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関連コンテンツの表示制御設定方法 – サブドメインを非表示にできます

関連コンテンツの表示制御設定方法 – サブドメインを非表示にできます

AdSenseの関連コンテンツは、サイト内の関連する記事を表示する強力なエンゲージメントツールです。推奨された記事をユーザーがクリックして見ることで、ページビュー数の増加やユーザーの滞在時間を伸ばす効果が得られます。

更新情報:
本記事で紹介している関連コンテンツの制御機能は、テキストでルールを指定したxml ファイルをルートディレクトリーに設置することで制御するものです。2018年10月中頃からAdSenseアカウントから関連コンテンツの詳細を設定することができるようになりました。この新機能についての詳しい設定方法は、以下のページをご覧下さい。

AdSense 新機能! 関連コンテンツの詳細設定管理機能が利用可能になりました!

関連コンテンツで表示されるおすすめ記事は、ルートドメイン上の全てのコンテンツ(ページ)が対象となります。サブドメインにサイトが設置されている場合、サブドメインの記事も関連コンテンツで紹介されることがあります。関連コンテンツが設置されているページと関連性の高い記事をシステムが自動的に選択するのですが、時折、サブドメインにある関連性があまり高くない記事が表示されることもあります。

備考:
関連コンテンツの設置を開始した最初の頃は、関連性の精度もあまり高くありません。関連コンテンツの運用期間が長くなると、関連性の精度も上がっていきます。

異なる分野の内容を取り扱うサイトをサブドメインで運用している場合、関連コンテンツではサブドメインの記事を表示させたくないと思う運営者の方も多いと思います。

本記事では、関連コンテンツに表示される記事を制御する方法を紹介します。ここで紹介する設定を行うことで、サブドメイン、特定の記事やディレクトリ以下の記事をを関連コンテンツで表示される記事候補の対象から外したりすることができます。

概要

トップドメインのルートに制御ルールを定義したXMLファイルを設置すると、クローラーがファイルの内容を読み取って、設定に基づいた関連コンテンツの表示を行うようになります。制御ルールを定義するファイル名は、”google_matched_content_rules.xml”です。ファイル内にプレーンテキストで制御ルールを記載します。ファイルの設置場所は、ルートディレクトリです。

関連コンテンツの表示制御ルールとして、ホワイトリストとブラックリストが用意されています。ホワイトリストに表示する記事やディレクトリ、ドメインを指定したり、ブラックリストに表示の対象から外す(非表示にする)指定ができます。

関連コンテンツの表示制御設定手順

表示制御するファイルを作成

表示制御を行うファイルを作成します。ファイルの作成は、テキストエディターを使用することをお勧めします。(リッチテキストエディターは使用しないで下さい。)Windowsの場合は、Notepad++がお勧めです。マックの場合は、TextEditを使用します。ファイル内に記述する内容については、以下の各項目をご参照下さい。

表示設定を記述して、ファイル名を”google_matched_content_rules.xml”にして保存します。

“google_matched_content_rules.xml”をルートディレクトリに設置

FTPを使用して、表示制御を記載したファイル”google_matched_content_rules.xml”をルートディレクトリに設置します。

備考 / 注意事項:
サイトのルートディレクトリは、レンタルサーバー会社の仕様などによってパスが異なります。エックスサーバーの場合、ルートディレクトリは、”example.com/public_html”のところです。(wp-admin, wp-content, wp-includesなどのディレクトリーも格納されている場所です。)ミックスホストの場合は、”/public_html/example.com”がサイトのルートディレクトリです。

制御ルール

  • 制御ルールは、<rules>と</rules>の中で定めます。
  • ブラックリスト:指定されたURLを表示の対象外にします。
  • ホワイトリスト:指定されたURLを表示の対象にします。
  • 一行毎にURLを指定します。
  • アスタリスク”*”の使用が可能です。アスタリスクを使用することで、特定のサブドメインやディレクトリ以下のコンテンツをまとめて指定することができます。
    • www.example.com/* は、www.example.comのコンテンツが全て対象となります。
    • subdomain.example.com/*は、サブドメインのコンテンツが全てが含まれます。
    • www.example.com/category/*を指定した場合は、categoryパス以降のURLが全て対象となります。
  • URLの指定には、プロトコル(http://やhttps://)を含めません。

制御ルールの記載例

特定のURL(ページ)を非表示にする

例えば、「お問い合わせ」と「プライバシーポリシー」のページを表示の対象から外す場合は、以下の様にURLを指定します。

<blacklist>
<uri>www.example.com/contact></uri>
<uri>www.example.com/privacy-policy></uri>
</blacklist>

特定のディレクトリを非表示にする

WordPressでは、タグやカテゴリーは”tag”, “category”がパスに含まれます。カテゴリーページを非表示にする場合の例です。以下の様に記載すると、”www.example.com/category以下のページは、表示の対象ではなくなります。

<blacklist>
<uri>www.example.com/category/*></uri>
</blacklist>

注意:
categoryの後に”*” (アスタリスク)が付いています。

特定のカテゴリページを表示の対象外にする場合は、以下の様に記載します。

<blacklist>
<uri>www.example.com/category/exclude/*></uri>
</blacklist>

上の記載では、”exclude”と言うカテゴリーに含まれるページ(“exclude”のパス以降のURLが対象)を非表示にする指定です。

特定のサブドメインを非表示にする

以下の様に記載すると、サブドメイン(subdomain.example.com)上にあるコンテンツはおすすめ記事の対象外となります。

<blacklist>
<uri>subdomain.example.com/*></uri>
</blacklist>

表示の対象を指定する

関連コンテンツのお勧め記事に表示される対象をホワイトリストで指定することもできます。

CMSのパーマリンクの設定によっては、”example.com/2017″の様な形式で年などで分類されている場合があります。以下の様に記載すると、www.example.com/2017とwww.example.com/2018で始まるURL(2017年と2018年)の記事のみ表示の対象となります。

<whitelist>
<uri>www.example.com/2017/*></uri>
<uri>www.example.com/2018/*></uri>
</whitelist>

注意事項:
ホワイトリストで指定するURLは、200ページ以上必要となります。200ページに満たない場合は、ルールが適用されません。

制御ファイル google_matched_content_rules.xml のサンプル

以下は関連コンテンツ表示制御ファイルのサンプル例です。

サブドメイン(subdomain.example.com)、お問い合わせ、プライバシーポリシー、タグ一覧ページを表示対象から除外する設定です。

<rules>
<blacklist>
<uri>subdomain.example.com/*</uri>
<uri>www.example.com/contact</uri>
<uri>www.example.com/privacy-policy</uri>
<uri>www.blogging-life.com/tag/*</uri>
</blacklist>
</rules>

補足説明、注意事項

設定が反映されるまでの時間

クローラーが訪問し、関連コンテンツのデータベースを更新させるまでには時間がかかります。本設定を行なってから、数日程度では、通常、変更は反映されません。早く変更される場合もありますが、通常は時間がかかります。記事を削除しても、しばらく検索インデックスに残っていて記事名で検索すると、検索結果に表示されたりすることと基本的には同じです。設定が反映されるまでの、大まかな目安としては数週間程度です。(早い場合もありますが、時間がかかる場合もあります。)

最近は100記事未満のサイトでも、関連コンテンツが利用可能になることがあります。ホワイトリストで表示設定する場合には最低200記事必要な条件があるように、サブドメインなど表示を無効にした際に、残った有効となる記事数が少ないと動作しない可能性があります。

本記事で紹介した関連コンテンツの表示制御設定方法について

ブロギングライフでは、AdSense 利用規約を遵守するように努めています。ベータ版などで一般に公開されていないと思われる情報に関して記事にすることを検討する際は、事前にGoogleに問い合わせを行うようにしています。

本記事を投稿するにあたっても、事前にGoogleに問い合わせを行いました。本機能についての記事は、米国のAdSense ポリシーチームに確認をとって承諾を得ています。しかし、本記事内に記載されている関連コンテンツの制御方法は、現時点でGoogleから一般に公開はされていない情報です。従って、本記事で紹介している制御方法の動作は保証はされていません。仕様は予告なく変更になる場合もあります。

本サイト、ブロギングライフでは、サブドメインのブロギングライフ BB を除外する設定を行なっています。設定後、サブドメインの記事が関連コンテンツに表示されたことはありません。

備考:
以前、ブロギングライフで関連コンテンツを設置した際、サブドメインのブロギングライフ BBのコンテンツは画像がないものが多いため、関連コンテンツにサムネイル画像が表示されずテキストのみの表示となってしまいました。そのため、ブロギングライフ BBを、異なるドメイン(独自ドメイン)に移動させていました。本記事で紹介する関連コンテンツ表示制御を導入後、ブロギングライフ BBを再びサブドメインに戻して運営しています。

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