
AdSense インフィード広告は、ホームページ、カテゴリー、タグの記事一覧のリスト表示の中に溶け込むように表示されるネイティブ広告です。インフィード広告は、サイトの記事一覧などの表示形式に合うようにカスタマイズして、フィード内に設置します。
2018年1月の後半から、AdSense の広告作成にサイトのフィードの表示形式に合わせたインフィード広告フォーマットの自動作成機能が追加されました。インフィード広告フォーマット自動作成機能の利用することで、簡単にサイトの記事一覧表示に合わせたインフィード広告を作成することができるようになりました。
インフィード広告をWordPresssのサイトに設置する方法は、テーマの機能を利用する、プラグインを使用する、テンプレートのソースコードを編集して設置する3種類があります。
インフィード広告の設置機能を備えているWordPress のテーマでは、テーマの機能を利用することで簡単にインフィード広告を設置することができます。しかし、インフィード広告の設置機能を備えていないテーマの場合は、ソースコードを編集するかプラグインを使用するかのどちらかになります。
前者はある程度の知識と経験が必要です。プラグインを利用するとテーマと同様に比較的手軽に設置することができます。しかし、インフィード広告のサポート機能を備えているプラグインはあまりありません。
WordPressの広告設定、管理を行うプラグイン、Ad Inserterはインフィード設置機能を標準(無料版)で備えています。本記事では、Ad Inserterを使用したAdSense インフィード広告の設置方法を紹介します。
目次 - Table of Contents
Ad Inserter とは
Ad Inserter は、非常に高機能な広告設定、設置、管理を行うことができるWordPressのプラグインです。他のプラグインでは、プレミアム版でサポートしているような機能も標準でサポートしています。
テーマによっては、プラグインによるインフィード広告の設置(フィードへの挿入)ができないものもあります。(記事一覧の表示形式の方法が異なるなどの理由によります。)
Ad Inserterをインストールしていない場合は、WordPressのプラグイン[新規追加]から、Ad Inserterを検索してインストールして下さい。
インフィード広告コードの作成と設置の流れ
インフィード広告は、サイトの記事一覧表示に合わせるネイティブ広告のため、基本的にモバイルとデスクトップの2種類の表示に合わせた広告を作成して、それぞれの画面用に設置を行います。
モバイルとデスクトップの画面用にそれぞれインフィード広告を作成し、広告コードをコピーして、Ad Inserterで設定を行います。インフィード広告の作成については、フォーマット自動作成機能を使用したインフィード広告作成方法をご参照下さい。
プラグイン Ad Inserter を使用したインフィード広告の設置方法
ここでは、例としてパソコン画面でのインフィード広告の設置設定手順を紹介します。
WordPressのダッシュボードのメニュー[設定]から[Ad Inserter]をクリックし、設定画面を表示します。
Ad Inserterは、標準で16通りの広告コードの設定を行うことができます。広告コードの設定は、画面上段の管理番号のタブをクリックして切り換えて行います。
広告コードの貼り付け
黒色で表示される欄内に、パソコン画面向けに作成したインフィード広告コードを貼り付けます。
自動挿入の設定
“Automatic Insertion” の表示の右の欄内をクリックします。デフォルトの表示は、”Disabled” (自動挿入が無効)となっています。欄内(デフォルトの場合は、”Disabled”)をクリックしドロップダウンリストの中から、”Between Posts”を選びます。
広告挿入ページの指定
“Automatic Insertion” の下右に表示されるページタイプの中からインフィードを表示させるページにチェックを入れます。インフィードの場合のページタイプの選択肢は、以下の4種類です。
- ホームページ
- 検索ページ
- カテゴリーページ
- タグ/アーカイブ ページ
上の画面では、例としてホームページのみを選択しています。
デバイスの指定
インフィード広告の場合は、モバイルとデスクトップで異なる表示形式となることが通常です。そのため、表示するデバイス(機器)を指定します。黒色の広告コード入力欄の下のタブの中から、”Devices”をクリックするとデバイスの選択設定が表示されます。
“Use client-side detection”の欄にチェックを入れます。続いて、広告コードを挿入するデバイスの種類にチェックを入れます。ここでは、”Desktop” (パソコン)を指定しています。
タブレットのフィードの表示形式がパソコンと一緒の場合は、タブレットもチェックします。(オプションです)
フィード内の挿入場所の設定
黒色の広告コード入力欄の下のタブの中から、”Misc”をクリックすると様々な条件設定を行うための設定部が表示されます。タブの中から”Filter”をクリックします。
“Filter insertions” の右の欄に数字を入力して、フィード内に表示される何番目の記事の次に表示させるかを指定します。6と入力した場合は、6番目の記事の次にインフィード広告を挿入して表示する設定です。
2箇所に設定する場合には、”3, 6″のように入力します。(ダブルクォーテーションは必要ありません。数字の後に、カンマを挟んで次の数字を入力します。)”3, 6″の場合は、3番目と6番目の記事の後にインフィード広告を挿入する設定になります。
設定の保存
黒色の広告コード入力欄の右下の”Save All Settings”のボタンを押して設定を保存します。以上で、パソコン画面向けの設定は完了です。同じ手順で、モバイル画面用のインフィード広告の設定を行います。
インフィード広告表示の確認
AdSenseの広告はコード作成後、表示されるまでに時間がかかります。設定作業後、しばらく時間をおいてから、インフィード広告の表示確認を行います。
インフィード広告の設定を行なったページを、Chromeなどのブラウザーで表示します。以下は、本記事で紹介した設定を実際に行っているSimplicityのテーマを使ったホームページのスクリーンショットです。6番目の記事の後にインフィード広告が挿入されています。
Ad Inserterを使用したインフィード広告設置例
simplicity
以下のページで、実際にAd Inserterを使用したインフィード広告設置の表示をご覧になれます。Simplicityは、標準でインフィード広告の表示をサポートしていますが、表示位置は決まっています。以下のページでは、記事一覧の3番目の次はテーマの機能、6番目の記事の後はAd Inserterでインフィード広告を挿入しています。
ブロギングライフ Simplicityでは、インフィード広告を含めて、AdSenseの広告の設置例などを実際にご覧いただけます。
Lightning
Lightningの場合は、テーマでインフィード表示の機能は備えていませんが、Ad Inserterを使用してインフィード広告を設置することができます。デフォルトの記事一覧表示形式に自然な感じで調和して表示することができます。
以下のページで、WordPress 無料テーマ Lightningを使用したサイトでのAd Inserterによるインフィード広告設置の表示例をご覧になれます。3番目と6番目の記事の後にインフィード広告を挿入しています。
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