあれば、しづらいものもあります。
AdSense ポリシーは、具体的に細かく定めてある箇所もありますが、包括的な形式で記載されることが多いです。具体的に違反する例を記載しても、それに完全に合致するものでなければ、該当しないと言うような解釈をされることを防ぐ意味もあります。例を増やしていくと、キリがなくなったり、あまりにも多くなって、逆に分からなくなる弊害が発生することもあります。
Google AdSense 公式アカウントのアダルトコンテンツ・ポリシーに関するセミナービデオ
Google AdSense 公式アカウントが、2013年に「違反例とポリシー対応方法 – これであなたもポリシーマスター」と言うタイトルの動画を投稿しています。このビデオは、Adsense のポリシーのオンラインセミナーの前編として配信されたものです。特にアダルトコンテンツに関しての説明に焦点を当てた詳細な説明があります。動画の長さは49分です。内容はとても充実していて、AdSense のポリシーを理解することの参考になります。
水着の写真はアダルトコンテンツとなるか?
Google AdSense 公式アカウントが投稿したオンラインセミナーのビデオの中で、「水着の写真は、アダルトコンテンツとなるのか?」について、具体的に説明している部分があります。
Googleの社員さんがポリシーチームの人にグラビアアイドルの水着の写真を見せて、「この写真はアダルトコンテンツに該当しますか?」と質問したところ、この写真一枚では判断できない。」と返事されたエピソードを紹介しています。ポリシーに違反しているかは、その写真がどの様な意図で使用しているか、掲載されているページ全体を見ないと判断することはできないと説明しています。
上記説明をしている箇所を以下に添付します。(以下のビデオでは再生ボタンを押すと、指定した時間から動画の再生が始めるように設定しています。)
写真単体ではなく、ページ全体の内容によって判断
写真単体同じ写真であっても、ページにおける取り扱い方によって、アダルトコンテンツに該当することもあれば、該当しない場合もあります。ページ全体を見て、その写真をどの様な意図で使われているかなどで判断するとのことです。
グレーなコンテンツは避けるのが無難
以前は、ポリシー違反となった場合は、サイト単位で広告配信が停止されていましたが、2017年5月からページ単位でのポリシー違反処分に変更となっています。そのため、特定のページでアダルトコンテンツと判定されても、そのページの広告配信が停止されるだけなので、以前と比べるとサイト運営者の負担や収益機会損失のリスクは低減されています。
しかし、Google AdSenseで、サイト単位からページ単位にポリシー違反処分を変更したことは、禁止コンテンツに対する取り締まりも厳しく行っていく方向にあることを示しているのではないかと考えています。
軽微な処分であれば、違反しても構わないということではありません。考え方にもよりますが、自動車などの運転免許でも軽微な違反処分であれば、違反しても良いということではないのと同様です。違反履歴が蓄積するようなことは避けるべきです。
違反かどうか判断に迷うようなグレーなコンテンツには、AdSenseの広告を掲載しない方が無難です。
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