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モバイル画面上に表示される ページ単位のアンカー広告

モバイル画面上に表示される ページ単位のアンカー広告

AdSenseのページ単位の広告は、登場時はアンカー広告とモバイル全画面広告の2種類のみでしたが、その後、ページ単位の広告コードの機能を使用して、自動的にページ内に広告を表示させるQuickStart等、新しい機能が追加されています。さらに新しい広告機能もベータ版で提供されています。

AdSenseの広告は、新しいフォーマットのテストが、不定期に非公開で行われることがあります。テストの評価結果によって改善や変更が行われたり、新しい広告のフォーマットが追加されたりすることもあります。2017年後半にモバイル表示での関連コンテンツのデフォルトの表示形式が新しくなったことも、1つの例です。

2018年3月22日追記:

本記事で紹介している画面上に表示されるアンカー広告は、標準機能となりました。現在アンカー広告は、画面上の表示がデフォルトになっています。

AdSense トップアンカー広告が標準化!収益効果も高い!?

アンカー広告とは

ページの下部に固定されて表示される広告を、アンカー広告と呼びます。船舶などに使用されるアンカーが語源です。

アンカーは水上に浮かぶ船を、風や潮の流れなどから停泊している位置に留めるための器具です。アンカーには様々な形状があります。以下の画像のような左右に弧を描く形状のものが、最も良く知られている伝統的なアンカーの形状です。このアンカーの形状は、Admiralty Patternと呼ばれるものです。”Fisherman” (フィッシャーマン)と言う名前でも知られています。基本的な形状は何百年も変わっていません。

昔の船に使用されていたアンカー
Admiralty アンカー:Public Domain, Wikipedia Commons

アンカー広告はスクロールしても画面の下に固定されて表示されることなどから、アンカー広告と名付けられたと思われます。

下ではなく上に表示されるアンカー広告

アンカー広告は、通常モバイル画面の下側に表示されますが、時折、画面上に表示される場合もあります。

モバイル画面の上部に表示されるアンカー広告

画面上に表示される方が、広告の視認性は高くなります。アクティブビュー視認可能率は、広告サイズの半分以上が1秒以上画面に表示されている視認可能なインプレッションの割合です。視認可能なインプレッションでも、画面上部の方がユーザーの注意を引きやすいです。

アンカー広告はアクティブビュー視認可能率が高いのが特徴ですが、上部に表示されると、実質的な広告効果も高いのではないかと推測しています。表示回数に対して広告料を支払うCPM広告にも適しているように思います。

画面上に表示されるアンカー広告は、テストか既に導入済みかは現時点では不明ですが、通常のアンカー広告や全画面広告と同様にある一定の条件や頻度でシステムが判断して表示していると認識しています。

アンカー広告が、今後も上部に表示される場合は、テストではなく標準仕様として加わった可能性が高いです。

若干の表示形式の変更が行われてきたAdSense アンカー広告

ページ単位の広告のアンカー広告の表示枠の色は、当初のグレーから現在は暗みがかったブルー・グレー系の濃い色に変更されています。枠の形状や中央の突起部分の形状なども若干変更になっています。

以前のアンカー広告は、表示後、スワイプオフすると完全に非表示となっていましたが、現在のアンカー広告はスワイプオフすると広告は見えなくなりますが、広告表示枠の突起部は継続して表示される仕様になっています。

アンカー広告枠の突起部(スイッチ)

突起部をタップすると、非表示となっていた広告が再びスライド表示されます。添付画像は、上に表示されるアンカー広告の枠例になります。下に表示される通常のアンカー広告でも同様の仕様となっています。

アンカー広告枠の突起部は、アンカー広告の再表示を可能にするスイッチとも言えます。

備考:
アンカー広告は、バックグラウンドで広告がロードされ、画面上に見える位置にスライドして表示する仕様になっています。スワイプオフして、非表示にするのは、実際には画面外に移動させている状態です。広告枠の突起部をタップすると再び広告が画面上にスライドして表示される仕様になっています。

その他のアンカー表示形式のテスト例

2017年の後半から、時折、ミディアムレクタングル(300x250px)サイズの大きめのアンカー広告が表示されることがこれまでにありました。1つ前の記事で紹介したミディアムレクタングルのアンカー広告は、Google AdSenseのテストバージョンと思われます。

表示される際の広告の表示などもいくつかパターンがあるようです。表示方法、形式などもいくつかのパターンをテストしていると推測しています。

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