
関連コンテンツは、AdSense ネイティブ コンテントレコメンデーション広告です。関連コンテンツユニットは、コンテント推奨ツールとして2015年4月に発表されました。2016年3月からベータ機能として、サイト内の推奨コンテンツに加えて広告表示オプションが追加されました。登場から現在に至るまでに、関連コンテンツは表示形式の追加や変更、機能拡張、カスタマイズ、表示制御等、進化し続けています。
関連コンテンツの表示フォーマットの変化
スライドタイプ
2015年当初のフォーマットは複数個の推奨コンテンツユニットが枠内に表示され、下部に左右にスライドさせるナビゲーション機能が付いたものでした。
行列タイプ
2016年後半から行列形式の表示フォーマットが加わりました。スライダー形式と行列形式のフォーマットが選択できる時期を経て、行列形式に一本化されています。表示行列数は、広告ユニットのサイズで自動的に決められる形態から、現在は行列数を指定して表示するカスタマイズ設定が可能です。
モバイル新フォーマット
2017年後半から、モバイル画面では一番上のお勧めコンテンツが大きく表示される(下画面の青枠部)フォーマットが登場しました。2018年にはこの表示フォーマットがデフォルトとなっています。
関連コンテンツとリンクユニットのコンボ
さらに2017年第4四半期以降、モバイルの関連コンテンツユニットにリンクユニットが加えて表示されるコンボ形式の表示が登場しました。こちらも2018年初め頃から、標準で表示される様になっています。
これまでの事例から、関連コンテンツは、新しい表示形式などをテスト表示して、評判の良いものは標準機能としてサポートする方式を採用していると認識しています。
広告表示位置をテスト中?
関連コンテンツの中で表示する広告の数は、最大3個が通常です。(テストで4個以上表示されたものを見たことがあります。)広告の表示位置は基本的に決まっています。
今回、パソコン画面で関連コンテンツの広告、通常とは異なる位置の表示形式に出会いました。テストだと推測しています。モバイルでも、広告の表示位置が通常と異なるものを見たことがあります。
広告の表示位置によって、CTRも変わってくると思います。統計を取って、よりパフォーマンスの良い位置に表示するように変更されたり、広告表示位置もいくつかのバリエーションを持たせるなどの展開の可能性もあります。
関連コンテンツの表示制御機能
関連コンテンツは、ドメイン単位で利用の承認が行われます。表示されるおすすめコンテンツの対象は、サブドメインも含まれます。特定のサブドメイン、サブディレクトリ、固定ページ、記事を、おすすめコンテンツの対象から除外するなどの関連コンテンツ表示制御もベータ機能でサポートされています。
関連コンテンツの今後の展開について
AdSense 関連コンテンツは、他社のコンテントレコメンデーション型広告の数段先を行く非常に高度で先端技術を利用した広告ユニットです。現時点でもかなりの完成度だと思いますが、今後、さらに進化していくのではないかと予想しています。
おすすめ記事の関連度の向上、パソコン画面でのリンクユニットとのコンボ、広告表示位置のバリエーション追加、AMPでの新フォーマット等、様々な展開の広がり、機能追加の可能性が考えられます。
今後、実際にどのような進化をしていくのか興味を持ちながら、引き続き、AdSense 関連コンテンツの動向をウォッチしていきます。
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