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ads.txtとは? ads.txtの仕組み設置方法について

ads.txtとは? ads.txtの仕組み設置方法について

ads.txtは、デジタルメディアと広告産業向けの業界標準の技術とソリューションを実現するための非営利の研究開発コンソーシアム、IAB テクノロジー ラボラトリーが提唱する不正な広告インベントリーの販売を防止するテキストファイルの仕様です。ads.txtは、2017年6月27日にバージョン1.0の仕様がファイナルとして発表された比較的新しい(2017年第3四半期から一般に公開された)規格になります。

2017年9月にads.txtの仕様が更新され、現在の最新バージョンは1.01です。バージョン1.0では、ads.txtの設置はルートドメインのみとなっていましたが、バージョン1.01ではサブドメインの設置も可能となっています。Googleのクローラーは2017年中はルートドメインのみクロールし、サブドメインのファイルは無視するとヘルプページのFAQで説明しています。そのため、現時点でサブドメインに掲載している広告の情報もルートドメインに必ず含める必要があります。サブドメインのads.txtは、2018年の初め頃からGoogleはクロールを開始する予定とのことです。

ads.txtの仕組み

ads.txtは、不正にサイトの広告インベントリーを販売することを防止することを目的として定められたテキストファイルの規格です。サイト運営者(パブリッシャー)は、サイト上の認可した広告インベントリーの全てをリストにして記録したテキストファイルをサーバーのルートドメインに設置します。ファイルは一般に公開され、広告の購入者、サードパーティベンダー、アドエクスチェンジなどからクロールすることが可能となっています。

ads.txtは、必須ではありません。GoogleのDFPは積極的に推奨しています。ads.txtファイルによって、スプーフィング(偽装サイト、なりすまし)による不正な広告収入搾取を防止することが可能になります。不正な広告所得を防止することにより、結果的にサイト運営者にとっての所得を増やすことにも繋がります。

DFPによるads.txtの紹介と作成の仕方について紹介したYouTubeビデオです。


DoubleClick for Publisherのヘルプに、ads.txtについての説明 あります。

ads.txt ファイルは一行ごとに認定販売業者を指定します。各行には、フィールドと呼ぶ4つの設定項目があり、内、必須の設定項目が3種類、オプション(任意)が1種類あります。

<フィールド1(必須)> <フィールド2(必須)> <フィールド3(必須)> <フィールド4(任意)>

フィールド1: 広告配信システムのドメイン名、例:google.com

フィールド2: サイト運営者のアカウントID、例:AdSenseなどの場合、pub-で始まる16桁の数字

宣言には接頭辞 pub- と 16 桁の数字コードのみを指定し、サービス固有の接頭辞(ca-、ca-video- など)は削除してください。複数の Ad Exchange アカウントや AdSense アカウントを通じて収益化を行っている場合は、アカウントごとに行を分け、それぞれに対応する pub- コードを入力する必要があります。

 

フィールド3: アカウントまたは関係のタイプ

サイト運営者と広告システムが直接のビジネス契約を結んでいる場合は、”DIRECT”を指定します。フィールド2で指定したアカウントを管理しているサイト運営者の場合は、DIRECTです。

サイト運営者がフィールド2のアカウントからフィールド1のシステムを経由して広告枠の再販を委任した場合(例:アドエクスチェンジなどを利用してネットワークパートナーの広告を表示したりする場合)、”RESELLER”を指定します。

フィールド4: 認証機関のID (オプション)

認証機関、 Trustworthy Accountability Group(TAG)のIDがある場合は、フィールドにTAG ID指定します。GoogleのTAG IDは f08c47fec0942fa0 です。

GoogleのAdSenseなどのサイト運営者の記入例:

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
google.com, pub-0000000000000000, RESELLER, f08c47fec0942fa0

サイト運営者 ID(pub-16桁の数字) を確認する / AdSense ヘルプ

ads.txtをGoogleはどの様に使用するか?

Googleのヘルプページには以下のような説明があります。

ルートドメインに ads.txt ファイルが置かれている場合、Google はファイルの記載内容から、そのルートドメインでの広告配信が許可される Google 販売者アカウントを認識します。

上記で重要なことは、ads.txt ファイルがある場合、ファイルの記載内容から、広告配信が許可されるGoogle アカウントを認識するということです。つまり、ads.txtに記載されていない運営者IDの広告コードがそのドメイン上にあった場合、ads.txtに記載されていないことは広告配信が許可されていないと認識することを意味します。

2017年10月12日現在、SeesaaブログとA8netのブログでは、ユーザーのドメイン上にads.txtのファイルが置かれています。しかし、ads.txtにはユーザーのAdSense 運営者IDは記載されていません。そのため、AdSenseの管理画面では警告メッセージが表示されています。
追記: 10月12日、Seesaaから本件について発表がありました。10月中に対応を検討しているとのことです。

追記: 10月13日、A8netが本件についてのユーザーからの問い合わせに対して、ads.txtを削除したと返答を頂いたとの情報を頂きました。Seesaaも、ads.txtを削除する対応を行った様です。AdSense ヘルプフォーラムに頂いたご投稿のサイトを見てみましたが、ads.txtの設置はなくなっていました。

関連記事: AdSenseのホーム画面にads.txtに関する警告が表示される場合について

ads.txt はまだ普及が始まったばかりです

ads.txtは、任意です。ads.txtの普及率はまだ高くありません。(大手のメディアが中心です。)9月16日に投稿されたAD OPS INSIDERの記事には、Alexaのトップ10000のグローバルドメインの内、ads.txtを設置していたドメインは12.8%との調査結果が記載されています。

関連記事

 ads.txtに関連する市場動向とGoogleの取り組み

 

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